10.調査
少し長め
教会を出てから半月。あの巨熊との戦いから、二月が経っていた。
首から頬にかけて残った傷跡は、今もはっきりと肌に刻まれている。
けれど、それ以外の傷はほとんど癒えていた。
以前なら、これほどの傷を負えば、まともに動けるようになるまで何か月もかかったはずだ。
それなのに、俺の体は驚くほど早く回復した。
体力も、もう元に戻りつつある。
まだ以前とまったく同じとは言えないが、森に入って狩りをするくらいなら問題はなかった。
今日も、槍を手に村を出た。
目的は二つ。
一つは、村に食料を持ち帰ること。
もう一つは、あの光の玉を調べることだった。
教会を出てから、何度も考えた。
あの光は何なのか。
なぜ俺にしか見えないのか。
危険なものなのか大丈夫なものなのか。
考えても答えは出ない。
ならば、実際に確かめるしかなかった。
村人たちとは、まだ顔を合わせていない。
神父様には、しばらく一人にしてほしいと頼んでいた。
村の人たちも、その気持ちを察してくれているのか、食料や生活に必要な物を家の前に置いてくれていた。
ありがたいと思う。
それでも今はまだ、誰かと話すよりも、一人で考える時間が欲しかった。
_______________
森の入口で足を止めた。
木々の間を、柔らかな風が吹き抜ける。
鳥のさえずりが聞こえ、少し離れた茂みでは小さな獣が動いていた。
森の浅い場所は、五年前と同じだった。
まだ森の異変を感じるようになる前。
父さんたちと狩りに来ていた頃の、あの穏やかな森。
少なくとも、入口付近には以前のような不気味さは感じられなかった。
久々の森だ。
槍を背中にかけ直し、森の中へ足を踏み入れた。
◆◇◆◇◆◇◆◇
初日。
森に入ってしばらくすると、木の根元に淡い緑色の光が浮かんでいるのが見えた。
光は地面から少し離れた場所を漂い、まるで導くようにゆっくりと奥へ進んでいく。
距離を保ちながら、その後を追う。
やがて光は、倒木のそばで止まった。
そこには食べられるキノコがいくつも生えていた。
「……本当に、こういう場所にたどり着くんだな」
偶然かもしれない。
そう思いながらも、キノコを採取した。
さらに進むと、今度は淡い黄色の光が見えた。
そちらへ向かえば、小さな獣の足跡が続いていた。
光はしばらく足跡に沿って漂ったあと、ふっと薄くなり、やがて消えた。
周囲を探り、茂みの中にいた小型の獣を見つけた。
槍を構え、慎重に距離を詰める。
獲物はすぐに気づいて逃げ出したが、逃げ道を読んで回り込むことで、いつも通りに仕留めることができた。
光に導かれるようにして、食料を見つける。
そんなことが二度も続いた。
だが、森を歩き続けていると、ふいに視界の端へ暗い色が入り込んだ。
濁った赤紫色。黒い影を混ぜたような、禍々しい光だった。
その光の下にいたのは、一匹の兎だった。
見た目は、どこにでもいる普通の兎。
だが、その体は薄いモヤに包まれている。
巨熊を思い出す。
あの時も、獣の体は同じようなモヤに覆われていた。
俺は息を潜め、兎の様子をうかがった。
暗い光は、兎のすぐそばを漂っている。やはり、何か関係があるのだろうか。
確かめるため、ゆっくりと距離を詰めた。
あと数歩。そう思った瞬間、兎が跳ねた。
「なっ__!」
地面を蹴った後ろ足が、土を深くえぐる。
小さな体が、放たれた矢のように飛び出した。
あっという間に木々の間へ消えていく。俺は反射的に追いかけた。
だが、追いつけない。
兎とは思えないほどの加速だった。
枝を避け、茂みを抜け、逃げた方向を探ってみたものの、すでに姿は見えなかった。
地面には、深く刻まれた足跡が残っていた。
ただ逃げ足が速いだけではない。
あの小さな体で、あれほど強く地面を蹴ることができるのか。
足跡を見つめた。
巨熊ほどではないにしても、普通の獣とは明らかに違う。
そして、そのそばには、あの禍々しい光が浮かんでいた。
しばらく待ってみたが、光はやがて森の奥へ流れていき、見失ってしまった。
初日から、気になることが増えた。
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二日目。
昨日の兎が逃げた場所を調べるため、俺は同じ辺りを歩いた。
すると、また暗い光を見つけた。
今度は二つ。
光の先には、昨日と同じようにモヤを纏った兎がいた。
俺は昨日の失敗を踏まえ、正面から近づくのをやめた。
風下を選び、木の陰を使いながら、逃げ道を塞ぐように回り込む。
兎が顔を上げた。
気づかれたか、?
