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 地球で起きた神々の戦いから二ヶ月の月日が経過した。


 GRO、『聖霊軍本部』、元帥の席に座っているユーヤ。だが、机の上にはもの凄い量の書類が山となって出来ていた。ユーヤはその書類の処理をしていた。そして、そんなユーヤにお茶を出すアヤ。ユーヤは嫌みを言っていた。


「はぁ・・・疲れた・・・休みたい」


 ここ最近の書類処理に嫌気がさしていた。そしたら、アヤはある仕草をする。その仕草をしながら


「後で良いことしてあげるよ・・・ユーヤ」


 ユーヤはそれを見て瓦全にやる気が出てきて仕事に集中した。それを見ていた部下たちはユーヤがアヤに尻敷かれていることが分かった。そんな日々が毎日続いていた。




 地球、ユン・ルイルックこと雨宮駿は姉の静佳と妹の未海と一緒に詩乃の実家である柳桐家でお茶を飲んで過ごしていた。そしたら、そこに詩乃、里奈、そして、二人のお爺様がやって来た。その後に里奈と同じくらいの男女がやって来た。駿はそれを見て詩乃に尋ねると里奈が


「彼らは・・・明日香と付き人である潺遼太郎です」


 駿はそれを聞いてふぅーんと言うと爺さんは


「今日は忙しい中来てもらって感謝する・・・今日・・・来てもらった意味は・・・」


「俺と詩乃の婚儀のことだろう?・・・爺さん」


「さすがだ・・・そこまで気づいているとは・・・ついでに言うと・・・お前に・・・この八柳里波羅学園の総帥になって欲しいのだが・・・」


「断ります・・・」


 駿は爺さんの頼みを断ってしまった。それに関して詩乃も同意していた。


「止めといた方が良いよ・・・お爺様・・・」


「何故だね?」


「駿は・・・どっかで遊んでいることが多い・・・仕事はサボるわ・・・絶対!!」


 駿は詩乃が言ったことにそよ風のように聞き流して紅茶を飲んでいた。だが、それを聞いていた里奈、明日香、爺さんは詩乃が言ったことに顔を引き攣っていた。そんな中、詩乃はさらに酷いことを言った。


「他の皆から聞いたことだけど・・・度々質の高い悪戯をすることが多いの・・・同じ人に十回以上も・・・」


 詩乃は駿にジト目で睨んでるが駿はそれすらも受け流して紅茶を飲んでいた。そんな二人を見ていた里奈、明日香は


「こ、これは・・・」


「な、なんて言ったらいいんでしょう・・・」


 詩乃が言ったことに呆然となっていた。そしたら、爺さんは


「面白い小僧だ」


「お、お爺様?」


 爺さんは駿にあることを聞いた。


「貴様に総帥の件は無しにしよう・・・だが・・・詩乃との婚儀は許そう・・・それと貴様の夢は見せてもらおうか」


 駿は爺さんの許可をもらったので紅茶を飲むのを止めると爺さんの方に振り向いてこう言った。


「感謝するよ・・・俺は・・・人前で話せるようなたまじゃないし・・・(まぁ・・・いつかは・・・その総帥にもなってやるよ!!)」


 駿はそう言うが里奈と明日香は内心


「「(そんなはずはない!!)」」


 などと思っていると爺さんは


「ますます面白い小僧だ・・・雨宮駿・・・まぁ・・・楽しませてもらおう」


 と言って爺さんは部屋を出ていた。そしたら、駿も静佳、未海を連れて詩乃にここの案内を頼んだ。詩乃は息を吐きながら駿たちに柳桐家と八柳里波羅学園を案内した。それを見ていた里奈たちは呆然となって立っていた。




 時を同じくして、地球、影山家とある庭園でお茶をしているユージ・レイロックこと影山竜二とユリスこと八川由利、七星純菜、二川蘭たちのもとに影山家現当主である影山成一がやって来て


「竜二・・・近々・・・影山家の当主交代を行う・・・くれぐれも忘れずにな・・・竜二・・・」


「分かっているよ・・・父上・・・」


 竜二は成一にそう言うと成一は屋敷へ戻っていた。そんな中、竜二は由利たちに紅茶を出すと純菜は


「な、何か・・・竜二・・・楽しそうな顔をしているけど・・・」


「それもそうでしょう・・・」


「やっと・・・影山グループの頂点に立ち・・・世界中の経済を牛耳るような考えをしているのよ・・・何か奇策はあるのかな?」


 蘭と由利は竜二に奇策はないのか聞いてみると


「ないよ・・・最初は考えたけど・・・面倒くさそうだったし・・・止めた・・・それに・・・世界を牛耳るのも止めたよ・・・面白くないから」


 由利たちは竜二が言ったことに息を吐いていた。そして、内心では


「「「(そんなんで良いのかよ!?)」」」


「まぁ・・・竜二がそう言うのなら・・・それでいいけど・・・」


「けど?・・・なんだい?・・・由利?」


「貴方はそれでいいの?・・・」


「いいよ・・・世界はあの戦いの古傷がある・・・それからでも・・・遅くないよ・・・それに今の世界市場は・・・混乱状態だ・・・そう簡単に脱却できるわけがない・・・世界でこれを脱却できる人がいないと世界は前に進まないよ・・・まぁ・・・その時は・・・俺が世界経済を先導するよ・・・」


