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親子魔法師  作者: 夏希


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17/21

希望

 ノームの指定した場所に、守護隊は元より、先の防衛戦に参加した一部の貴族や近衛隊も集まっている。

「まさか!?王までこのような場所にいらっしゃるとは」

「構わん。気遣いは無用だ。余も真実を知る為に集まった一人に過ぎん。過去の判断の誤りによって多くの犠牲を出してしまった。余は近臣だけでなく、より多くの声を聞かねばならなかったのだ。改めて此処に居る皆にも謝りたい」

 非公式の場とはいえ、王が家臣達に対して頭を下げていた。皆、へりくだるしかないが、王がこのような行動に出たのは、少なからずイルミンさんやオリバー副団長の話を聞いたからかもしれない。

「やはり人間は面白いな」

「ノーム」

 皆が再び改まるが、ノームはそれを制した。

「少し長くなるかもしれん。楽にすれば良い」


「先に結論から述べよう。かつてこの国を襲ったスルードが復活した。まだ万全では無い為、しばしの猶予はあるだろうが、いずれこの国を襲撃するであろう」

「やはりあの話は本当だったのか……」

「ロックが倒したのでは無かったのか!?」

「一体どうすれば……」

 様々な声があがる。

「ロックがスルードを討ち滅ぼしたと誰が言い始めたのだ?ロックはあの時、この国にとっての最善策を取った。だからこそ被害はあの程度で済んだのだ。お前達も知っておるだろう、勇者アーウィンの国がどうなったか」

 皆が静かになる……


 かつて魔王を討伐した勇者アーウィンは、多くの国からの誘いをすべて断り、自身が生まれた町ノースレイへと帰った。

 魔王討伐の褒賞として建国の許可を得たのだ。

 町民は辺境の町から出た勇者を温かく迎え入れ、勇者王として受け入れた。

 魔王討伐を成し遂げた勇者が守る国、その言葉の魅力は、ノースレイに多くの人々を呼び込み、急速に国を発展させた。

 すべてが順調に進んでいたこの国に悲劇が訪れたのは、魔王が滅んでから9年の月日が経った頃だった。

 元魔王軍六大軍団長(ヘキサグラム)のスルードがノースレイを突如として襲撃したのだ。アーウィンはその戦いにて命を落とし、発展を続けたノースレイはわずかに生き延びた住人を除いて壊滅となった。

 ここ王都が同じくスルードに襲撃を受ける、わずか2週間程度前の事と言われている。

 この情報は、世界中を駆け巡る商人がノースレイに商いで訪れた際、廃墟を目撃した後に、近くで生き延びた人から聞いた話が元に世の中に広まっている。この王都に伝えられたのは、スルードの襲撃を受けてから一月以上の時間が経った後であった……


「スルードは狡猾な魔物だ。魔王討伐の際も、勝てないとみると、最後まで戦う事なく逃げている。勇者パーティも追うかどうか選択を迫られたが、魔王との戦いを優先している。後にスルードともう一体の六大軍団長(ヘキサグラム)の行方を追ったが、足取りを掴む事は出来なかった…その為にロックは自分の子供の事すら最大限隠匿したのだ。……話が逸れたが、スルードはその間に戦力を整え、精霊シルフの里を急襲、その力の一部を取り込んだ。そして、自分の脅威となる勇者アーウィンを満を持して狙ったのだ。結果、アーウィンは国を守り切れず亡くなり、スルードの次の標的はロックとなった。もし……この国がスルードと戦う覚悟があの時出来ていれば、違う結果を迎える事が出来たかもしれん」

 王の表情が一層強張るのを感じる。

「防衛の大半をロックと守護隊に依存していたこの国はスルード率いるモンスターの急襲によって混乱した。住民の統率が取れず、逃げ惑う者達が溢れた事で、ロックはそのすべてを守る事に限界を感じてしまった。更に誤算が一つ。スルードが取り込んだ女王シルフの娘が偶然居合わせてしまった事で魔力が暴走。ワシがその対応にあたらざるを得なくなった。早期の決着を見込み辛くなったロックは、被害を広げない為に一か八かの手段を選択したのだ。スルードの攻撃をわざと受ける事で奴を捕らえ、そのまま封印した。ロックはあくまで生き残るつもりだったが、スルードの執念が凄まじかったのだろう。奴がロックに与えた傷は深く、生き延びる事が出来なかった。更にワシもロックも気付かない微小な意識と魔力が切り落とした手に宿っていたようだ。本来ならばロックの封印を外部から解くのは無理だったが……ワシの落ち度じゃ。ロックの最期の願い、子供達とこの国を頼むという言葉を奴も聞いていたのだろう。それを上手く利用されてしまった」

