可愛くならなきゃダメですか?
ヘアアレンジ、コンタクト、そしてメイク。
女の子が可愛くなるための三大秘密道具と言ったら、大体この辺でしょうか。
……いえ、正確には、地味な女の子が可愛くなるための三大秘密道具ですね。
大抵の女の子は、可愛くなりたがるものですよね。
恋人のため、自分のため。あとは何でしょう……バズりのため?
まあ理由は様々なれど、可愛くなりたいと願うのが世間一般の「女の子」。私だって、その気持ちは多少理解できます。
その可愛さが天性のものであれ、努力して磨き上げたものであれ、より上を目指して頑張る。いつの時代も、そんな女の子は応援したくなりますよね。
でも、女の子が皆そうとは限らないでしょう?
かく言う私がそうです。女の子らしい可愛い服も、可愛く見せるメイクも、手の込んだヘアアレンジも、全くもって興味が湧かなくて。可愛いとは思いますが、それを自分が着たい、したい、とは思えないんですよね。そんなものはフィクションや画面の中の女の子たちで充分。
自分が美人だなんて微塵も思っていませんが、自分にそういうものが必要だとは、どうしても思えない。そういうの、柄じゃないですし。
恋人ができたら変わるのかな、なんて淡い期待を抱いていたこともありますが、全然ダメでしたね。人間、そう簡単には変わらないものです。
肌が荒れるから必要以上に化粧をしたくない、ってそんなにワガママでしょうか。
眼鏡の女の子って、そんなに地味ですか?
でも、あの人は言うんです。
『せっかく可愛いのに、勿体ない』だとか、
『肌綺麗なんだからあと少しいじれば絶対可愛くなれるよ』だとか。
……ほんと、余計なお世話ですよ。
最低限、恥ずかしくないくらいの化粧と髪型、あとはそれっぽい服装やらアクセサリーやら。それくらいはしますけど、それじゃ足りないんでしょうか。
したい人がすればいい。可愛くなるのも、恋愛も、結婚も。
それじゃいけませんか。
他人に迷惑をかけない範囲で、好きなことをしていたい。好きに生きたい。
そんなささやかな願いも、この時代じゃ贅沢なんですかね。
女の子は、可愛くなくちゃダメですか?




