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50話⑲

 時を戻し、亞矢と絵美が陸遄と周一の後を追った後の煌大たちは店でお茶をしていた。途端に煌大の懐から振動を感じ取り端末を取り出す。端末の画面には陸遄の番号が表示されていた。連絡を取る。煌大は陸遄からの連絡を聞いて連絡を切る。そして、端末を懐に入れた。清恵が煌大に近づいて


「ねえねえ・・・今の誰からだったの?」


「あぁ・・・陸遄からだ・・・俺と亞矢はドライブに行くからと言っていたぜ・・・周一も絵美とドライブだろう?」


「そうなんだぁ」


 清恵はなんだとといった表情をしていると煌大は意地の悪い笑みをした。


「さぁて・・・陸遄と亞矢・・・周一と絵美・・・どういった展開になるのだろうか・・・吉と出るか凶と出るか?」


「な、なんか・・・意地の悪い笑みをしているよ・・・煌大くん」


 煌大はすぐに穏やかな表情になり


「そうかな?」


「そうだよ!!・・・絶対何か良からぬことを考えている顔だったよ・・・んっ・・・」


 清恵は何か言おうとしたとき、言葉が途中で途切れてしまった。それは煌大が清恵の唇を封じたからだ。しかも、煌大自身の唇でだ。二人を見ていた美雪姉たち。優たちはキャアアァァァァァアアと奇声を上げ、美雪姉たちは頭痛を感じたのか手で頭を抑えていた。清恵はというと煌大に唇が重なっているので


「んっ~~んっ~~~!!」


 抗議を上げているが顔を真っ赤しているので、嬉しそうにしているのかも知れなかったのだ。煌大は清恵の唇から離れると清恵は顔を完全に真っ赤しながら


「ぁぅ・・・・・・////////////」


 完全に茹蛸状態で固まってしまった。そんな清恵に煌大は


「甘かったな・・・清恵の唇は・・・」


「・・・・・・////////////」


 追い打ちに清恵はますます赤くし固まってしまっていた。その間に美雪姉が近づいてきて


「煌大・・・少しは自重しなさいよ」


「何を言っているんだ・・・美雪姉・・・それは俺が決める!!」


 美雪姉の告げ口をあっさりと反らして気分次第で決められることに彩華姉が


「いつか・・・清恵が壊れるぞ・・・」


 彩華姉が呆れながら言い返す。だが、煌大は


「えっ?・・・甘えてくるのが清恵の方からなのに・・・」


 言い返した内容に美雪姉、結女姉、彩華姉はえっといった表情をした。そしたら、三人はほぉほぉーと清恵に近づいていく。清恵は迫ってくる三人にビクビクと怯える。まるで、生まれたての子鹿のように・・・。煌大が仕方なく、止めに入る。


「姉さんたち・・・もうここまでしてあげなよ・・・そろそろ時間だし・・・帰ろう・・・それと俺は清恵の家で時間を潰してから帰るから」


 煌大は席を立ちながらそう言うと清恵を連れて店を出て行った。二人が店を出て行くのを見た美雪姉たちの心情は「(いずれ・・・清恵が煌大に従順になってしまう・・・いや、確実に壊れてしまう)」というのが心情であった。

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