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幼馴染とネコミミと恋心

作者:さばみそに
「……やられた」

 ある朝、キト・タビーは鏡の前で大変悔しそうに、絞り出すような声でそうつぶやいた。その頭にはぴょこぴょこ動くネコミミが。
 犯人は分かっている、あの困った幼馴染だ。趣味で怪しい薬を作ってはいつもいつも、あれやこれやの手を使ってキトに盛ってくる大変に迷惑な幼馴染だ。やけに手が込んではいるがこれもいつものイタズラだと思ってキトはさっさと治せと幼馴染に詰め寄るが、いつものように穏やかな笑みを浮かべた幼馴染は解毒薬を盾にするとキトにこんなことを言うのだった。

「キトに、俺の猫になってもらいたい、かな」
「はっ?」

――これはネコミミがつないだ、大人になりかけていく幼馴染たちの、恋心の話。
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