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10.5

夏樹の過去編です。


何処かに俺の自由な場所が無いかな、それが今思う俺、永良夏樹の気持ちだった。小中学校では何時も通りの義務教育として学校に行かなくてはならない。

学校なんて面白くもないし、遠いいし、季節ごとに暑いとか寒いとか感じないといけないし、ああ、めんどくせぇ。


子供がそんな腐ったライフを逃げる唯一の所は家庭だと俺は思う、ゲームをやったり友達を家にまねて一緒に馬鹿したりで、そりゃあ勿論課題や親の手伝いをしないといけないけどそれでもゲームやれるほどの自由な時間があればそれは充分に幸せなライフをおくってると思うよ。


おれ? こんな現実逃避しているかのような口振りをしてるのにそれを聞いちゃう? まぁ教えてあげるけどさぁ。


俺の両親は大学の先生でさ、何時も自分の部屋で勉強をびっしりと脳に叩き込まれたり、学校ではテストがあるごとに満点を取らないと長ったらしい説教を受けないといけないしでそりゃあ毎日つまらないライフを過ごしているよ。


両親はそれを悪いとは思ってはなく、ましては兄弟もいない俺に集中して厳しくしてくるんだよ、本当にやめてほしいし、そんな先生を勤めていて上手くいかないからって露骨に出して俺に八つ当たりされても正直困るんだよな!


おっと、つい熱くなったな、冷静冷静。

まぁ今から話すのはそんな俺に、雪野とダチが出会った話をするからとくとみやがれよ。



***



「夏樹、風呂わいたからさき入りなさい」


音楽でも習っているかのような透き通った声が部屋の中でまで響いた。

机と向き合って勉強をしてた俺、永良夏樹は直ぐ様鉛筆を手から手放し椅子を後ろに引いて立ち上がり、返事と同時にタンスを開ける。


熊の絵柄が着いた白い服とジャングル見たいにモジャモジャ絵柄が着いたズボンと、一番上のふたの奥にあるパンツを取り出して俺はリビングにと足を運んだ。


「入いる」


覇気のない言葉を告げた。


「分かったわ、20分で出なさい」

「はい」


ちらりと親父の顔を見ると、俺の事なんて興味も示さないのかパソコンをいじっている。

まぁ何時もの事だけど…


ガチャリとリビングのドアを閉めて、洗面所にと向かう。

洗濯機の蓋を閉めて、その上に服と来る途中で手に取ったバスタオルを乗せて洗濯機の隣にある籠に寝て脱いだ服を置く。


ふと自分の姿が鏡に写し出された。


身長は140センチぐらい、黒髪で黒瞳、背中を見ると鞭でも撃たれたような長くて細い傷、ああこれは親父にやられたけど別に痛いだけだから大丈夫だ。

虐待と訴えて裁判に持ち運びたかったけどそんな事したら生活が苦しくなるからここは退いてあげた。

あとはこれと言ったチャーミングは無いな。


風呂に入り蛇口をひねると適度なお湯が俺の五感の一部である触覚が体に刺激される。


はぁとため息を吐く。


何で風呂に入るのに親に報告して、入る時間までも限られるんだよ、時間は良い、俺は長風呂派じゃないしどちらかと言うと20分なんて序の口だ。

だけど風呂沸いたと言っといて何でわざわざ風呂に入ることを報告するんだ、訳が分からんしじゃあ聞くなよ、勝手に入るよコノヤロー!。


と、愚痴を心の中に呟き、手にシャンプーを着けて頭に着ける。

適宜に泡が立ちシャワーのお湯で泡を落としたら何かムシャムシャしたのか俺は無意識に壁を殴っていた。


っ!

