50話⑪
その頃、煌大は電動自動二輪車でとある場所に向かう。その場所に着くと煌大はバイクを止めて、場所にあった店に入り、マスターに合い言葉を言うと店の地下に入って、地下のモグラたちから情報をもらいに行った。そして、地下のとある部屋に入ると地下の部屋にいたモグラの一人が煌大の姿を見て
「これは・・・坊ちゃま・・・今回はどういった内容で?」
「最近・・・おかしなことが起きていないか?」
「えぇ・・・『グラッセルン』の奴らがエスパルド剣士学院に手を付け始めました・・・父親の銀次さんも・・・お気づきようで」
「父さんが・・・ラウンズも・・・」
「はい・・・」
「分かった・・・詳しいことは・・・」
「詳しいことはこのメモリーチップに入っております」
煌大はモグラの一人からチップを受け取ると
「ありがとう」
と言いながらお礼金を出す。モグラはそれを回収して煌大はメモリーチップの中身を確認してから後にした。
その頃、朝宮家では清恵と亞矢は美雪姉たちから『覇気』を教わっていた。とはいっても、『武装』と『見聞』だけであるが、『覇王』は二人が覚醒しないと教えることができないので後にした。しばらくしたら、煌大が帰ってきた。清恵は煌大の姿を見て、煌大の元に走って行き、煌大に抱きついた。煌大は抱きついてきた清恵の頭を撫でていると清恵は煌大に撫でられていることで目を閉じて、煌大の胸に埋まった。そんな二人を見ていた美雪姉たちは微笑ましく見ていた。煌大は清恵を撫でながらあることを尋ねた。
「そういえば・・・清恵・・・答えたくなければ良いんだが・・・精霊の名前を教えてくれないか?」
そう精霊の名前である。清恵は煌大に抱き締めて状態で
「精霊の名前・・・?・・・私の精霊の名前はね・・・『雷光』って精霊なの」
清恵は精霊の名前を煌大に教えると、煌大は少々顔を引き攣りながら聞く。美雪姉たちもはぁっと軽く息を吐いた。どうやら、煌大と同じ心情であったらしい。煌大は確認のために
「なぁ・・・?・・・一応聞くが・・・女他の人に精霊の名前を明かしたか?」
「えっ?・・・亞矢以外には話してないよ」
煌大は目線で亞矢に確認を取ると
「うん・・・清恵の精霊の名前は私にしか話していない・・・ついでに私の精霊の名前も清恵にしか話していない」
「そうか・・・」
煌大は亞矢から確認を取って安堵の息を吐くと、また、新たな質問をした。
「じゃあ聞くが・・・何段階目の精霊の解放を修得したんだ?」
煌大は剣士であるならば精霊の解放の修得を確認しとかければならない。清恵はその問いにこう言い返した。
「名前を言ったら解放するだけだけど・・・?」
煌大と美雪姉たちはそれを聞いて
「始解だな」
断定した。美雪姉たちは亞矢に目線で問うと亞矢も清恵と同じように答えた。そしたら、美雪姉たちは
「煌大・・・さっきまで・・・清恵と亞矢に『覇気』の修行をしていたけど・・・まずは・・・」
「あぁ・・・」
「「「「精霊の解放を先に終わらせることが先だ!!」」」」
四人の声を揃えると清恵と亞矢はビクッとなってビックリしていた。だが、煌大は時計を見て今日はここまでにして二人を家に送り返すことにした。清恵と亞矢を車に乗せて、煌大たち四人も乗せて送り迎えをした。二人を送った後、煌大たちは車の中で
「煌大・・・貴方・・・今日、モグラの巣に行ったでしょう?」
「あぁ・・・昨日、母さんたちが何か隠していることに気がついてね・・・それで・・・今日、モグラの巣に行った・・・そして、そいつからこれをくれた」
煌大は懐からメモリーチップを取り出すと美雪姉はそれを自分の端末に差し込み、メモリーチップのデータを読み込むとそこに書いてあった内容に怒りを覚えた。美雪姉はそのデータを結女姉と彩華姉の端末に転送すると二人もその内容を読んで怒りを覚えた。
「なるほど・・・敵は『グラッセルン』・・・」
「そして・・・学院にちょっかい掛けようとしていると・・・」
「叩き潰すしかないわね」
「この事は陸遄たちにはまだ話していない・・・陸遄は俺から伝えるとして・・・結女姉・・・他の奴らには伝えてくれないか?」
「えぇ・・・分かったわ」
その後、煌大たちが乗った車は朝宮家に戻ると、食事をして明日のクラブ勧誘の続きのため、早めに眠りについた。




