エピローグ。
勇士が壁に埋もれて硬くした手足がだらりと垂れ下がっている。
「はあ。」
僕は息を吐いて拳を抜き取る。一番危険な闘いは終わった。しかし、まだ終わってないものがある。
周囲を見渡すと華やかに服を着た老人が壊れた十字架の後ろに隠れていた。 多分天地開闢に近い争いを恐れて逃げなかったのだろう。
僕は老人に近づいた。
「ひぃ、ひぃっ! 誰もないのか?!」
老人は慌てた様子で誰でも呼ぶ。 しかし、誰もないんです。 全部逃げたんです。
忠臣一人もなしにはって逃げている高齢者の胸ぐらを握って持ち上げた。
「やあ、おじいさん。 あなたがここで一番高い人? ないと、王?」
「ゲホッ! あえて王に手を付けとしようとするなんて、無礼だ!」
この老人は王のようだ。運がいいね。僕はニッコリと笑った。それが王には猛烈に見えたのか、ひぃっして悲鳴を上げた。
「あのごみ勇士はもう言葉が通じないからあなたに伝えよ。 二度とレイを触れるな?」
「笑わせるなよ! 魔族に付いた人間の言葉を聞き入れそうかい?」
王は恐怖を吹っ飛ばしように大きく叫びた。そうなの? 王という人もかなり、大胆なやつだな。
その反応が嬉しくて拳でレイが結ばれていた十字架を振り回した。 クヮ!して粉々になった。
「ウアアアアア!!!?」
王が悲鳴を上げた。いい。とてもいいリアクションだな。
恐れて顔が真っ青になった王に私は最大限とても素敵な笑みを浮かべ、やさしく話した。
「これは警告だ。 これ以上見てくれない。もしもう一度、僕を、いいえ、レイに接近したら殺してしまう。」
「クアああ、ああああああっ!……きゃっ。」
王が僕の手でだらりと垂れ下がっている。そもそも、人が言葉をしたいですが、気絶するなんてマナーがない。
絶対に僕の顔がこわくて気絶したのではなさそうだ。ほほえみながら親切に言ってくれたから。
「何するのかな?」
その時リナの声が聞こえてきた。 音もなくいつ来たのか振り返ってみると、リナ、ジャンヌ、その後はノリも見えた。 こいつらも僕のようにめちゃくちゃではあるが、大きく怪我したところは見られなかった。
王を地面に投げながら答える。
「年寄り脅迫する。」
「残忍な犬……。」
「……はぁ。」
「うわ!」
リナが軽蔑するようにジト目で、ジャンヌはこめかみを手で押しながらため息をついて、ノリは僕を仰ぐように目を輝かせた。
……いや、他のやつらの反応は関係ないのに食べ物で脅迫するリナにはそんな言葉聞きたくない。
とにかく。
「ところが帰るときは1人ずつ会って行くことにしていなかった?」
「兵力はほとんど無力化させた。精神がいない今の私たちはこっそり抜け出しさえすればよい。」
「まあ、その言葉通りだ。 人間がかかっても結局、一介の微生物よりできない人種だから。」
僕の質問に説明してくれたジャンヌの言葉をリナが変な言葉で付け加える。その人間がレイを救出したんだ。
僕が睨みつけと、リナは軽く無視するように口を開いた。
「それで姫様は?」
他の所に横たわっているレイを指した。 すると、リナはレイに近づき、そっとおんぶした。 そしてこちらを見て言った。
「上手だった。 犬。 いや、苦労した。 犬。」
「訂正した意味がないじゃないか?」
僕があっけなくても、リナがにっこりほほえんで手を持ち上げた。
「補償で頭をなでてやる。 汚いだが.」
顔では血がどくどくと流れて全身は埃にまみれてあるので、その言葉は認めている。しかし、お前のようすも少なくないんだ?
「その言葉、お前に返す。 お前も汚らわしい。」
「私の話はそうじゃない。」
そう言って、リナは微笑を消して僕と距離を広げた。
「もう痛みも感じさせないようね。 ノリ、女子助けなさい。」
一体何の話なのか理解できずにいると、リナは僕を指した。
「依然として分かりやすい表情をするね。 まだ君の体の状態を見てないんか。」
何を見るか? 勇士と戦ったって精神がなかったが。
そしてさっき呪われて痛かったのですが、今は何でもない。 やっぱり僕の体は天下無敵だ。 ウハハッ!
「そう思って体をくだしてみた。」
……うん?ふと気がついたのに私の手が黒い。 それだけでなく、服の内側から黒い煙がゆらゆらと立ちのぼっ始めた。 この、これ何?!
