第37話 アンナの怒りー体罰?
保健室にカナンを預けて、特待生組へと向かっていた。ハヤテ達のカナンに対しての行為は、アンナの怒りを駆り立てた。。
『ドスン、ドスン、ドスン』と廊下から聞こえてくる音は、教室にいるマネや子供たちが気づくほど響いていた。
「マネ先生、廊下からすごい音がしているよ」みんなが、口々に近づいてくる音に恐怖感を募らせているとこの教室の前で足音が止まった‥とたん『ガラガラ』と大きな音を立ててアンナ先生が入ってきた。
「ア ン ナ」マネは、異変を感じながら呟く。
生徒たちも急なことで、視線は一斉にアンナに集まっていたが誰も言葉を発せなかった。
「私は、今とても怒っています。マネ先生には、悪いんだけど少し時間をもらいます」
有無を言わさず教壇のマネの横に立ち、生徒達に話しかける。
「今から、名前を呼ぶ者は前に出てきて。ハヤテ、テッシ、ジョウン前に出なさい!!」
「⁈」
「‥‥」
「?」
「おい、おまえら何したんだよ」
「アンナ先生相当怒っているわよ」ざわざわとした空気が流れていた。
『バン!!』誰も、前にでないことに苛立ちを隠せず、前にあった本を思いきり机に叩きつける。
「さっき、トイレでカナンが泣いていました。見ると、髪の毛が無造作に切られていたわ」
「えっ、酷いあんた達そんなことをしたの」
「ひどーい」
「かわいそおっ」
口々に女子が口にする。
「なんだよ。お前ら、みんなカナンは嫌いだって言ってたじゃないか」ハヤテは、ここぞとばかりに言い返す。
「そうだよ、俺らは、悪くない」
「そうだ」
「口でいうのと、そういうことをするのとじゃあ違うだよろ」普段は大人しいキジクがたしなめる。
「おまえら、そんな酷いことをしたのか。前に出ろ」成り行きを見ていたマネも、強い口調で言う。
渋々、三人は立ち上がってアンナの方へと集まった。
「今から今日一日、三人はみんなの前に立ってもらいます。給食の時間だけは、座ってもいい。他の教科の先生方にも言っておくから」そういうと、三人の立ち位置を決めてアンナは教室を出て行った。
「マネ先生、冗談だよな。新米先生がこんな事していいのか」ハヤテは、みんなの注目を浴びていたたまれない。
「そうだよ。こんなさらしもんみたいに‥」
「恥ずかしい‥」
「おまえら自分のことばかり考えていないで、カナンの気持ちを考えてみろ」マネ先生も強い口調で言う。
それから、教科ごとの先生が変わっても、三人は皆の机の前で、ずっと立たされていた。




