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アタイVS妾w  作者: 抹茶ラテ


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3/5

そう言うことか!?♪

シャワーを浴び、お風呂に浸かり油とクリームの臭いを徹底的に洗い流した。

着替えてからミルクティーを3杯、黒くて甘い炭酸水を5杯がぶ飲みし、ようやく人心地ついた。


「(飲んでしまった)……これで少し、頭が働くわね」


アタイ(妾)はベッドに腰を下ろし、シルヴィアの記憶と歴史教科書を照らし合わせた。


そして——。


【聖なる20周年記念】

——先帝イザベラ様は、愛する者のために自ら玉座を降り、隠遁生活を選ばれました。

純潔の女神ミヤビ様が代理統治を始めて以来、帝国はより美しく、清らかになりました——


「……は?」


教科書を持つ手が、かすかに震えた。


「アタイが……恋に狂って引退した、だと……?」


(……ふざけるな)


アタイの目が鋭く細まる。


「ミヤビ……お前が一番怪しいのは確かだ。

だが、決めつけるのはまだ早いわね。

禁忌の魔道具コスメ『虚飾の涙』の利権を握る貴族連中、

マナ・ヴァイラス対策のワクチンポーション計画を潰したがっていた勢力……

他にもいくつか、心当たりはある」


彼女は教科書をベッドに叩きつけ、低く笑った。


「いずれにせよ、歴史を『愛の美談』に塗り替えたことだけは事実。

妾を哀れな女に仕立て上げ、自分たちの好き勝手をするための方便にした……その愚かさは、絶対に許さない」


魔力がわずかに漏れ出す。


『ピーッ! 加害欲アラート発令! 15秒以内にアンガーコントロールを!』


「うるさいわね……!」


アタイは深く息を吐き、苛立ちを抑え込んだ。


「いいでしょう。

犯人が誰であれ、この捏造された歴史を、この九十八キロの豊満なる肉体が這い出て、根底からぶち壊してやる。

表舞台に姿を現した時、連中がどんな顔をするか……今から楽しみだわ」


彼女は自らのたっぷりとした腹に手を当て、苦笑した。


「……まずは腹筋1回から、ね。

この食欲もどうにかしないと。炭酸水を飲んだばかりなのに、まだ甘いものが欲しくなるなんて……本当に厄介な体だわ」


アタイは床に寝転がり、歯を食いしばって腹筋に挑んだ。


「くっ……! 1回も……上がらん……!

ははっ……笑えるわね。帝国を支配した女帝が、腹筋一回すらできないとは……」


それでも彼女は諦めず、もう一度体を起こそうと力を込めた。


「妾が……アタイが、こんなところで止まるわけにはいかない。

この体を磨き上げ、武器に変えて……必ず這い上がってやる」


炭酸水の空き缶を横目に、アタイは静かに、しかし燃えるような目で天井を見つめた。


「誰が黒幕であれ……待っていなさい。

二十年ぶりに、妾は戻ってきたんだから」


最底辺からの反逆は、まだ始まったばかりだった。


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