「その結果、スルードは身体を取り戻し、完全復活したという事ですか?」

 ニコラス伯爵が尋ねる。

「その通りだ。ワシが封印の場を離れなければ、少なくとも身体を取り戻す事は無かっただろう」

「待って下さい!あの時、ノームが居なければ街は大きな被害を受けていました。ノームだけを責める事は出来ません」

「だが、他の誰にも知らされずスルードが生き延びており、復活を果たしたとなればその責任は重い」

「……何が言いたいのじゃ人間よ?」

「無礼な物言いをした事は謝罪致します。どうか精霊ノームよ、スルード討伐まで我らに力添えを頂きたい。この国を…いえ、世界を守る為にも貴方様の力が必要です」

「それが目的か。心配せずとも元からそのつもりだ。どのみち人間だけの問題では済まん。スルードは自分に仇なす者はすべて滅ぼすつもりだ。もちろんワシら精霊もな」

「それほどの存在ですか……」

「アーウィンを最初に狙ったのも、自身の存在が明らかになり、再び勇者がパーティを組んで動き出せば敵わないと踏んだからであろう。10年前にロックが止めておらねば、今この世界がどうなっていたかはわからん」

「私達は勇者アーウィンやロックによってもたらされた平和に甘えていたのでしょう。一人一人がもっと真剣に考える必要があった。その平和を得る事の難しさを……」

「………………」

 しばしの沈黙が流れる。

 自分で勝ち取ったモノと比べれば、人から与えられたモノの価値を図る事は、誰にとっても難しいものだ。

 まして、それが目には見えぬモノ、平和という曖昧なモノであれば、失った時に初めて気付けるのかもしれない。だけど僕は…

「だが、私達はそれに気付く事が出来た。そうだろう?」

 義父さんの言葉に皆が頷く。

「あの災厄と呼ばれた日を知る者であれば、敵がいかに強大であるかは知っている。私とて、あの日の悔しさを繰り返さない為に今日までやれる事をやってきた。同じ思いの者もいるはずだ」

「当然だ」

 クライヴさんの力強い声が響く。

「今度こそ皆の力で真の平和を勝ち取ろう!」

 皆の不安が消える訳ではない。だけど、今逃げ出したところで、スルードを止めなければ少しの延命になるだけだ。

 あの災厄の日から今日まで色々な思いを秘めて過ごして来た人達がいる。今こそ決着を付ける時が来たのだ。


「しかし、具体的に何か作戦はあるんですかい?考え無しに勝てるような相手じゃないでしょう?」

 デリック隊長が言う。

 まとまりかけた気持ちに水を差す発言だが、今回ばかりは正論だ。当たって砕けろという訳にはいかない。

「すみませんね。こちらも命をかける以上は、はっきりさせておきたい。勝ち目が無いなら、少しでも長く家族と一緒に過ごしたいと思うのも心情だ」

「……勝算はある。アッシュ、かまわんな?」

「はい」

「先程も言ったが、スルードは勇者アーウィンとロック達が合流する事を恐れた。それはすなわち、自分が敗れる事を恐れた為だ。……かつて、ロックに勇者アーウィンといずれ実力が並び立つと言わしめた者がおる。のう、ノックス?」

「……はい」

「そして、もう一人。既に知っておる者もおるが、ロックの実の息子にして、同じ土属性の魔法師アッシュ。まだ未熟なところはあるが、その為にワシがおる。世代は変わるが過去に大きく引けは取らん」

 僕がロック父さんの子供と知らなかった人達の間でざわつきが起こるが、ノームは意に介さない。

「更に過去との違いがある。それはスルードが襲来するとわかっている事じゃ。ノースレイ国にしろ、ここにしろ、彼奴は急襲する事で人間側を守勢に回し、優位性を確保した。ロックすら、街中に被害が出た事で難しい立ち回りを強いられたのだ。此度はそれを何としても防ぐ。外ですべての戦いを行い、正面からの戦闘しか選択肢を与えん事で、対等とする」

「それで本当に対等になるのかい?」

「少なくとも、スルードはお前達人間が嫌がる戦い方を理解して意図的に行っておる。それが人間と戦う上で有効だからだ。それに忘れるでない。彼奴はかつての魔王配下の一体に過ぎん。勇者アーウィンが敗れるには、相応の理由がある」

「つまり、住民や建物を守る必要が無ければ倒していたと?」

「ワシはそう考えておる」

「…………皆の者、聞いた通りだ。かつて魔王討伐を一緒に果たされたノーム様が、街にさえ敵を入れなければ十分勝算があるとおっしゃった!我らで周りのモンスターを撃退し、ノックス団長達にスルード討伐に集中して貰う。非常にわかりやすい作戦だ。皆で国を守るぞ!」

