46話
ギンによって現実世界に送還されたハクアたちは、それぞれの自宅の前にいた。しかも、服装が現実の服装になっていた。そしたら、皆はそれぞれの自宅に入っていくと、家族の皆が志郎たちの帰還に歓迎していた。志郎たちは帰還から数日間、自宅で過ごしていた。その間に日本中にこの事が知れ渡った。SWOに取られていたプレイヤーたちが帰還されていることに震撼した。それから数日後、志郎たちは互いに集まり、この事を話し合っていた。志郎たちがSWOから帰還されたのに肉体が衰弱していないのはカズが『セイント・ヴォルガル・スウィーナ』の一員としたからである。そのおかげで志郎たちは肉体の衰弱を免れたのだ。いや、むしろ、今まで以上に力がついたような錯覚を感じたのだ。そしたら、そこに志郎たちの師匠がやって来た。師匠は志郎たちを見て
「お帰りなさい・・・志郎、烈夜、孝一、弘樹、刻・・・それに雫さんに琴音さん・・・そこにいる女性は・・・なるほど・・・烈夜と志郎の彼女さんですね」
烈夜と志郎は内心冷や汗をかいていた。なんで、この人はここまで人の心を読めるんだと思っていた。しかし、師匠は和則の姿を探していた。そしたら、志郎が
「和則はまだ帰ってきてません・・・しかし・・・SWOで和則らしき人に出会いました・・・しかし・・・それを証明できるだけの根拠はありません」
「そうですか」
師匠は志郎が言ったことに相槌をした。そして
「仕方ないですね・・・志郎たち・・・一度・・・私の家に来なさい・・・話をまず、そこでしましょう・・・大丈夫です・・・用意をしておきました」
「は、早いですね・・・師匠・・・」
志郎たち男性陣は呆れており、雫といった女性陣は唖然としていた。そして、志郎たち一行は師匠が住んでいる奈良に向かった。
奈良の師匠の家についてすぐに師匠は志郎たちを居間に連れて行き、今回の全容を志郎たちから聞きだした。そしたら、志郎たちも全容を話した。話し終えると、孝一は
「師匠・・・お願いがあります」
「何ですか・・・孝一?」
「俺に鋼鉄を斬る方法を教えてください」
孝一は師匠に頭を下げてお願いをすると師匠は訳を尋ねた。
「俺はSWOという世界で世界最強の剣士と相手をしました・・・結果は惨敗でしたが・・・その後に再開した幼馴染みに・・・鉄も斬れない剣士は・・・この先通用しないと言われました・・・ですので・・・俺に鋼鉄の斬り方を教えてください」
孝一は再度、頭を下げてお願いすると師匠は目を瞑り開けると
「良いでしょう・・・それではさっそく始めます」
「はい」
孝一は師匠が言ったことに返事をすると師匠は
「ついでに志郎たちも修得してもらいます」
「「「「分かりました」」」」
志郎たちも返事をすると師匠はまず、最初にあることを話した。
「良いかね・・・弟子たちよ・・・鋼鉄を斬るというのは・・・それ以外の物は斬れないということになる」
志郎たちは師匠が言ったことに首を傾げた。そしたら、雫が
「それはただ力尽くで、斬っても無駄ということですか?」
「その通りです・・・かという私もこれを分かるのに1年は要しました」
志郎たちは師匠でさえ鉄を斬るのに1年は要したことに驚いた。さらに志郎たちは師匠が言ったことに驚きを上げていた。
「和則は10才の満たない年で鉄を斬ってしまいました・・・彼はおそらく・・・すぐにコツを掴んでしまったのでしょう」
志郎たちは和則が10才も満たないうちに鉄を斬ってしまったことに驚いていた。そしたら、そこに師匠の奥さんの絵美が来て
「あなた・・・朝宮家の方が来ています」
「そうか・・・ここに連れてきてくれ」
「分かりました」
