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異能被害の処理業務  作者: Hazesimezi
緩やかな川の河川敷
14/16

14, 風吹き葉が擦れ合う

シラカシが会社に入ると、見知らぬ男が泣いていた。


「う”う〜なんて会社に入っちゃったんだ俺は…!!

  製薬系に入りたかったのに…うわ〜ん


  どう”し”て”〜こんな目に〜

  ヒック…こんなに!!

  こ”ん”な”に”合成の勉強をし”たのに”!!!

  シクシク…」


シラカシは思った”被害者2号だ!!”

そして、話しかけると面倒だと思い、

すーっと離れた。


離れた場所で見ていると、

書類を持った女性が社内に入ってきた。


「コんにちは〜♫!!

  アレロ製薬から営業に来ました〜!!

  猫柳です〜♫!!

  誰か居ないの〜!!


  そこの…なんか湿度高いやつ!!

  話聞け!!


  この!私が開発しちゃった!!♫

  完璧な殺虫剤を買え!!」


そして、泣いている男に2Lの瓶を軽く投げ渡した

「うう…(涙)

  な”ん”な”んですか〜

  入社したてなんでわか”んな”いっスよ…」


猫柳「あ”〜!!!

  あんたもしかして!!

  卒論で無機物からパリトキシン合成っていう!

  完全に頭おかしい神技をやってのけた…けど!!

  単位足りなくて3回留年したっていう…!!

  伝説(笑)の犬柳ぽぷら!?


  レポート2年間ずっと忘れてみせしめで

  大学構内に顔写真を貼られてるの見たことある!!」


犬柳「そ…そうですけど…

  

  卒業したはいいけど…

  どこ受けても受からなかった…から

  …ついにこんなところに来ちゃったんスよ…


  猫柳って…もしかして…あなた、

  週二とかで論文出してる…あの?」


猫柳「そうよ!!

  げじげじ専用の殺虫剤の論文を毎日書いてるんだからね!!

  …半分くらい没になるけど」


犬柳「たしか…

  全ゲノム解析とか…してた様な記憶が…」


すると突然、

窓と網戸の間の隙間からげじげじが飛び出てきた。


猫柳「ぎゃあああ!!!

  げじげじだああああ!!


  これでも喰らえっ!!」


猫柳は持ち込んだ殺虫剤の2L瓶を7本、

段ボールごとげじげじに投げつけた。


猫柳「ぎゃああああ!!

  殺虫剤だあああああ!!

  換気しないとだあああああ!!」


犬柳「うわあああああ!!!

  げじげじつぶれたああああ!!

  混合物だあああああ!!!

  俺混合物恐怖症なんスよ

  ああああああ!!!!」


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