47話
そして、現在に至る・・・。
現在、カズたち『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』は『真世界』で航海していた。『ウラシル』内では、コータがシズカにプロポーズしているわ、シズカはコータにプロポーズされて嬉しそうな顔をしているわ。ベラはルナリオにプロポーズされて昇天しそうな勢いで赤くなっているわ。フルムがダンストンに告白やら何やらしていた。そんな彼らを見ていたカズは
「俺らもだいぶ大所帯になったな」
「そうすね・・・頭領」
「そうですね」
「結成当時とは大きく変わりましたわ・・・こんなに明るくなったのは・・・」
カズが言ったことにカインズ、カルラ、ヘレナも賛同した。そしたら、カインズが
「『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』結成前の俺たちは皆、方々で結成しただけの少数組織だったのに・・・今や・・・世界最強の一角を担う組織になるとは・・・夢にも思わなかったよ」
カインズは感傷に浸っているとカルラとヘレナもそれには同意していた。だが、カズは
「俺はお前たちに会えてよかったと思っているよ・・・だって・・・自由を求めて共に生きていくのは大変だからな」
カズはそう言うとカインズは
「そうかも知れませんね・・・頭領に出会ったおかげで俺たちはここまで来れた気がします・・・これからも・・・頭領の首を・・・命をかけて守ります」
カインズは笑みをしながらそのことを言った。そしたら、そこにスズがやって来て
「カインズ・・・部下の人たちが呼んでいます」
「分かった・・・すぐに向かおう」
カインズは鈴音に言われてすぐに部下の者たちの所に向かった。鈴音もその後を追った。
その後、『ウラシル』ではカインズとシズカが睨みあっていた。しかも、カズがいるのにだ。そうなった訳はというと
「相変わらず・・・スズさんには頭が上がらないの・・・そんなんだから・・・カインズは大人しいと言われるよ・・・戦闘では好戦的の癖に!!」
「なんだよ・・・そういうシズカだって・・・コータの奴に甘々しい態度を取っているじゃねぇか・・・人のことが言えるのか・・・あぁ!!」
「何よ・・・その喧嘩腰は・・・今すぐ私の術でやられたいのかしら?」
「上等だ!!ゴラァ!!・・・鎌の錆にしてやる!!」
シズカは術の構えをするとカインズも鎌を持って構えていた。ベラ、ダンストン、カルラ、ヘレナはまたかといった顔をしていた。カズですら呆れていた。コータとスズは カズに止めないのと言ってくるがカズは
「ほっとけ・・・いつものことだ」
カズは呆れながら言ったことでコータとスズは
「「ほっとくのかい!!」」
二人が声揃えて言うとカルラとヘレナが
「あの二人が口喧嘩なんて・・・日常茶飯事だし」
「それにしても・・・ベラが口喧嘩しなくなったなんて・・・」
「そうねぇ・・・よくシズカとつるんでカインズと口喧嘩していたのに・・・」
「う、うるさいわね!!」
ベラは二人に指摘されたことで少々顔を赤くしてしゃがみ込んでいた。そんなベラをルナリオがベラの頭を撫でていた。そしたら、カズは立ち上がりカインズとシズカのところに歩き始めた。カズは二人の所に歩きながら
「お前ら・・・喧嘩なら・・・よそでやれ!!」
カズは拳を添えてながら鳴らしているとカインズとシズカはそれを見て顔を青ざめていた。たちまちに二人は腰が抜けていた。カズはそれを見て
「コータ・・・スズ・・・二人を連れて行け!!・・・その後の判断はお前らに任せる」
「「了解!!」」
コータとスズは返事をするとカインズとシズカはガクブルとしていた。その後、コータはシズカをスズはカインズを連れて行った。この時、こう思った。二度とカズに逆らわないということに。カインズとシズカが連れてかれてから数時間後、四人が戻ってきた。シズカは顔を赤くしており、カインズはゲッソリとしていたことがわかった。カズはそれを見ただけで何があったのか理解できた。その内容が何かというのは割愛しようと思う。
数日後、カズが『真世界』で航海中。行く手を阻んでいる猛者たちを撃退しながら進んでいた。そしたら、カズ宛てに連絡が来た。連絡の相手はユンであった。カズは連絡の内容は先日の一件のことで詫びをしたいと書いてあった。そして、落ち合おうとしている場所は『真世界』のとある島で話し合おうと書いてあった。そしたら、カズはその島に向かって進行し始めた。
ユンはこの連絡にはギン、ユージにも送っていた。二人もこの事に賛同してその島に向かった。だが、四人が向かっている島への進行を阻もうとする霊軍の軍艦空挺の大軍が障害となっていた。四人はどこから情報を得たのか『中央政府』の情報網に呆れていた。しかし、四人は進行を阻む霊軍の軍艦空挺の大軍を破って進行していった。その後、四人はユンが言った島に着くとギン、カズ、ユン、ユージは降り立つと四人は島の会議場に向かって歩き始めた。会議場に着くと四人は席に座る。それを見ていた『ジ・エンパイア』、『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』、『ぬら組』、『真・整合騎士団』の幹部勢。
その頃、『真世界』『聖霊軍本部』では。
「ダメです・・・艦空挺隊を破られました・・・ユーヤ元帥」
「仕方ないよ・・・相手は『四聖帝』・・・人員を割くだけでも大変だったのに・・・大将たちを分けるだけでも難しい・・・こうなったら・・・何も起きないことを祈るしかない」