絵美はそう言って朝宮家の方を連れに行った。そして、居間に朝宮家の方が来ると師匠は来客の朝宮家の方々に挨拶をすると師匠は志郎たちに紹介した。
「この方は朝宮かなめ・・・かの伝説の武人だ」
雫はかなめという何か心当たりがあった。
「かなめって・・・たしか・・・『武神』と云われた方ですよね」
「えぇ・・・その通りです・・・今は朝宮総一の奥さんよ」
「そうですか・・・それでそこにいる方々は?」
琴音はかなめの後ろにいる二人を見て言った。
「あぁ・・・長男の金四郎と長女の華銅よ」
かなめは二人の紹介すると
「長男の金四郎です」
「華銅と言います」
金四郎と華銅は軽い自己紹介をすると師匠は
「あれ?・・・そういえば・・・次男の銀次くんは?」
師匠は銀次のことを尋ねると三人は少々顔に翳りがあった。志郎たちはそれを見て
「師匠」
「すみません・・・身勝手なことを・・・」
「いえいえ・・・行方不明になっている銀次が悪いだけですから」
かなめはそう言うと志郎たちはかなめが見ている銀次の幼い頃の写真を見るとえっといった表情をしていた。そして
「此奴だ・・・俺たちを現実に送還したのは・・・」
刻はそう言うと華銅は驚きを上げ
「それって本当ですか!?」
「えぇ・・・確かにこの人だったわ・・・でも・・・どうしてこの人が・・・どうしたの・・・弘樹?」
雫は何やら仕草をしている弘樹を見ると弘樹は
「あぁ・・・何かシステムウィンドウが出るんだ・・・どういうことだ・・・現実世界なのに・・・」
弘樹がそう言うと烈夜たちも弘樹と同じ仕草をすると弘樹と同じようなことが起きた。そしたら、孝一は
「弘樹・・・何か新聞とか出ていないか?」
「新聞?・・・あぁ・・・号外が出ているぞ・・・何々・・・なっ!?」
弘樹は号外を見ていると驚きを上げて固まっていた。それもそうだ孝一もそれを見て固まっていたからだ。号外の内容は
『『悪魔の夜叉』フーランゴ・・・『神下七星界』脱退』
『『ミラクル・レイア』の国王放棄』
と書かれていた。さらにもう一つ。見出しと同等の記事があった。
『『第一級特異危険視』の同盟』
『『銀王』、『ブラッキー』、『青薔薇』、『妖髪』の異例の同盟』
とまで書かれていた。烈夜たちは号外に驚いていると金四郎は
「そこに書かれている内容は本当だ・・・俺や華銅もWSOという世界でプレイしているが・・・その号外は全VR世界に配布されているらしい・・・」
「そして・・・数時間後にまたの号外・・・さらに数時間後に号外が配布されました・・・その号外は朝刊の号外です・・・それを会わせて3つ目の号外にはこのような内容にはこう書かれていました」
『『神下七星界』フーランゴ『第一級特異危険視』に堕とされた』
『『真世界』の闇の世界が暴露・・・世界中の国々が暴動』
「と書かれていました・・・この事から・・・世界中で何かが起きていることが分かります・・・それも大きなことが起きようとしています」
華銅は深刻な顔をして言うと金四郎は時間を確認した。そしたら
「母さん・・・そろそろ行ってくる・・・」
「どこに?」
「WSOに・・・今・・・あの世界では『大食いマム』という奴に支配されている・・・奴の所為で・・・WSOは恐怖で支配されている・・・俺たち反抗勢力は勢力を拡大して相手をしようと思っている・・・奴らに好き勝手はさせない!!」
金四郎は覚悟をした顔付きで言うと華銅もそれに賛同した。そして、二人はかなめを連れて自宅へと帰宅した。それを見届けた烈夜たち。その後、烈夜たちは師匠のもとで修行に取り組み続けていた。
そして、現在に至る・・・。




