50話③
煌大は姉さんたちの所に行くと美雪姉さんが
「早くしないと入学式始まるわよ!!」
「ごめんなさい・・・美雪姉」
煌大は美雪姉に謝ると結女姉さんが
「仕方ありません・・・煌大は新入生総代・・・式での答辞があるのですから」
「ようは・・・美雪の心配性ってことだ」
結女姉と彩華姉は言いかけると美雪姉は
「もう彩華ったら・・・///」
美雪姉は顔を赤くしながら怒鳴ると結女姉、彩華姉は笑みをこぼしていた。そんなこんなしているうちに四人は学院の講堂の前にいた。煌大は答辞のことで姉さんたちと別れて講堂の控え室に向かった。美雪姉たちは講堂に入って席について座っていた。その間、周囲から視線を浴びていたことが知らずに。
その頃、控え室に向かっていた煌大は控え室に入っていくと
「失礼します・・・俺は朝宮煌大と言います」
いきなり、自己紹介をしたのである。そしたら、控え室にいた者たちが煌大の姿を見て
「君が朝宮煌大くん?」
「はい」
煌大は自分に問いかけてきた女性に言い返すと女性は
「そうよかったわ・・・私はこの学院の会長の白崎真由美と言います・・・よろしくね」
煌大は会長の名前を聞くと続いて副会長、会計、書記が自己紹介した。
「副会長の加藤半蔵です・・・よろしくお願いします」
副会長は煌大に手を差し伸べると煌大も手を握り握手をした。そしたら
「会計の一花鈴鹿です・・・よろしく」
「書記の西条梓と言います」
皆、それぞれ自己紹介した後、副会長は煌大の腰に携われている精霊刀を見ると煌大は
「あぁ・・・これですか?・・・いつも常備しているんです・・・何かあったときのためでして・・・」
「そうか・・・刀から発せられる闘気が凄くてね・・・つい・・・」
副会長は少々驚きを上げていると会長は
「それじゃあ・・・今日の日程を確認しましょう」
書記が今日の日程を説明すると会長は煌大を見て
「緊張していないのですね?」
会長は煌大が緊張していないことを言うと煌大はあっけらかん態度で
「こういったのは慣れていますので・・・」
と言い返すと会長は顔を引き攣りながら
「そ、そうなんだ・・・恐るべき朝宮家」
そういった談笑をした後、入学式が執り行われた。
開会式が始まり、来賓の話、会長の式辞を終えると、始解をしていた副会長が
「続いて新入生答辞・・・新入生代表・・・朝宮煌大」
煌大は壇上に上がり答辞を始めた。その後、煌大たちは一度、それぞれの教室に行き、そこで担当教師との話を終えて、席を立とうした時
「よぉ・・・煌大・・・二週間ぶりだな」
「陸遄・・・お前も俺と同じクラスか?」
「おう・・・答辞・・・なかなかいけてたぜ」
「ありがとな」
煌大は陸遄と会話をしていると煌大が
「そろそろ姉さんたちの所に向かわないか?」
「おう」
陸遄は言い返すと教室を後にした。廊下を歩いていると煌大は姉さんたちを見つけ
「美雪姉!!」
と言って近づいていくと美雪姉は
「来たのね・・・煌大・・・あらっ・・・陸遄くんも」
「二週間ぶりです・・・美雪さん、結女さん、そして、彩華さん」
陸遄は姉さんたちに挨拶をすると
「陸遄くんは礼儀正しい人でよかったです」
「そうか・・・陸遄は彼奴と一緒で親同士のつきあいで一緒にいるようなもんだろう」
結女姉と彩華姉は陸遄を褒めていた。そしたら、そこに
「煌大・・・元気そうですね」
煌大は声をかけられたので振り向くとそこには煌大と同世代の少年少女がいた。煌大は彼らを見て
「周一、明梨、秋雨、虎次郎、宗治・・・お前らも・・・元気そうだな・・・もしかして・・・お前ら一緒のクラス?」
煌大の問いに五人は頷くと景一は陸遄の方に向いて
「煌大に何かあったらお前が対応しろよ」
「任せておけ!!」
陸遄は当然のように言い返すとそこに会長と副会長がやって来て
「こんにちは」
煌大は会長たちの方に向いて軽くお辞儀をすると
「すみませんが彼と少し話をしてもらってもよろしいでしょうか?」
会長の問いかけに煌大は「構いません」と答えて会長たちの後についていた。陸遄にアイコンタクトすると陸遄は頷いた。煌大はフッとして会長たちの後についていた。
会長たちについていた煌大は会長たちと共に生徒会室に入っていくと会長の促しで席に座る煌大。会長たちも席に座ると会長が話を切り出してきた。
「煌大くんは登校の生徒会制度は知っていますか?」
「いいえ」
煌大は言い返しながら首を振ると会長が
「そうですか・・・登校では新入生総代が生徒会に入ることが方針になっています・・・煌大くん・・・お引き受けになりますか?」
煌大は少々思案してから会長に
「すみませんがそれはお断りさせていただきます」
煌大はそう返答すると副会長は
「理由を聞いてもいいか?」
煌大に理由を尋ねると
「自分はこういう仕事には向いていないと思っています」
煌大はそう理由を述べると副会長は
「そうですか・・・しかし・・・自分の予想通りでした」
「と言いますと?」
煌大は副会長が言ったことに言い返すと