「——————」

 大きな歓声があがり、より皆の気持ちがまとまるのを感じるやり取りとなった。


「デリック、いつも嫌な役回りをすまないね」

「……俺は思った事を言ったまでですよ」

「そうか…おかげで助かったさ」

「ありがたく礼は受け取っておきますよ」

 俺は最初から団長、あんたにかけてるんだ。頼みますよ……

 

「アッシュと申したな?」

「はっ!」

 場が解散された後、王に声を掛けられた。

「お主がロックの息子というのは事実なのだな?」

「…はい、その通りです」

「お主にも、父ロックにも、余は取り返しがつかぬ事をした。それを許してくれとは言わん。余はどれほど恨まれても仕方ない。だが、其方が力を貸してくれるならば、どうかこの国に暮らす人々を助けてやってくれ」

「……王よ、頭をお上げください。元より私も、守護魔法師団団長ノックスもこの国を守る為にやって来ました。必ずやスルードを討ち取ります」

「……恩にきる」


「良かったのかアッシュ?」

「義父さん……もう、王に対する恨みとかそんなものはないよ。それよりも、以前義父さんが言っていた、立場のある方が非を認める事の難しさを考えていたんだ……」

「人は一度振り上げてしまった拳を下ろすのは簡単ではない。まして、貴族や王ともなればな。だからこそ、自らの過ちを認め、行動に移せる方は貴重なのだ。間違いは誰にでも起こり得る」

「今ならそれが少しわかるよ。決断した事を貫くにしても、思い直すにしても、立場の高い人こそ多くの人に影響を与えてしまう。それだけ行動に大きな責任が伴ってしまうのだから……」


 

「お前の言った通りになったなノックス」

「ノーム様にまで芝居染みた事をさせてしまい申し訳ありません」

「構わん。ワシもスルードだけは何としても滅ぼさねばならん。出来る事すべてを成さねば彼奴には勝てぬ」

 実は、この集まりの前に義父さんとノームと打ち合わせをしていた。何とか皆の気持ちを一つにまとめたい。その為には、多少大袈裟でも、義父さんと僕を勇者アーウィンと英雄ロックのような希望とする他ないと。

「残念ながら、勇ましい言葉だけでは真の恐怖には屈してしまう事もあります。しかし、希望となる光があれば……戦い続ける事も出来ます」

「例え仲間を欺く事になってもか?」

「皆が同じ思いで望まねば乗り越えられません。私達も真の光となれるよう全力を尽くします」

「良い覚悟だ。アッシュ、もう気付いておるか?」

「うん……僕の中に女王シルフの子供が封印されているんだね……」

「そうだ。スルードによってシルフの里が襲撃された際、撃退出来ぬと悟った女王は、子供だけでも逃したのだろう。其方の生まれ持った風属性の力と純真な心に引き寄せられ、出会った。生まれて間もないシルフ、そして子供ながらに高い素質を持った其方、幼い二人の会話は意図せず、互いに理解しないまま契約を結んでしまった。異例の早さではあるが、時間をかけ、互いに理解していく事が出来れば問題無かったであろう。だが、其方達が居る王都をスルードが襲撃した」

「………………」

「スルードは女王シルフを力で屈服させ、強制的な契約を結んでいた。女王が子を生み、本来の力を失っていた事が仇となってしまった…結果的に最悪の形で母娘は再会し、それに気付いたスルードの挑発によって、娘は魔力暴走を起こした。幼い其方にそれを止める術などわからず誘発を起こし、最悪命の危険もあると見て、ワシが娘の存在を封印したのだ」

「僕のせいでロック父さんはノームの力を借りられず、スルードとの戦いに苦戦する事になったんじゃ……」

「それは違う。確かに影響が全く無かったとは言わんが、ロックは被害を抑える為の最善を尽くしたのだ。結果的に命を落としてしまったが、後悔などしておらぬだろう。それと、お主達人間は時々勘違いしておるが、こと戦闘に関しては、ロックはワシより遥かに強い。精霊は自分と同等以上の魔力を持つと認めた者としか契約せんからな」

「そうだったの!?」

「私も初耳です……」

「……サラマンダー、お前は後で説教じゃ」

「………………はい……」

「ノックス、お前がサラマンダーと結んでおる契約は、ワシ達からすれば対等の契約ではない。人間から大量の魔力を貰う事で力の一部を貸す、言わば精霊側が有利に立つ契約だ。ワシ達は精上魔力契約せいじょうまりょくけいやくと言っておる。一方、精霊がその力を認めた上で、その者の思想も含めて受け入れた時に結ぶ対等の契約を精魔相互契約(せいまそうごけいやく)と言う。こちらは自分の意思で精霊が契約者を助ける為、魔力を要求される事はほとんど無い。そして、精霊の力を100パーセント扱えるのはこれだけだ。代わりに精霊側の頼みも叶える義務は発生するがな」