俺が踏み込むより早く、兎は横へ跳んだ。
その動きは速かったが、昨日ほどではない。
それでも、俺の槍が届く直前には、すでに射程の外へ逃れていた。
追いすがろうとした俺の目の前で、兎は倒木を飛び越え、斜面を駆け下りていく。
俺は追うのを諦めた。
無理に追いかければ、こちらが疲弊するだけだ。
代わりに、地面に残された足跡を調べる。
蹴り出した場所には深い窪みがあり、方向を変えた場所にも、強く踏み込んだ跡が残っていた。
単純に脚力が強い。
少なくとも、昨日の兎はそういう獣だった。
俺は足跡を覚え、森を歩き続けた。
その日は別の場所で食料を見つけ、小さな猪を一匹仕留めることができた。
帰り際、もう一度だけ兎の逃げた方角を見た。
二つの光は、すでに消えていた。
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三日目。
森の浅い場所を抜けると、木々の間隔が狭まり、地面には枯れ葉が厚く積もっていた。
その先で、一匹の獣を見つけた。
狼のようにも見える小さな四足獣だった。
茶色い毛並みの体を、薄いモヤが覆っている。
そのそばには、暗い赤紫色の光が一つ浮かんでいた。
槍を構えると、獣は低く身を沈めた。
飛びかかってくる。
そう判断して突きを放ったが、獣は直前で体をひねり、槍先をかわした。
速い。いや、速さだけではない。
槍が動くのを見てから避けたというより、動き出す瞬間を読まれているようだった。
続けて薙ぎ払う。
獣は後ろへ跳び、地面に着地すると同時に、再び飛びかかってきた。
槍を引き戻し、横へ体をずらす。
爪が服をかすめた。
危なかった。
正面から力任せに攻めても、当たらない。
ならば、狙いを変える。
わざと大きく槍を振り、獣の注意を上半身へ向けた。
獣が反応して身を沈める。
その瞬間、俺は槍を引き、足元へ踏み込んだ。
獣の進路に穂先を置く。
避けようとした獣の体が、槍先に触れた。
深手にはならなかったが、動きが一瞬止まる。
その隙を逃さず、俺は間合いを詰め、槍を突き込んだ。
獣が地面に倒れる。
しばらく警戒を続けたが、再び動き出すことはなかった。
息を吐き、額の汗を拭う。
力や脚力だけではない。
こいつは、こちらの攻撃に対する反応が異様に鋭かった。
倒れた獣を見下ろしていると、その体を覆っていたモヤが薄れていく。
そばに浮かんでいた暗い光も、ゆっくりと離れた。
光は木々の間を漂い、森の奥へと消えていった。
獣が死ぬと、光は離れていく。
これも、一つの共通点かもしれない。
ただ、それが何を意味するのかは、分からない。
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四日目。
この日は、少し大きさがある獣と遭遇した。
灰色の毛並み。鋭い牙。狼だ。
一匹で居るとは珍しい。
なによりその体を覆うモヤは、これまで見たものより濃かった。
そばには二つの暗い光が浮かんでいる。
槍を構えても、獣はすぐには飛びかかってこなかった。
こちらの周囲を回りながら、じっと様子をうかがっている。
やがて、俺が一歩踏み出すと、獣は反対側へ移動した。
まるで、俺の動きを誘っているようだ。嫌な相手だ。
不用意に追えば、背後を取られるかもしれない。
周囲を確認する。
少し先に、木の根が地面から大きくせり出した場所がある。
足元は狭いが、背後を取られにくい。
俺は少しずつ、そこへ移動した。
獣もついてくる。
そして、根のそばまで来た瞬間、獣が飛びかかってきた。
予想していた方向とは逆だった。
とっさに槍を立て、体を横へ逃がした。
牙が腕をかすめる。
着地した獣は、すぐに向きを変えて襲いかかってきた。
今度は槍を突き出す。
獣はそれを避け、俺の横をすり抜けようとした。
だが、その先には大きく張り出した木の根がある。
獣の足が一瞬だけ引っかかった。
ほんのわずかな隙。
槍を握り直し、体勢を崩した獣へ踏み込んだ。
槍先が深く入る。
獣は激しく暴れたが、やがて力を失って地面に倒れた。
すぐに距離を取り、動かなくなったことを確認した。
体力が削られている。
相手の力が強いだけなら、まだ対処しやすい。
だが、こちらの動きを見て、隙を狙ってくる獣は厄介だ。
モヤを纏う獣は、同じように強くなっているわけではない。
それぞれに、違った異常性がある。
今のところ、俺が分かったのはそれだけだった。
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五日目。
森の浅い場所で、淡い青色の光を見つけた。
光は木々の間を漂い、食べられる木の実が実る場所へ導いてくれた。
必要な分だけ採取し、その周辺を調べた。