「あ、あっ。」
口が固まって言葉もちゃんと出ない。 突然呼吸することが難しくなってまぶたが重くなる。
足に力が消えて倒れた。ジャンヌやノリはそそくさと内両腕を握って遠ざかる意識の中でリナの声が聞こえてきた。
「今度生まれ変わったら、本当に犬ね。」
会えば噛み殺してやる.
○
目を覚ますと、レイの部屋に寝ていた。
座ろうとしていたが包帯が巻かれた僕の上体が見えた。
僕がなぜこのような状態なのか考えたら勇士の呪いを受けて気絶してしまったのが思い出した。それで治療を受けたというのか。
「気をつけたのかい?」
その言葉と共に扉が開かれた。
噛み殺しそうと思ってたやつが現れた。 ところが、リナとは思えない表情がいいなかった。
「体はどうなのか? 大丈夫か?」
「な、何だ、お前が僕を心配してくれて?」
なんとなく不安してしまうじゃない。 体を動かしてみたが、痛いところはなかった。
ところで何故聞くのか?
「治療をしたが、微弱に呪いがあまりよくないところに残っだ。」
その話を聞くと背中に冷や汗が出た。
まるで自分の身体の重要な機関が機能を失してという恐ろしい想像をするようになってしまったと。 その証拠にリナの視線が僕の股間を向かっていた。
「そ, それが何の。」
「私が侍女で受け付ける。」
回して話しながらリナが僕の肩に手を上げ、初めてあたたかい眼差しでくだしてみた。
「ううううううううう, うそでしょ?!」
「もちろん、うそだ。」
表情をさっと変え、リナが答えた。
「………………うん?」
僕が馬鹿な表情をすると、リナは面白いように微笑んだ。
「呪いは完全に治療した。 あまりにも寝ていることに冗談してみた。」
「おい! 怪我をした人にそんな冗談しないで!」
いくら僕が強心臓でもお前の演技力に僕の心臓がこりこりとしたって!
「まあ、でも、本当に惜しくも犬では転生できなかった。 残念ね。」
今回に、リナは本当に残念がったような表情を浮かべた。 これも演技なのかどうか分からないが、とにかく不愉快だ。
僕が腹を立てたいが、ドアが開かれ、レイが部屋に入ってきた。
「せいや!」
僕が覚めたのを見てレイが胸にダイビングした。あまりにも力強く走って入ったか僕が後ろに倒れるほどだった。
「大丈夫? 痛くない?リナが治療はしたが、頭がひどく痛いだろうとしていて!」
ここはどこ? 僕は誰? という言葉をしたら完全に記憶喪失症の患者になるだろうが、惜しくも確実に記憶する。
しかし、目の前のレイを見たらなんだか知らないうちにいたずらしたくなった。
「うん? 君は誰なの?」
「クスクス。」
リナが表情を見せないように顔を後ろに回していたが肩を震わせていた。僕が演技するのが面白いか?
「少なくとも姫様の心配する心をいたずらするという犬は愚かだ。」
ドキドキ! 僕を見ているリナの目つきが刀になって僕をつく。
……考えてみるとその言葉が正しいね。 一瞬頭が狂ったようだ。
けれどもお前は患者の僕にいたずらをしたから後で殴ってする準備をしろ。きょとんとし、僕とりな達を繰り返し見ていたレイの頭に手を上げて撫でている。
「大丈夫。もう痛くないよ。」
「う, うーん。」
僕の話にレイは安心しそうに笑った。 そういえば私も知りたいことがあった。
「お前は大丈夫なの?」
「うーん。リナがほえ~して吹いたら、治った!」
やはり魔法はすごいね。そんなに僕の体も直しているのでレイ顔に膨れ上がったあざも無くしたのだ。 それで私はこの言葉を必ず話したかった。
「レイ、ごめんね。」
「うーん?」
僕が頭を下げると、レイは首をかしげた。 継続して言葉をつなぐていく。
「いざとなるお前に怒って守ってくれることもできなかった。 本当にすまなかった。」
心を込めて話した。 僕はこの仕事を知らん振りできなかった。 謝罪しよう。
謝罪を受け入れられず、すねたら気持ちがよくなる時まで謝罪しよう。 殴っば当たってあげよう。 そう思いたが、僕の頭に何かがのせられた。
「……ううーん。そうではないよ。 せいやは過ちはないんだもん。」
レイは首を振りながら手を置いていた。 小さいが、暖かい手だった。
「私をためにそのようなことを言ったんじゃない。怖くてはいるが、約束も守ってもらって、私を助けに来たんだよ。 だから謝罪しなくてもいいよ。一緒に帰ってきただけでよかった。」
