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ロボット  作者: いづる
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第38話 保健室

 アンナは校長室に寄ってカナンに起こった事を伝え保健室に戻ると、廊下から楽しげな声が漏れているのを不思議に思った。そして、ゆっくりとドアを開けた。


「アンナ先生、どう?カナンの髪型」入って来たアンナに、ジェシカが尋ねる。


「カ ナン‥‥‥髪切ったの?不揃いさが、かえってかっこよくもあり、大人びていて素敵だわ」


「本当、すごいわよね。ジェシカってなんでも出来るのね」ホシカ先生もびっくりしている。


「ジェシカが‥ 本当にすごいわね」この子たちって、本当に器用なのね。そのことに感心していると同時に、カナンを交えて皆で談笑している姿がアンナはとても嬉しかった。


「算数と料理以外はね」とワイス。


「余計なことを言わないの」とジェシカ。


「髪の毛が伸びるまで、どうしたらいいのか考えていたのよ」とアンナ。


「さっき、アンナ先生すごい怖い顔して出て行ったけど、どうしたの?」と、ホシカの問いに三人も注目している。


「ああ。あんまりにも、こんなことをした三人に腹が立って今日一日、皆の前で立ってもらうことにしたわよ。校長室に寄ってことの成り行きも話してきたわ。当然、保護者にも連絡するって言っていた‥」


「すごい行動力ね。アンナ先生の隠された一面が少しずつ現れてきたわね」とホシカ。


「そ、そんな隠れた一面だなんて‥」


「わ、私アンナ先生に、酷いことを今まで言ってごめんなさい。ジェシカとワイスにも‥それと、みんなにも謝ろうと思っている」顔を真っ赤にしながら、一生懸命謝っていた。


「ふふっ、あの三人のやったことは、決して許してはいけないことだけど。カナンが、自分の過ちに気付けたのは、彼等のおかげかもね」アンナは言う。


「でも、アンナ先生が、こんなに熱血先生とは思わなかったわよ」とホシカ先生


「ねっ け つ?」


「うん、歩く音もドス、ドスン響いていたよ」ワイスは、真顔で言う。

 ジェシカもカナンも笑っている


「な、なんだか恥ずかしいわね」アンナは我に返る。

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