50話⑩
その頃、煌大たちは食事を終えるとそこに小雪がやって来て清恵と亞矢に
「清恵ちゃんに亞矢ちゃん・・・今日はうちに泊まっていきますか?」
小雪が言ったことに煌大たちははぁっと息を吐いた。そしたら、二人は頷くと
「それでは・・・貴方たち・・・二人に部屋を案内してあげなさい」
小雪はバトラーたちに指示をすると、食堂の椅子に座る。煌大は小雪の方に向いて
「何かあったんでしょう?」
煌大が母に何かあったのかを尋ねると小雪は
「今はまだ・・・知るべきことではないわ」
煌大たちは母が言ったことに理解し了承した。その後、煌大たちはそれぞれの部屋に戻って就寝に入った。その間に清恵と亞矢は両親に連絡しておいた。なお、両親からはOKをもらったのは内緒である。
翌日、煌大たちは食堂で朝食を取って、清恵と亞矢を連れて修練場に来ると美雪姉たちが二人に昨日言ったことを説明しようとした。煌大はその間、調べ事をしていた。清恵は煌大がいないことに残念がっていたが、ここは我慢して美雪姉たちの話を聞いた。
「昨日言ったことを覚えている?」
清恵と亞矢は昨日言われたことを思い出し頷くと
「清恵と亞矢は私たちと同じぐらいの器があるって言ったわね」
二人はまた頷くと、結女姉と彩華姉はこの二言で美雪姉が言おうとしていることを理解できた。
「私たちの世界では・・・いいえ・・・GROでは・・・それを『覇気』というの・・・」
二人はGROというのに首を傾げた。そしたら、結女姉が説明した。
「GROというのは・・・かつて・・・父さん、母さんたちの若い頃に暴れたゲームです」
「『神神之黄昏』の原因がそのゲームの影響だ」
彩華姉が補足説明すると清恵と亞矢はほへぇっと呆然してしまった。
「その話は置いといて・・・『覇気』というのは・・・学院では二年生から教えられるけど・・・清恵と亞矢は私たちと関わりを持つから・・・今のうちから修得した方が良い・・・『覇気』はできた方が・・・煌大の背中を任せる日が来るかも知れないわよ」
清恵は美雪姉が最後に言った言葉を聞いた途端、瓦全とやる気が出てきた。さらに美雪姉は
「亞矢だって・・・陸遄に近づけるから良いでしょう?」
亞矢は美雪姉が言ったことに顔を赤くしながら
「いつから知っていたの?・・・//////」
美雪姉に問うと
「亞矢は無表情だからわかりにくかったけど・・・陸遄を見ているときだけ・・・表情が朗らかになっていたから・・・もしかしたらと思ってかまを掛けたの?」
「つまり・・・私は・・・美雪の質問に騙されたということになるよね」
「そうだね」
亞矢は顔を赤くしながら言うと、美雪姉は言い返す。清恵は亞矢を見て
「亞矢・・・可愛い」
清恵は亞矢を可愛いと言うと彩華姉は
「いや、心配してやれよ」
話が完全に脱線していた。