無駄に固いんだよこの家は。

説明しよう、この家の壁はダイヤモンドほど似た固さをして素材は…何だったっけなしらねぇ、まぁとにかく固いと言うことだけは覚えていてくれ。

って誰に話してるんだろうな俺は、ああ冷めた冷めた、もうでる。


シャワーの蛇口をひねりお湯を止める。

風呂から出て俺は洗濯機に乗せていたバスタオルで体を拭いて、パンツ、服、ズボンの順番で履く。


これもまた、風呂を出たこと報告しないといけないのだ。


「出た」

「分かったわ」


とまぁ、こんな感じでささっとリビングから離れ、直ぐ様自分の部屋に行くのだかここで俺のお楽しみがやって来る。

一瞬ゲームと思っただろう、生憎だが俺はゲーム、漫画、小説と如何にも遊べる道具が揃っていない、揃えたら捨てられるし、まぁそんな俺が唯一の楽しみと言うとこの家、俺の部屋の窓から失踪、いや言い方が悪いな、様はコンビニに行くのだが普通の人は玄関から行けよとツッコミを入れるかも知れないが俺の家庭ではそうはいかない。

なんて言ったってこの家は門限7時なのである。遅刻して帰れば説教及びご飯抜きを食らう、勿論7時以降も外出は禁止。

これはどうなんだろうな、俺の年は今15才、15才に門限7時

はちときついぞ。


と、こんな所で時間を貪っている時間はねぇな。

いざ出発…とサイフサイフ


窓から飛び出して俺は午後9時23分に失踪した。

地面に脚がついて歩き始める。


両親が何であんなに厳しいというと二人とも大学の先生何だよね、エリートたれっていうのかな、それなりに頭のいい学校の先生なんだけど二人とも僕を優れた人間に育てたいらしいんだよ、マジで迷惑、親の都合に俺が巻き沿い受けてる感じ?


ああっとな、ついでにいうと真面目に勉強してるのも嘘っぱち、さっきは机に向けて座ってたけどあれはただ鉛筆を転がしてただけ、知ってる? 鉛筆の先端に適当な数字を書き、コロコロ転がして目線だけでその数字を逃がさず見つめる反射神経の鍛え方があるんだけどさ、あれかなりの効果あるよ、


えっ何でそんな事を聞くかだって? そりゃあ今正に有効に使わせてもらってるから。


「ごめ、ご、許し、て」

「ねぇ、本当に便利だよな、あの鉛筆」


はは。俺思うんだけどさ、反射神経が良ければ喧嘩なんて無敵なんだよね、だって、たとえパワーが優れていようが避けてしまえば痛くないし。

あ、勿論筋トレも毎日欠かずに頑張ってるよ、反射神経とパワーを鍛えるなんて喧嘩にとっては一石二鳥だし。


「分かったか、今の話?」

「は、い」

「よぉし、じゃあ許す、バイバイ」


こうして俺はコンビニへと歩き続ける。


しばらく歩いたらコンビニの直ぐ近く、今待っている信号を渡ればもうコンビニは目の前だ。

そう考えているとピカッと赤から青に変わった。


俺は足を運びコンビニまで来たのは良いけど…あれはカツアゲか?

車を止める所に学生服を来た人が一人、あとは如何にも俺強いですよオーラを漂っている人が3人いた。


「テメー殴られてぇのか、早くだせってんだ」


間違いないな、可愛そうに回りの奴等は見てみぬ振りか、しゃあねぇ、いっちょう手助けしますか。


「おいおい、お兄さん、喧嘩なら俺にも混ぜてくれよ」

「あ?」


ああ、やっぱり喧嘩はストレス解散に良いよな、パンチ来てもすぅと避けてクロスカウンターが決まる、これ型が決まって気持ちいんだよ、見ろあの間抜け面、えって感じな表情してる。


「おい、どうした来ないのか? 来ないならこっちから行くけど」


相手はまるで化け物でもあったかのような猛然と逃げていく。

ふと一人学ランをきた、少年に目を着ける。

うむ、あの学ランは俺と同じか…


「よ、大丈夫か」


手をあげてそう挨拶、一瞬ビクッと動く少年だが直ぐに柔らかい表情になった。


「俺は、永良夏樹っていうんだ、お前は」

「上原安木、えぇと助けてくれて、ありがとうございます、ながらさん」

「敬語は良いって、夏樹でいい、宜しくな」


こうして俺は友達1号安木を手にした。




























感想、評価を待っています。

まだ続きがあり、あとらへんから雪野とか出てくるのでお楽しみに。

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