僕の頭を優しくなでながら、にこやかに笑った。にこやかに……、別に言えば、私を心配しないようにする笑顔だった。
それを見ると、息が止まる。それは今まで見た顔だった。 事実、泣きたいが、じっと我慢している姿が見える。
その前なら私はきっと見なかったふりをしたり、あいまい行動するだろう。しかし、今は違う。
親になることを決心した今は、レイを向けて直接近づくことを決めた。ゆっくり深呼吸をして手を伸ばし、レイをかかえる。
「せいや?」
レイは僕の行動に驚いたが、僕はじっとしていた。
そして普段なら顔に鉄板を敷いても手足が縮こまる、死んでもしない言葉を口にしている。
「レイ。強いふりをしなくても良いから泣きたい時があったら言って。僕がこんなにぎゅっと抱きしめてあげる。」
「……私、私は泣きたくない。放して。」
慌てて胸を押し出すレイの力は弱かった。それでも抜け出すためにもがくて巻いた腕に空間が生まれており、それがなくなるほどぎゅっと抱きしめた。
「僕はバカだから遅く悟りたが、これからはあなたに気を使うように。 だから甘えてもいい。」
「あ、違う。 私は……。」
無理やりに涙を流しながら、表情を隠そうとするように顔を私の肩に埋めた。今回は私がレイの頭を優しくなでた。
「本当によく我慢した。」
きっと何かが違う。 種族も違う。 そこで僕は異世界人だ。
そのすべてが違うが、魔王がどんな考えで僕をレイ元に届けたのか大体や悟ることができた。
やがて静かに涙ぐむレイは大きな声で泣いて泣き始めた。今まで積んでおいた悲しみを一度に吐き出すようにしばらくレイは泣いた。
……いや。 ところであまり泣いている?
戸惑っているが、ベッドの側に立っているリナは何も言わずにじっと立っていてもう私も、特にすることがないので、静かにいた。 代わりにしっかりとして寂しくないように、暖かさを感じることができるように抱いてくれた。
ある程度時間が流れたのだろうか。 レイは鳴くのをやめ始めた。 やっと僕はレイをまとった腕を解き、顔を見合わせた。
「…フム。」
「プフプ!」
ところがレイの顔を見ると笑いが込み上げてしまった。
泣いてしまった後の顔がめちゃくちゃなので、それがとても可愛くて笑わせたのだ。
「うーん?」
「……(ゾワリ)。」
僕が笑いが起こったのにレイはなぜか全く知らない泣き面に見上げている。リナは私を雰囲気の把握できない犬を見るように睨みつけた。
知っている。 つい笑い出しから、睨みつけるないで。やっと落ち着いて手でレイの涙を拭いてあげて鼻も触ってくれた。
まあ、それは二の次にして私は本当にレイが理解したのか聞いてみた。
「僕の話よくわかる?」
そう聞くと、レイは残った涙を流しながらうなずく。
「うーん。それではこれからもそばにいてくれるでしょう?」
「分かった。 それでは僕たちこの前のように約束しよう。」
僕がそんなに言うと、レイは小指を差し出した。 そして僕も、指をかけた。 僕たちはお互いに向き合う、笑った。 それに僕は少し近づいたような気がした。
……ところがね。 レイが橋の上に長く上がっているためか足に痙攣が出そうだ。 我慢して出したいですがもう限界だった。
「そろそろ降りてきてくれる?」
「嫌だ。もっとこのままいるの!」
僕の胸に顔を埋めて混ぜた。 レイがもう甘えるなんて、橋の上に座るのが楽なのか。
「それだけ姫様が犬の心配をしたのだ。」
いぶかしむ僕の表情を読んでリナが説明してくれた。僕がしっかりしたことを除けば、死体だ。 こんなの心配する必要もないのに。 まあ、足につったのは別て。
「呪いにひらぐものようになるいぬのやつが。」
お前は横でつっこみかけてくれなくても良いからレイを取ってくれて。まだ疲労が積もっているかレイの体重が重く感じられる。
僕のテレパシーが通じたかどうかよく分からないが、リナはレイを持ち上げて僕から落としては床に置いた。
すると[あ、そうだ!]してレイは何か思い出したというように自分の机で紙をもたらした。
「これを描いた! どう?」
それは前に見た絵だった。 しかし、前科と違う点があった。
レイを中心に僕と魔王は、レイの手を笑って握っていた。どうも僕は気絶した時、描いたようだ。
それを見ていると、心の片隅がしびれてきた。理由は知っている。しかし、それを今表現してはいけない。