 由利たちは竜二が言ったことに納得の顔をしていた。


「人に頼らず・・・自分たちの力で突き進めって事ね」


 蘭はそう結論づけると竜二は


「その通り・・・何事も・・・前に進まないと・・・」


 と言った。そしたら、純菜は


「楽しみだよ・・・これからの世界が・・・これまで見たことのない世界になるんだね」


「そうだね」


 竜二は純菜が言ったことに賛同し空を見ていた。




 さらに、時を同じくして、地球、カズ・リレイクこと桐峰和則は義理の妹の鈴音を連れて米倉家に来ていた。そして、客間で春佳の母親と話していた和則と鈴音。そしたら、そこに春佳の父親と春佳がやって来て椅子に座ると、父親は和則に


「本日は我が米倉家に来ていただきありがとうございます・・・あの戦いから二ヶ月・・・本当にお疲れ様・・・君のような方が我が愛娘である春佳の婿になるとは・・・夢にも思わないよ」


「もうお父さんったら!!」


 春佳は父が言ったことに頬を少々真っ赤に染めながら言い返す。だが、母は和則に


「和則さん・・・前に貴方に我がグループのCEOになってもらうと言ったけど・・・時間をもらえないかな?」


「良いですよ・・・いきなり、俺みたいな若い奴が粋がってもグループの者たちは俺についてこない・・・だったら・・・時間をかけてからここのCEOになりますよ・・・その方が楽だ」


 和則が言ったことに母は安心しきった顔をしていた。


「それ聞いて安心しました・・・それでは・・・式はいつにしますか?」


 母は和則に式をいつにするのかを聞くと、和則は


「そうですね・・・世界が落ち着いてからで良いですね・・・と言っても・・・早くに来そうだけど・・・」


「では・・・貴方の言い分に賛同して・・・その時にしましょう・・・準備はこちらが準備しますから」


「ありがとうございます」


 和則はそう言って窓越しに空を見ていた。




 最後に、地球、朝宮家の庭園でお茶をしていた。ギン・ライラックこと朝宮銀次とユキこと星埜小雪の所に二人の女性がやって来た。二人とも小雪と同じくらいの娘であった。銀次はその二人に心当たりがあった。


「恵美に・・・美琴・・・お前らどうしたんだ?」


 銀次と小雪の前にやって来たのは、恵美と美琴であった。朝宮グループの最高幹部の一家である名倉家と赤坂家である。実は、小雪の星埜家、名倉家、赤坂家は朝宮家と遠い血縁関係にある。そして、銀次、小雪、恵美、そして美琴は小さい頃からの幼馴染みである。だが、それは今、どうでも良い。どうしてここに恵美と美琴やって来たことに気になっていた。そしたら、美琴が


「よぉ・・・銀次・・・久しぶりだな・・・聞いたぜ・・・おめぇ・・・小雪と結婚するんだってな・・・」


 美琴が言っている言葉には怒りが含まれていた。しかも、それに関していえば恵美も同意であった。なお、この事は、小雪はすぐに気がついてしまった。そして、銀次にニコッと微笑む。銀次はそれを見てゾッと鳥肌が立った。そして、目線で語っていた。おそらく、それは


「(恵美と美琴にも責任とってね)」


という意味だと思う。そして、ついに銀次は小雪に確認の意味で尋ねる。しかも、小声でだ。


「小雪・・・お前・・・まさか・・・」


「そう・・・恵美と美琴を・・・ギンちゃん・・・責任とって・・・娶ってね!!」


「はい・・・分かりました・・・」


 銀次はそう言うと恵美と美琴はそれぞれ別の感情を出していた。だが、恵美はそれでいいのかと疑問するとそこに朝宮家現当主である総一と母のかなめがやって来た。そして、総一が恵美の答えを言った。


「それについては問題ない・・・朝宮家の歴代当主の中で・・・銀次のような人は存在する・・・それは二代目だった・・・二代目は・・・複数の女性を娶ったと云われている・・・そして・・・その子供たちは・・・それぞれの人と結婚し・・・今の名倉家、赤坂家、星埜家といった一家が誕生した・・・」


 それを聞いた銀次たちはそうだったのかと頷く。そしたら、銀次はあることに気づく。


「ということは俺・・・二代目と同じ運命をたどると云うことになるのか・・・」


「まぁ・・・そう言うことになるなぁ・・・銀次・・・」


 銀次はガクッとその場で四つん這いになり、それを父がすかさずとどめを刺す。そしたら、銀次はガバッと立ち上がり


「もう・・・こうなったら覚悟を決めるしかない・・・これでも俺は・・・『銀帝』であり・・・『剣帝』でもあるんだ・・・それぐらいの気構えでいないと」


 銀次はそう言うと小雪たちはパチパチと拍手していると総一は


「それでは・・・銀次・・・式の準備はこちらで準備するから・・・お前たちは大船で待っているが良い・・・それと・・・当主の譲度もそこでやる・・・よいな?」


「分かりました・・・父上」


 銀次は総一に頭を下げると、総一はかなめを連れて屋敷へ戻っていた。そして、銀次は空を見ながら


「さぁて・・・これからは・・・GROも地球も大きく変動する・・・楽しくなってきたよ・・・世界がどう変わるのか・・・見てみたい!!」


 と言って空を見ていた。小雪たちも同じく空を見上げた。


次回からは今後の展開と今まで明かされなかった事を投稿する予定

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