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皆さんは夢と言う言葉を知っているだろうか、恐らくは寝る夢叶う夢どっち、当たり前、お前は馬鹿かと言うサンテンポの返事が返ってくるであろう。

ある日雨に射たれていた青年が学校のグランドでこう呟いた。

何を目指し何の為に生きるか、夢? そんなものはただの夢であって叶うかは決まらない。

しかも叶う人は大抵は天才の人だ、俺みたいに御曹司でも無ければ理事長の孫ではない、いや1つだけ俺にはある家庭での両親の血が繋がっている。


両親の血、それはきっと誇る人もいれば憎む人もいる。

例えばの話をしよう、血があればそれが「DNA」に、親が何かのプロであればそれが子供にも大きく影響がでるが逆に親が理不尽にも体が弱く何らかの病気を患っていたら、それが子供にも「DNA」と言う言葉で尽く影響が出る、覚えていてほしい、誇る人は逃げずには済む、だが憎む人はそれが「DNA」である以上逃れれはしない。


青年は両親の血が繋がっていると言ったがそれは決して青年にとっては良いことではない、それは運が悪くも憎む人になってしまった。


だがそれはあちらの世界の話、青年はまだ知らない、今いる世界が自分の憎む「DNA」と言う呪縛を抗い人生を大きく変えることを。



***



「うあっと!」

「ひゃあ!」


隣で可愛い声が聞こえたが今はそれどころではない。


「なんだ、今の夢は」


そう呟き、手で顔を乗せる。


嫌に変な夢を見たな、何だったんだ今の夢は…まぁ考えても仕方ないな、俺は細かい事を気にしない派だし。

というより俺寝てたのか? いつの間に寝てたんだ、いや、待て、浮かび上がって来たぞ、確か俺は誰かに背後から何かを刺されたんだ。


夏樹は手で腹を触ると何やら違和感が感じた。


包帯か、まぁ確かにあれだけ攻撃を受ければそうなるわな。


と思いながら夏樹は出来事を思い出す。




「って、途切れて堪るかよコノヤロー!」


夏樹は喘ぐ呼吸の中立ち上がり、そう叫びながら意識が覚醒した。


誰だこいつ、見たことねぇ奴だ、いやこの世界は昨日来たばかりだからこんな奴は知るはずないがよ、この独特感は初めてだ。

俺と同い年ぐらいで身長も同じ、腰には1本の剣をたずさえてる。

不吉そう、それだ、目には見えないが不吉なオーラがこいつを纏っている感じだ。


そして夏樹の頭にこう横切った。

こいつは強ぇと。


「ほう、剣が身体に貫通したと言うのに立つか」


言葉はそう言うが口調と表情が冷淡で、夏樹は苛立ちを持つ。


「誰だテメーは、殴り殺すぞゴラ」

夏樹も冷淡な表情で言い返す。

「ふん、名乗る価値など無いな」

「あ?」


『駄目ですよ夏樹さん、熱くなったら』


夏樹と謎の奴でにらみ合う中で不意に頭の中に声が聞こえた。


「神か、相変わらずゴキブリ見たいに現れるな」

「…?」


奴は表情には出さないが心では夏樹が独り言を話始めたので

なんだ? と疑問に思い首を傾げる。


『ああ、声に出さないで下さい、オワリに聞こえてしまいます』

『おわり? こいつの名前か』

『はい、そうです』


低い声で漏らす神は何だか暗いと夏樹は気づいた。


『とんでもない化け物がきてしまいました』


化け物か、確かにこいつの纏う禍々しいオーラは何だか嫌な予感が体に感じるが。

そこら辺の弱い奴とは段違い、それはそれで別にどうでもいい、だかな俺の体に刃を貫いた事が気に入らねぇんだよ。

何処の馬の骨かは知らねぇがやられたらやりかえすのが俺の主義だ!。


『え~と勝手に盛り上がってるとこ悪いですが、夏樹さんには眠ってもらいます』

「はぁ! ふざけんな、てか勝手に心を読むんじゃねぇ!」

「何をぶつぶつ喋ってる」


ちっ眠ると言うことは薬か、だがそうはいかねぇ、俺はこいつを倒すまでは薬だろうと眠らん。


『え~い』


楽しそうな声と共に夏樹の頭にあの痛まわしき痛みが蘇る。


「痛い痛い!」


そっちかよ! 別の意味で眠らす訳かよ! くそっ痛みのせいで視界がボヤける。

にゃろう、負けて堪るかよ。


「おい、どうした、早く掛かってこいよ」

「お望み道理早く殺してやる」

『ああ! 駄目ですよ挑発したら』