ユーヤはそう言うと霊軍の中将たちも冷や汗を流していた。かというユーヤも冷や汗をかいていた。
島の会議場では四人が席に座って視線がぶつかり合っていた。話の始めにギンがユージに
「ユージ・・・この前の戦闘機のあれは俺たちの不注意みたいな物だ・・・許してくれ」
「いいよ・・・情報によれば・・・どっかのアホの国が奪われたのがいけないから」
「そう言っていただけると助かる」
ギンはユージが許してもらったことで内心落ち着くとユンは三人に
「すまない・・・本来なら・・・俺たちが潰しておきたい案件に協力して悪かった・・・とま・・・その話は置いといて・・・何故、お前らが俺の縄張りに来ていたかが問題なんだけど?」
「それについては許してくれ・・・毎日の仕事漬けでね・・・俺の美人な妻たちから頼みを断るわけにはいけないからな」
「僕も右に同じだからなぁ」
「同じく・・・」
ギンはしっかりと訳を話すとユージとカズもギンの意見に同じことを言うとユンは怒りが浸透して
「言い訳するな!!」
ハアハアと息を吐きながら言うとギンは
「別にいいじゃないか・・・ユン・・・お前が話したいことはあの案件の裏についてだろう?」
ギンはこの会議の本題の真意をついた。そしたら、ユンは息を吐いてから話し出した。
「正解だ・・・いや、正確に言うと・・・この一件にあの果実が関与していたことは気づいているはずだ・・・手どころ調べると・・・幾多の道筋があったが・・・最終的なゴールが・・・『中央政府』だった・・・奴らの目論見など何となく予想できる」
「俺たちの戦力を減らすこと」
「少しずつだが・・・戦力が増大している俺たちに対する対策だろう」
「無駄なことだ」
ギン、カズ、ユージはそれぞれ自分の意見を言う。その時、ギンはとある方向に視線を向けた。その方向は『聖霊軍本部』の方に向いていた。ギンはその方向を向いて
「(何かあったな・・・)」
と思っているとユンは
「どうした?・・・ギン?」
「いや・・・何でも無い・・・それじゃあ俺はもう行くわ」
ギンは席を立ってここから去ろうとした。ユンはそのわけを聞くと
「何やら不吉な予感がしたんでな・・・こういうのはよく当たる」
ギンは何か不吉なことが起きることを言う。さらに
「それに・・・こういったことはすぐに起きるようなものだぜ・・・仲間たちからの報告が来るだろう」
ギンはそう言って『超巨大戦闘艦空挺』に戻っていった。そしたら、三人もそれぞれの『超巨大戦闘艦空挺』に戻っていった。
四人がそれぞれの『超巨大戦闘艦空挺』に戻ると四人の耳にとあり情報が入ってきた。それは
『『聖霊軍本部』・・・『中央政府』からの離脱!!』
『独自の機関としての成立させた』
『発足者は『聖霊軍本部』ユーヤ元帥、ガイルド総元帥』
という情報が耳に入った。ギンは『超嗅覚』で、カズは『超聴覚』で、ユージは『超直感』で、ユンは『超浮遊力』による聴覚によってその情報を入手した。この情報を耳にした四人は驚くより呆れていた。この事は仲間たちに話すと幹部勢は四人と同様に呆れていた。
GROの三大勢力は『四聖皇』、『神下七星界』、『聖霊軍本部』の三つの勢力である。その頂点に君臨しているのは『四聖帝』である。三大勢力の三つの内二つは『中央政府』に関与されている。しかし、『神の戦士』による世界的大事件で『中央政府』が崩壊したことで『中央政府』の信頼が地に堕ちてしまったのだ。『聖霊軍本部』にもその影響が来た。しかし、当時大将であったユーヤが『聖霊軍本部』の元帥になってくれたおかげで『聖霊軍本部』だけの信頼は着々とうなぎ登りであった。『神下七星界』も独自の立場として新たな機関が設立した。さらに『聖霊軍本部』の立場はユーヤというおかげだが、不安定な状況であった。しかし、『四聖帝』が耳にした情報は新聞となって知れ渡った。
翌日、『聖霊軍本部』の行動に世界中が驚きを上げていた。『真世界』中の島々では
「『聖霊軍本部』が・・・『中央政府』から離脱って!?」
「そんな・・・世界はどうなっちゃうの!?」
「やったぜ!!・・・『聖霊軍本部』が『中央政府』から離脱だ!!」
「これからも・・・暴れられるぜ!!」
世界中で悲観や楽観の雄叫びをあげていた。だが、その後に来た号外に世界中にさらに驚きを上げた。その内容は
『『聖霊軍本部』元帥ユーヤ、陸海空軍の総元帥ガイルド、両雄の決議、合意のもとで歴史史上最強の精霊軍隊が設立した』
という内容に極悪共は真っ青にしていた。人々は嬉しそうに叫んだ。
これによって『真世界』の勢力バランスは『四聖帝』の下にバラバラになった三大勢力で構成されている。このバランスは不安定そうで安定していた。独自で行動することになった『神下七星界』、『中央政府』から離脱し世界最強の忠義の軍隊『聖霊軍本部』、『真世界』史上の皇帝『四聖皇』が世界のバランスを取っていた。この新聞を読んでギン、カズ、ユン、ユージはこの先の展開を分かってしまった。『中央政府』の崩壊による新時代が開幕するだろう。平和で安定な時代が来るであろうと四人は予想した。
「来るだろうね」
「新時代が・・・」
「世界は『四聖帝』という存在で波乱は早々に起きなくなる」
「いったいどんな時代が来るんだろうね」
ギン、カズ、ユン、ユージの四人は軽く笑みをして外の景色を見ていた。
次回からは・・・の話をしようと思います。(・・・)はご自由に考えてください。