それではレイは心配することだ。僕は考えを変えることにした。事物の本質がなく、その外面だけを見た。
その時描かなかった絵だったが、また見たらうまく描いた。
「凄いね。 レイは大きくなって画家になるかな?」
「えへへ。」
頭を撫でてくれと、レイはうれしそうに僕の手を感じた。 そして僕も感じた。 レイの頭を撫でごとに角が僕の手のひらを刺激なので、気持ちがいいんだよな。
「撫でてなる中にすみませんが。」
急にリナが割り込んできた。
「姫様は降りてノリを手伝っていただけませんか.」
「後に行ったら駄目?」
レイが僕を見上げながら聞いて私もちょっといる行きなさいと言おうとしたが、リナの視線が尋常でない。 何か話したいことがあるようだ。
「僕もすぐに付いて行くんだから先に行って。」
しばらく悩んでいると、レイの背中を軽く押してくれる。
「うーん。わかった!」
納得し、タダダク力強く走っているレイの後ろ姿を見た後、僕はリナに話した。
「言いたいことが何か?」
「貴様の考えが気になっただけだ。」
「僕の心をよく読むようなお前が?」
「しかし、今回だけは貴様が考えていることをわからなくて。何のために、貴様は姫様を助けに行ったんだろう? 何があなたをその状態にもかかわらず、動くように作ったのか?」
それか。しかし僕はそれを話してくれるつもりがない。 恥ずかしくてとぼけを咲かせた。
「分からないよ。」
「これから食事は草を混ぜたスープを与えるようにする。」
チクショ。食べることで脅迫するなんてずるいよ!
そんな話を聞いて、僕は知らないふりをすることを放棄した。仕方ないでしょ? こいつの食べ物を食べられないなんて呪いをもらうことより、苦痛だ。
「ただ、レイを僕の娘だと認めた。」
そんなに言うと、リナの目つきが冷ややかに輝いた。 ……あ。これはそのパターンだ。
「姫様について少し知ったとして、貴様は資格はならないはずだ。 そんなことをむやみにするなと。」
やはり冷たかった言いまわしだ。 この前には何も言えなかったが、今は確実に言える。
「だからって何?」
「…。」
リナの目つきが鋭くなっている。 それでも僕は話した。
「僕が決めた。 レイは僕の娘だと。 それでは助けに行くのに理由のようなものが必要なのか?」
「……前にも言ったが、それは。」
どんなことなのか知っている。 先のことなんかは全く考えていない論理に過ぎない。しかし、僕はリナの言葉を聞かないし切った。
「それを決めるのは僕とレイだ。」
「無理がある。」
「そう。 僕の勝手次第だ。 だからって何? 僕がいつから他人の話を聞いたと思う?」
これだけは僕も退く考えがない。魔王に依頼を受けて、今から僕はそれを受け入れた。それではなった。
云ったでしょ? 僕の顔に鉄板を敷いた。 恥ずかしい行動も何としないようにする人がまさにこの身だ。
「それでは姫様にはどのように話ししようと言うのだろうか。私がお前のおやじと話したりするのか?」
「それはゆっくり時間をかけながら言うつもりだ。 お前の言葉通りレイはまだ魔王の死を受け入れることは難しく、子供なので。」
そう言って、ぼくはレイの前でその言葉はなるべく自重することにした。まだレイは魔王を忘れていない。 今見せた絵がその証拠だ。それはレイが望む現実だ。
しかし、現実は残酷にも永遠に叶うはずがない。だから今はこのぐらい関係が適当と判断した。そんな僕をリナが腕組みをして軽蔑するように睨みつけた。
「まあ、それでも姫様を助けたのは事実だ。今回は見逃してやることにしよう。…今回のみだ。 それ以上姫様にお前の気持ちを伝えな。」
強調するように言うリナに僕は賛同した。 しかし、それは一部分だ。
「僕も伝える考えはない。まだ受け入れられるものとないものがあるのでそれを区別できないほど愚かではない。」
僕は前に、リナが言った言葉を使った。 僕の話を聞いてリナは冷えた視線で眺めている。
「はあ。」
こうしていても私が心が変わらないということを知っていたか先にため息をついたのはリナだった。
「だからこれからどうするつもりだ? これから姫様を狙う者たちの対処と行動をどうするつもりか。」
それは当然僕も考えておいたものがある。
「それは決まっている。」
僕は自信満々に微笑んだ。
「家で待っている。」
リナが嫌気がさしたという表情で手を額につけた。