「君は何となく裏方といった仕事よりも風紀委員とかの仕事が向いていると思ったんだ・・・会長・・・彼に生徒会推薦枠で風紀委員に志願してどうでしょうか?」
会長は副会長が言ったことに右手で頭を抑えて考えていると煌大は告げ口を言った。
「でしたら・・・生徒会に入れるのなら・・・美雪姉さんでいいじゃないですか・・・美雪姉ならこういった仕事は向いていますから」
煌大が言ったことに副会長が
「確かに新入生の成績を見たとき・・・2位から4位まで点数は僅差に近かったな・・・陸遄くんといった5位以降の者たちよりも差がありましたね・・・君が推薦する理由は・・・って聞かなくても何となく分かるな」
煌大は副会長に向いてほぉっといった顔持ちをした。
「それでは自分はこれで・・・」
煌大はそう言って席を立つと副会長は席を立ち上がり、ドアを開けてもらい煌大は礼を言って生徒会室を後にした。生徒会室に残った会長と副会長は
「今年の総代は風紀委員に取られました・・・」
と言いながら机に突っ伏してしまうと副会長は
「仕方ありません・・・彼はどう見ても生徒会よりも風紀委員に向いていた・・・それだけのことですよ・・・それよりも綿鍋先輩に報告しておきましょう」
「そうね」
会長は立ち上がり会長席に座ろうとしたとき、生徒会室のドアの方からノックが聞こえてきた。副会長はドアに近づいて開けるとそこには会計、書記に一人の女性と男性が来ていた。副会長は二人の見て
「綿鍋先輩に・・・大門寺先輩・・・」
「よっ・・・加藤・・・お疲れさん」
「加藤・・・入らせてもらうぞ」
「どうぞ」
副会長は綿鍋先輩と大門寺先輩を生徒会室に入ると綿鍋先輩は会長に
「真由美・・・今年の新入生総代の勧誘はどうだった?」
綿鍋先輩が会長に尋ねると会長はまた机に突っ伏してしまった。綿鍋先輩は虚取ってしまった。だが、すぐにははぁ~んという表情になって
「もしかして・・・ダメだったのか?」
尋ねると会長はさらに突っ伏してしまい図星だと悟られてしまった。そんな会長をほっといて副会長が訳を話すと、綿鍋先輩と大門寺先輩は息を吐いていた。特に綿鍋先輩は左手で頭を抑えていた。
「まぁ・・・真由美・・・新入生総代の勧誘はうちが取られてしまったことだし・・・彼が勧めてきた美雪という娘に話し付けてきたらどうだ?」
「うん・・・そうする」
会長は起き上がり前向きに検討し始めた。会計と書記もほっと息をつくと大門寺先輩が会長に
「白崎・・・今年の新入生の成績を見せてくれないか?」
「有望株を率いれるのか?」
綿鍋先輩が話に割り込むと大門寺先輩は頷いた。そしたら、会長はリストを渡し、大門寺先輩はリストを見ていた。
「改めてみると・・・今年の新入生は凄いな・・・主席を含む上位勢は名が通っている剣士のお子さんばっかりだ」
「そうだな・・・私はこの朝宮彩華という娘に興味がある・・・あれ・・・主席と同じ名字だな・・・此奴ら姉弟か?」
大門寺先輩の横からリストを見ていた綿鍋先輩が朝宮彩華と朝宮煌大との関係を尋ねると自分が答えた。
「朝宮煌大と美雪は姉弟で残りの二人は異母姉弟と聞きましたっていうか・・・いつの間にか胸ポケットに入っていた紙に書いてありました」
副会長は自分の胸ポケットにあった紙を読むと会長は
「異母姉弟かぁ・・・朝宮だから・・・朝宮家ということは分かるけど・・・」
「あぁ・・・あの朝宮家がこの学院に入学した暁は派閥が生まれるな・・・早めのうちに何処かに所属しておいた方が良いな」
「大門寺先輩・・・この紙には姉たちの特徴が書いてあります・・・しかも、どこに所属したらその能力を発揮できることまで書いてあります・・・美雪さんは生徒会に・・・結女さんは剣議連に・・・彩華さんは風紀委員に・・・と書かれています」
副会長がそう言うと綿鍋先輩は
「ふぅーん・・・私はそれでいいかな・・・明日にでも彩華という娘に会ってみようと思う」
「それなら明日、私が美雪さんを呼ぶから・・・その時に一緒に呼びましょう」
「白崎・・・結女という娘も頼めるか?」
「えぇ・・・任せて頂戴!!」
生徒会室内では明日の話し合いが行われていた。
その頃、生徒会室を後にした煌大は陸遄たちがいるあろう場所に向かった。それは学校の校門前である。そしたら、そこには美雪姉たちがいたので煌大は近づきながら
「あれ・・・陸遄たちは?」
「皆ならもう帰りましたよ」
「そうか・・・じゃあ俺たちも帰ろうか」
煌大が帰ろうと言ったので美雪姉たちも煌大の後に続いて家に帰っていった。
そんな彼らを木陰から見ていた二人の少女は
「あれが・・・煌大さんっか・・・格好良すぎる!!」
「うん・・・それは同感・・・それよりも清恵・・・これからどうするの?」
「どうするって言われても・・・?」
「このままアタックする?」
「あ、アタックって亞矢!?・・・私そんなことする気は!?」
「じゃあ・・・このまま・・・木陰から見続けるの?」
「ぁぅ・・・それはその・・・///」
清恵はだんだんと顔を真っ赤して言葉を詰まらせていた。
不定期で済みません




