表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ロボット  作者: いづる
PR
41/62

ソマ

ソマがいつものように部屋に入ってくると、中利はリンネが昨日来たことを告げる。

 早速、リンネが作ったという卵焼きをすすめる。


「美味しい、流石ですね。私の卵焼きと全然違います」


「まあ、ロボットだからね。完璧だけど、ソマの卵はまた手作りの味がこもっていて美味しいさ。それから昨日すべてリンネに聞いたよ。悪かったね。まったく○○のくせに、こういうことには頭がまわらなくて」


「ああ、いいえいいんです。私もお役に立てなかったら、リンネ様のお○○でいる意味がないですから」


「おまえは、優しい娘だね。良かったら、私の家での仕事のシフトを週5日に増やさないかい⁈」


「あっ、いえ、本当に気にしないでください」


「リンネのことを抜きにしても、来てほしいんだよ。あの写真立てを別の場所に移して、リンネの本音が聞けたんだし‥私に嫌われていると思っていたらしいんだ。本当にバカな息子だよ。我が子と同じように育てて来たのに、そんなこと思っていたなんてね。そのことに、行った初日に気が付いたんだろ。まったく大したものだよソマは」と豪快に笑っている。


 ソマは、うつ伏せになった写真立てを思い出していた。


「お礼なんていらないですから」


「いや、前から考えていたことではあったんだよ。嫌なら無理にとは言わないけれどね」


「そんな、嫌なはずはないです」


「じゃあ。決まりだね。曜日はいつでもいいから。今週から頼もうかね」


「あ、ありがとうごさいます。助かります」

(中利様ったら。私のした事なんて大したことではないのに‥本当に有難い)


(リンネのところに行ったらゆくゆくは、ソマにも近くにいてほしいと思っていたから。それが少し早まっただけだ。それに、その方がリンネもソマに会いやすくなるだろうから‥うふふ)中利はこの二人の行く末が、楽しみになってきていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