「……一瞬でも期待した私が愚かでぼんやりして首を締めたいね。」
自己卑下するな。 私が本当に情けなく感じられるじゃない。
「僕がレイを狙うやつを誰か全部分かるのか? そして僕は'僕たちの冒険はこれからだ!'という展開はあまり好きではない。」
そうなれば、レイと一緒にいる時間が少なくなる。探しに行くより引き入れたほうが倒しやすいと判断しただけだ。
この世の中で最も強い勇士を倒した以上、僕より強い人間はないから。
「ところでそんなことなぜ聞くんだ?」
「姫様は人間と魔族、両者ともに命が狙っている状況だ。 しかもお前は人間で一番強かった勇士を倒して姫様を助けた。その言葉は、姫様と貴様の命が狙って姫様をさらに危険に作ったという言葉だ。 まさか考えもせず、貴様は姫様を助けたのか?」
リナが腕を組み合わせて小さくため息をついた。そうなるか? 一旦、目の前の事態を解決するのに急務だった。
まあ、一旦王というお爺さんに脅迫をしておいたけど通じるわけがない。人間という目で見ないと、信じない生き物なのでそれを信じない他の人間がレイを取りに来るだろう。もちろん、魔族たちもそうでしょうね。それでも僕がすることは何も変わらない。
「レイを狙ってきたやつを倒してしまう。 変わったのはないようだけど?」
「……フゥ。 きさまには世の中を楽に生きていいね。」
ちょっと前にも思ったように、レイを助けることが一番急だから、あとはほとんど考えていなかったと。
だからそんなことはちょっと後に考えよう。
リナは話が終わったかどうか僕から体を回した。
「もう言うことはそれだけか。」
「いや、もっといる。」
しかし、なぜ僕に背中を見せてくれるの?
「魔王城が深刻に被害を受けてね。」
昨日勇士が、そうさせて行ったけどね。 なんだかんだで、僕もそうだったし。
「いま、したで人間女性が修理をしている。 テメェも手伝うように。」
起きてから数分が過ぎたとそうなんだ! それに僕は患者だ。
「包帯が巻かれたのが見えないの?」
「それか? それは偽物だ。」
うん?その言葉を聞いて包帯をほどくと傷のようなものはなかった。 ……騙された。
「丈夫な体に何の仕業だ。 まぎらわしい事しないで!」
「それでするのか、しないのか? しなければ食事はない。」
僕が選ぶべき選択肢は一つしかないようだ。
「分かった。 分かったから出よ。 服着て手伝いに行くんだから。」
YES宣言を聞いて、リナは出た。すぐに僕は上着を着てため息をついた。僕が休む時間は眠るとき以外にはないのか。
それでも以前と違って僕にここから出て行けと述べないのを見ると、ここに居候してもよさそうだ。いったんそれに喜んでいなければならない。
「せいや~!」
下へ行こうとすると、レイががらりと戸を開けて来た。 待ちくたびれたのか?
「ジャンヌが連れてきだって! 早く下りていく!」
ではないね。 作業のために呼んでいるのだった。レイは、ひまわりのような微笑を浮かべて僕の手を握って降りていった。
眺めることだけで気持ち良いレイの顔を見ながら考えている。この席にいなければならない人物を代わって僕がある。
いつか真実を話してもこれからは魔王を代わって僕がレイを守って親としての役割を尽くすつもりだ。それは魔王の頼みであり、同時に僕の意志もある。
しかし、それを直接に言葉で表現するには僕の準備とレイの心はまだ不安だ。確かにこの前には僕が想像できない苦難があるだろう。しかし、なぜかわからないと乗り切っていくことができるようだと感じられる。
僕を導いていく小さな手で感じられる暖かいことが、そんな不安を消してくれている。その時が来るのを待とう。覚悟されたら言ってみよう。だから今は笑って。
先のことは後に考えてまず笑ってみよう。いまはいつどの時よりも幸せだから。
「怖い、犬。 その表情はなんだ?」
「に, 兄さん, 気持ち良くないですか?!」
「あなた、まだ痛いのか? 特に頭が。」
「せいや、どうしたの?! 大変なの?」
笑うから、周囲でこのような反応が来る。……その前に先に泣いてもするのかな?
エピローグです。
冬休みに開始した小説ですが、こんなに最後を出せるようになりますね。
それではこれを読んでくださった方、本当にありがとうございました。 次には夏休みの時、他の小説で会いましょう。
バイバイ~。




