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The Rampage 2021 - The Beginning of the Rampage!!!  作者: 冬野 立冬
4章 The beginning of the rampage!
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48話 大暴れの幕開け(1)


 そして時は現在。


「何だコイツら!?」


「侵入者だ!何とかしろ!」


「でもコイツ無茶苦茶強────」


 修哉(しゅうや)達一向は『リバース』のアジトに乗り込むなり金属バットやらメリケンサックを持つ相手に素手で応戦していた。

 一向と言っても、今の所相手をしているのは修哉だけなのだが……


 修哉は何十人と向かってくる相手の一撃一撃を正確に見定めて攻撃を(かわ)し、カウンターの一撃を食らわす戦い方をしていた。


「どうした!?こんなもんか!?」


 修哉の気迫に辺りの『リバース』の面子は何だコイツと言った表情で思わず攻撃の手を止めてしまい、その足も前に進むことは無くなってしまった。


「来ねえなら俺の方から行くぜ」


 修哉が腕をわざとらしくポキポキと鳴らしながら前進すると『リバース』の面子は冷や汗を掻きながら後退りしてしまった。

 しかしそんなことはお構いなしに修哉は勢いよく人の群れに突っ込み、次の瞬間には人を殴る鈍い音と悲鳴がアジト内に木霊した。


「やれやれ修哉!」


「いいっすよ〜修哉さん!」


 車の中で非戦闘員の津田(つだ)杏梨(あんり)がテンション高らかに応援の言葉を送っていた。


「クソッ!あの女を人質にしてやる!」


 敵の本拠地でそんな事をしていれば目立つのは必然的な事であり、『リバース』の中で姑息(こそく)な手を使うものからしたらそれは格好の的にしか映らなかった。

 そして杏梨をターゲットに見据えた男が駆け出し車に近付くと────


 ドン。という音と共に男の意識はプツリと途絶えた。


「女狙うなんて卑怯者だな」


「全くだ」


 バン車のすぐ前に修哉以外の戦闘員────灰田と池尻が最後の牙城(がじょう)と言った顔で立っていたのだ。

 男は灰田の一撃により完成に意識が沈んでおり、白目を剥いていた。


「修哉さんは俺達に暴行罪を働かせないために戦闘に加わるなって言うけどよ、これは正当防衛だよな?」


「そうだな。そしてこれから殴っていく奴も正当防衛を盾に何でもやりたい放題だ」


 灰田と池尻は言葉を言い終えると同時に敵の群れに突っ込み、思う存分暴れ始めた。


「そうそう。暴れましょ暴れましょ」


 バン車の中で待機していた津田がそんな事を呟くと、バックの中をガサガサと漁り、とある物を手に取った。


「お?やっちゃう?」


 それを見て杏梨もニコニコとしながら津田が手に取った物を見ている。


「やっちゃいましょう!抗争ってのは派手じゃないと!」


 次の瞬間、津田の手元からシュウ……という火薬が燃える音が響き渡り、思わず『リバース』の面子は何をしているんだと言った表情でバン車の方向を見た。


「行けー!!!」


「行ってこい行ってこい!!!」


 次の瞬間、『リバース』のメンバー目がけて突如光が接近し、同時にバンという音と共にその光は弾けた。

 津田と杏梨はロケット花火を『リバース』のメンバーに向けて放っているのだった。


 ロケット花火をモロに受けた男は「熱い熱い」と地面にのたうち回り火傷部分を必死に抑えている。

 そんな男を見ても津田と杏梨は容赦せず次は三本同時に着火をする。


「さあ、次!」


「どんどん行きましょう!」


 再び火薬の燃える音がしたと思えばピシュンという何かが高速で飛ぶ音が三連続で聞こえ、そしてお次は何かが弾ける音が三連発で響き渡り、最後には悲鳴が鳴り響いた。


「何なんだコイツら……」


 突如現れた謎の集団に『リバース』のメンバーの一人が呆けた顔をしながら混乱状態の現場を見ていた。

 しかしまだこんな混乱は序章であり、これからこの抗争は更に大きくなって行く────


 ×                         ×

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