50話㉑
翌日、煌大は清恵を連れて、バイクで学院に登校した。清恵と共に教室に入ると既に陸遄と亞矢が登校しており、二人で仲良く話し合っていた。煌大はわざと意地の悪い笑みをしていた。二人が煌大と清恵を見ると手招きで来いと仕草をする。煌大は瞬時に普段の表情になって二人の所に行き、席に着くと陸遄が
「煌大・・・今・・・意地の悪い笑みをしていなかったか?」
「何のことかな?」
「ごまかすんじゃねぇ!!」
「父さんから聞いているんだ・・・亞矢と付き合うことができたんだろう・・・」
「「なっ!!??」」
陸遄と亞矢は声を揃えて唖然とした。陸遄はすぐに復活して
「その話・・・誰から聞いた?」
「父さんからだよ・・・父さんはハクリュウさんから聞いたって言っていたけど・・・」
陸遄の問いに煌大は正直に応えたら、彼は
「と、父さん・・・」
その場で落ち込んでしまった。亞矢はというと顔を赤くして呆然としていた。その後、午前の講義が終わると煌大は清恵を連れて食堂で昼食を取っていた。一緒にいたのは、陸遄たちであった。煌大は陸遄と周一に
「そういえば・・・陸遄・・・周一・・・亞矢と絵美をうちの組織に加入させるのか?」
優たちはえっといった表情をしていたが、今、ここにいない美雪姉たちや陸遄たちは清恵が『ジ・エンパイア』に入ったことを知っているのだ。煌大は陸遄と周一に亞矢と絵美を率いれるのかを尋ねる。そしたら、二人の反応は
「それは当人次第でしょう・・・清恵さんもそうだったんだろう」
「まあな・・・一応の確認だ」
陸遄の言い返しに煌大は確認という口上で言い返した。その会話を聞いてた亞矢と絵美はというと
「清恵は入ったの?」
「うん・・・背中に煌大くんのお父さんの組織のトレードマークを付けられているの・・・しかも・・・煌大くんからしてくれたの・・・煌大くんと同じ場所にね」
清恵は亞矢の問いに堂々と応えた。しかも、煌大と同じ場所と強調した。つまり、ペアルックである。二人はそれを聞いた途端、目をキラキラして彼資産の方を向いた。そういう彼氏さんは彼女さんからの視線の意図を理解し、自分らが刻まれている『ジ・エンパイア』のトレードマークを見せた。陸遄は右腕に、周一は左腕に刻まれていた。彼らの父である龍樹と秀二も同じ所に刻まれている。親も親なら、子供も子供である。亞矢と絵美は彼氏さんの刻まれた所を見て決めたようだ。
「「私たちも同じ所に刻んで!!」」
声を揃えて言うと、陸遄と周一は二人揃ってハァっと溜息をつく。そしたら、煌大が
「そういうことは放課後にやれ!!・・・優たちがお前らの腕に刻まれているマークに怯えているぞ」
四人は優たちの方を向くと、優たちはビクビクと何か恐れているように怯えていた。煌大、明梨たちは何となく理解した。もしかしたら、かの有名な剣士最強軍団『ジ・エンパイア』ではないのかと思っているのだろう。四人は怯えている優たちを見てガックリと項垂れていた。その後、煌大たちは午後の講義を終え、放課後の仕事も終え、自宅に向かって帰って行った。