「それ程の違いがあったのですね……精魔相互契約(せいまそうごけいやく)を結ぶのはやはり難しいのでしょうか?」

精上魔力契約せいじょうまりょくけいやくはお前達の世界で言う味見のようなものだ。精霊に選ばれた以上、その可能性をすべての者が持っておる。そこから先はその精霊次第だ。ワシが知っておる中で最近だと、ロックとアーウィンくらいだな」

「なるほど……」

 やはりその契約のハードルはかなり高そうだ……

「ノックス、お前はサラマンダーとよく向き合え。時間は限られているが、他に近道などない」

「ノーム、女王シルフがスルードと結んだ契約は何になるの……?」

「あれに名前など無い。ワシらに取っては最大の屈辱だ。好きなように力を利用され、全てを使い果たされれば消滅するより無い」

「助ける方法は?」

「力を使い切られる前にスルードを倒す。それだけだ」

「……また一つあいつに勝たなきゃいけない理由が増えたよ」

「…………アッシュ、其方と女王シルフの娘は不完全ながら精魔相互契約(せいまそうごけいやく)を結んでおる」

「そうなの?!」

「ああ、だが先程言った通り不完全だ。其方の力をシルフに示せておらぬ。だからこそ魔力暴走を誘発してしまったのだ。其方がこれからやる事は単純だ。ワシが封印を解錠した後に現れるシルフに力を示して認めさせれば良い」

「シルフと戦うって事か…大変だけどやるしかない」

「わかっておるとは思うが、精霊を認めさせるには同じ属性、シルフなら風属性の魔法で打ち勝たねばならん。他の属性の魔法を使ってはいけない訳ではないが、間違えるなよ。とんだじゃじゃ馬娘だ、心してかかれ」

「そうゆう大事な事はもっと早く教えて!!」

 

【人物紹介】

アッシュ・メイソン(ローランド):英雄ロックの実子。実父に憧れて魔法師として日々修練に励んでいる。幼少期に精霊シルフと契約を結ぶ程の才を持つ。


ロック・ローランド:元勇者パーティの魔法師。パーティ解散後は王都にて守護魔法師団団長を務めた。スルードの災厄にて元凶を封印したが、10年の時を経て封印は破られてしまう。


ノックス・メイソン:かつてロックの部下として王都守護魔法師団の副団長を務めた優秀な魔法剣士。アッシュ、フローラ兄妹の養父。新生守護魔法師団団長を務める。


フローラ・メイソン(ローランド):英雄ロックの実子。家族の事を大事に思う心優しい女の子。


リナリア:ノックス・メイソンの妻。控えめな性格ながらも芯の強さを持つ女性。


マリー・ウィンスロー:守護魔法師団隊長。金髪の美少女で、魔法師の実力も別格。自分の目指したかった姿をアッシュに重ね、意識している。 


アイリス・アシュレー:王都守護騎士団の団員。マリーとは大の仲良しで、元冒険者パーティを組んでいた。


リネア・ハーネス:守護魔法師団第七部隊に所属する風属性魔法師。マリー、アイリスとは元冒険者パーティを組んでいた。


ヒース・ビアーズ:元冒険者。マリー・ウィンスローに憧れて守護魔法師団へ入団さかた炎属性の魔剣士。


チェリル:第七部隊の賑やか担当魔法師。実は高い魔力を有しており、影で努力を怠らない。


クライヴ:Sランク冒険者で一流の剣士でありながら、冒険者パーティを率いるリーダーも務める。


モーガン:守護魔法師団第二部隊隊長。土属性の優れた盾使い。


ヴェルナー:公爵位の貴族。過去にロックとの因縁があり、守護魔法師団を毛嫌いしているが、国を思う気持ちは誰よりも強い。


ニコラス・ゴードウィン:伯爵位の貴族。ノックスの父から剣技を学んだ過去があり、ノックスとは古くから付き合いがある。


マーカス・ゴードウィン:ニコラスの弟。兄を尊敬し、その手足となって活動を支えている。


オリバー:守護魔法師団副団長。ノックスとは再結成前からの同僚。イルミンと裏で繋がり、此度の襲撃計画に加担していた。しかし、ノックスや現守護魔法師団団員への思いにも偽りは無く、世の中と自分の気持ちにすら翻弄し続けたとも言える人物。


イルミン:シャドーを名乗っていた一人。前身の守護魔法師団に所属した魔法師。スルードの災厄で妻と子を失い、憧れたロックにすら恨みを持つも、真実を知ることでその恨みは王都とそこに暮らす人々すべてに向けられた。


スルード:ロックに討たれたと思われていたが、奇跡的に生き残り、自身の本体を封印から解いて完全復活を果たした。封印され続けた恨みを晴らす為に王都の壊滅を狙っているが、現在は封印されて失った力を取り戻す為に力を蓄えている。

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