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75話 収束の始まり(4)
「おかしいな」
「ん?何がだ?」
抗争を側から見ていたハルネが唐突に口を開いた。
プラトが首を傾げながら質問の意図を聞くと、ハルネは淡々と説明を始めた。
「あの堺家の不死者……不死者ならダメージを負う前提で戦っても問題ない筈だろう?何故頑なにダメージを負わないような立ち回りをしている?」
「言われてみりゃそうだな。防戦一方になるぐらいならダメージ覚悟で突っ込んだほうが不死者の理に適ってる」
ハルネは目を細めながら基仁を見て一つの仮説を立てる────
「あの老人……本当に不死者なのか?」
× ×