「うるせ!」

「なっ! 私に向かってうるさいだと、許せん!」

「テメーにいったんじゃねぇよ! このボケ、カス、ち〇ち〇!」

「ひぃ、何だお前は、そんな下品な言葉を使って恥ずかしいとは思わないのか!」


剣を鞘から抜き、ぷるぷると震えながら夏樹の方へと向ける。夏樹はそれに何も動じず、さっきよりでかい声で言う。


「ああ、何度だって言ってやるぜ、ち〇ち〇ち〇ち〇!」

「何なんだお前は! も、もういい、覚悟しろよ!」


何だ効果抜群じゃねぇか。何か顔赤くなってるし、あいつ男だろう何故下品な言葉だけであんなタコが沸騰したかのように顔をしているんだ。っ!頭が 痛い。

今はそんな事気にしてる場合じゃねぇな。


「行くぞ」

「ちっ」

『させませんよ~』

「ぎゃああぁぁぁ!」


更なる痛みを味わらせられて俺は失神に陥った。


はい、回想終了。


はぁとため息を1つ、そして人指し指で空を指し憤怒な形相でツッコミを入れる。


「てかな、お前が邪魔しなければ俺は余裕にあんなやつをたおせれたんだよ!」



がそれは虚しくも神は応答せず、ただ夏樹の前に寒い風が吹いただけであった。

今の言葉でテイラはきょとんと夏樹を見て、誰に話しているんだろうと疑問を抱いたが、あえてそこは聞かない事にした。

夏樹が気絶している間にも、何とか生き残っている数で家を建て直したりしているが、その数はほとんど女の子しかいない。

当然残りの数は馬車から救った人達だが、どうやら盗賊は女の子しか人質を捕らなかったらしい。

理由は至って簡単なんだが、人質にとり夏樹を誘き寄せるのは当たり前、そこで女の子ばかりなのは奴隷商に売れば高値が着くからである。

大方奴等は夏樹を倒して、女の子を売りさばくつもりだったんだろうが夏樹に尽く計画を消された。


だから今この村にいる村人は殆んど女の子で家の修復をするのがとても荷が重い。

今の話の事を聞きながら夏樹も家の修復を手伝い半分ぐらいまで形になってきた。

村長も何とか目をあけて修復を励み、夏樹はよくその年で生きてたなと関心をしたがあえて声にださなかった。


やりながら夏樹はオワリと言う奴を聞く。

テイラ達も奴の事をよく知っている感じで夏樹は説明されていく程にみるみる楽しそうな表情には変わる。

奴は世界を旅している世界剣豪「冷水の風見鶏」と名乗っているらしく、その強さはドラゴン、様々な盗賊を倒していくんだが夏樹はドラゴンがどれぐらい強いのかが分からないので首を傾げる。

夏樹はテイラに聞き目を開いた。

その答えは戦闘を継いだした騎士を一万出しても倒すのが難しいとのこと。

それを奴が倒す程の実力なら夏樹が楽しそうな表情になるのは仕方がないだろう。


で奴がこの村に来たのは盗賊を倒すこと、どうやら猫耳がついていない夏樹を盗賊と勘違いされて斬りかかったらしいがそれを聞いた瞬間夏樹はぶちギレた。

そして謝らずに去っていったことに余計激怒、夏樹は次あったら絶対斬り返すと誓った。


目的を果たした終わっていたのでオワリは次の旅へと旅立ちを始めたのであった。


午後になり昼御飯を食べようとテイラの手作りをナグ、テイラ、夏樹、村長と言う形で揃って食べている。

ご飯は炎により無惨にも消されたが、テイラが夏樹と採集していたアモンの実があると気づき早速採集を再会したんだが最早手作りではないと夏樹がツッコミをいれたらテイラが泣きそうな顔をして、一発ナグのパンチを食う。

そんな雑談をしながらもふと夏樹はこんな事を言い出した。


「ナグが子作りすれば村人も元の数に戻るんじゃね」


これについては皆ご飯を吐き出す。

テイラは顔を赤くなり、ナグはぎゃあぎゃあ喚き、村長に関しては親指でナイスアイデアと立てられた。


昼御飯を食べおわり修復を励むなか夕方にしてようやくおわり夏樹は本を取り出した。


「お、なかなか中身はぎゅうぎゅうに詰まってるな」


呟いてページを見る。

本とは夏樹が神の領域から出た時に空から降ってきたあの本の事。

夏樹がぺらぺらとページを見ているその頃、テイラの話に移る。


「村長、お話があります」















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