とりまき令嬢物語
最終エピソード掲載日:2026/05/04
四方を有力な豪族が囲う窪地に理蛇姫は生を受けたのである。四方の豪族から受ける圧力により今代の当主は抗う意思を失っていた。
「げへへっ。お主もワルよのう」
「滅相もない。お代官様こそ……」
当主が篭絡されたのである。領地には銀山があったが隣領に配慮し掘れない始末であった。理蛇姫は後妻の娘であり、父と兄からは母共にぞんざいに扱われていた。そのため四方の酒宴に赴きそのお零れを頂き生計をたてるのを思いつく。ついたあだ名が乞食の姫である。理蛇姫は道化として辛い日々を送る中、抜け忍の母を持つ炉絶蛇と出会い、彼女は理蛇を利用しようと考えた。炉絶蛇の案により二人は金を得る忍法金術を得たが、周りの素破に見破られ炉絶蛇は吊るされてしまった。
「なんと哀れな事でしょう……」
優しい理蛇姫は彼女を助けたのである――それは理蛇と炉絶蛇の別れでもあった。
時は流れ理蛇は賄賂を受け取る条件として父親により中納言へと差し出された。まだ幼かったゆえ、将来は妾となる約束を受けたのである。しかしそれだけでは飽き足らず、金にがめつい父親の手により大納言が奉公を探していたゆえお屋敷にて丁稚奉公へ。
辛い日々の中、御前の秘密を知り御前に気に入られ、御前の娘である巳零由姫への奉公を命じられる。巳零由姫は将来将軍へと嫁ぐべく育てられた由緒正しき姫君であった。
また素破により貶められた炉絶蛇の再開を果たす。
「貴女は仕方のない人ですね」
またまた炉絶蛇は助けられたのであった。
そんな折、他所に思い人を作った将軍を慕う周りの物共により巳零由姫が計略にはめられてしまう。理蛇は巳零由を救うためにその身を差し出すのであった。
巳零由を逃がした罪により死罪を受けた理蛇姫。処刑直前にて降り立つのは炉絶蛇であった。なんと彼女は月からの使者であったのだ。理蛇姫を救うには七つの宝が必要であったが、炉絶蛇はそれらを手に入れたのである。煙に乗り理蛇姫を月へと昇らせた炉絶蛇。二人はその後、月明かりを受ける中、仲睦まじく暮らしたのであった。
この物語はカクヨム様にも投稿しております。
「げへへっ。お主もワルよのう」
「滅相もない。お代官様こそ……」
当主が篭絡されたのである。領地には銀山があったが隣領に配慮し掘れない始末であった。理蛇姫は後妻の娘であり、父と兄からは母共にぞんざいに扱われていた。そのため四方の酒宴に赴きそのお零れを頂き生計をたてるのを思いつく。ついたあだ名が乞食の姫である。理蛇姫は道化として辛い日々を送る中、抜け忍の母を持つ炉絶蛇と出会い、彼女は理蛇を利用しようと考えた。炉絶蛇の案により二人は金を得る忍法金術を得たが、周りの素破に見破られ炉絶蛇は吊るされてしまった。
「なんと哀れな事でしょう……」
優しい理蛇姫は彼女を助けたのである――それは理蛇と炉絶蛇の別れでもあった。
時は流れ理蛇は賄賂を受け取る条件として父親により中納言へと差し出された。まだ幼かったゆえ、将来は妾となる約束を受けたのである。しかしそれだけでは飽き足らず、金にがめつい父親の手により大納言が奉公を探していたゆえお屋敷にて丁稚奉公へ。
辛い日々の中、御前の秘密を知り御前に気に入られ、御前の娘である巳零由姫への奉公を命じられる。巳零由姫は将来将軍へと嫁ぐべく育てられた由緒正しき姫君であった。
また素破により貶められた炉絶蛇の再開を果たす。
「貴女は仕方のない人ですね」
またまた炉絶蛇は助けられたのであった。
そんな折、他所に思い人を作った将軍を慕う周りの物共により巳零由姫が計略にはめられてしまう。理蛇は巳零由を救うためにその身を差し出すのであった。
巳零由を逃がした罪により死罪を受けた理蛇姫。処刑直前にて降り立つのは炉絶蛇であった。なんと彼女は月からの使者であったのだ。理蛇姫を救うには七つの宝が必要であったが、炉絶蛇はそれらを手に入れたのである。煙に乗り理蛇姫を月へと昇らせた炉絶蛇。二人はその後、月明かりを受ける中、仲睦まじく暮らしたのであった。
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