獣の足跡も見つかったが、モヤを纏う獣の姿はなかった。
その日は深追いせず、森の浅い場所を中心に食料を集めて帰った。
六日目。
昨日よりも奥へ進んだ場所で、モヤを纏う鳥を見つけた。
暗い光は一つ。
鳥は俺の姿を見つけると、枝から枝へと飛び移り、あっという間に高い木々の向こうへ消えてしまった。
追うことはできなかったが、羽ばたく音が遠ざかるまで、その姿を目で追った。
地面を走る獣だけではないらしい。
七日目。
この日は、モヤを纏う獣が二匹で行動しているところに遭遇した。
一匹は小柄で、もう一匹はそれよりも大きい。
暗い光は、それぞれの近くに一つずつ浮かんでいた。
近づくと、小柄な方が先に逃げた。だが、大きい方はすぐには動かなかった。
こちらの様子をうかがうように立ち止まり、俺が槍を構えたところで、ようやく森の奥へ走り去った。
追うのはやめた。
二匹を同時に相手にするのは危険だ。
今必要なのは、無理に勝ちを拾うことではない。
何が起きているのかを知り、生きて帰ることだ。
八日目。
モヤを纏う獣を一匹、仕留めた。
今度の獣は、脚力も反応速度も特別に優れているようには見えなかった。
しかし、体が異様に頑丈だった。
槍を当てても、思ったほど深く傷が入らない。
何度も攻撃を重ね、ようやく仕留めることができた。
その体からモヤが消えると、暗い光が一つ、ゆっくりと離れていった。
九日目。
森の奥で、何度かモヤを纏う獣の気配を感じた。
姿を確認できたものもいたが、こちらに気づくとすぐに逃げてしまったものもいる。
暗い光が浮かぶ場所には、獣の足跡が残っていた。
その一方で、淡い色の光は食料のある場所へと導いてくれた。
光を追えば、獲物が見つかる。
暗い光のそばには、異常な力を持つ獣がいる。
今までの観察から、そこまでは言えそうだった。
だが、なぜ光が獣のそばに現れるのか。
光の数に違いがあるのはなぜなのか。
その答えは、まだわからない。
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十日目。
これまでよりもさらに森の奥へ足を進めていた。
食料は十分に集まっている。
それでも、今日はどうしても確かめたいことがあった。
暗い光が多く集まる場所。
モヤを纏う獣が、より頻繁に現れる場所。
この十日間で見つけた足跡や光の動きを手がかりに、少しずつ奥へと向かっていた。
そして、開けた場所に出たところで、そいつを見つけた。
鹿だった。
立派な角を持つ、大きな鹿。
だが、その体は濃いモヤに覆われていた。
そして、周囲には暗い光が浮かんでいた。
一つ。
二つ。
三つ。
さらに二つ。合計で五つ。
これまで見た獣のそばにあった光は、多くても二つだった。
五つも集まっているのは初めてだ。
俺は足を止め、鹿の様子をうかがった。
鹿はこちらを見ている。逃げる気配はない。
その立ち姿には、妙な威圧感があった。
大きさだけなら、村で見た鹿にも似ている。
だが、まとっているモヤと、周囲を漂う五つの光が、そいつを別の生き物のように見せていた。
槍を構えた。鹿の耳が動く。
次の瞬間、地面を蹴った。
「っ__!」
巨体が一直線に迫ってくる。俺は横へ跳んだ。
角がすぐそばを通り過ぎ、背後の木に激突した。
鈍い音が響く。
木の幹が大きく揺れ、葉が舞い落ちた。
あの勢いをまともに受ければ、あっという間に挽肉だ。
俺は距離を取りながら、鹿の動きを観察した。
突進。それが主な攻撃らしい。
だが、単純に突っ込んでくるだけなら、まだ対処できる。
問題は、あの巨体と脚力だ。
鹿は体勢を立て直すと、再びこちらを向いた。
そして、今度は少しだけ角度を変えて走り出した。
俺が逃げる方向を読んでいる。
横へ避けるだけでは、いずれ追い詰められる。
俺は周囲に目を走らせた。
少し離れた場所に、大きな岩。
人の腰ほどの高さで、地面に半ば埋まっていた。
使えるものは、何でも使え。
父さんの言葉が頭をよぎる。
俺は岩へ向かって走った。鹿が追ってくる。
足音が近づく。
振り返ると、角を低く構えた巨体が、すぐそこまで迫っていた。
岩の横へ滑り込む。鹿は勢いを緩めない。
巨体が岩の脇を抜けようとした、その瞬間。
俺は槍を地面に突き立て、岩の陰へ身を投げ出した。
鹿の角が岩にぶつかった。凄まじい衝撃音。
巨体が大きく傾き、前脚が地面を滑った。
完全に止まったわけではない。
それでも、突進の勢いは確実に削がれている。
俺はすぐに立ち上がり。鹿が体勢を整える前に、槍を握り直す。
だが、突き込もうとした瞬間、鹿が首を振った。
角が迫る。
とっさに身を引いた。角の先が服を裂き、腹の横をかすめた。
あと少し遅れていたら、まともに食らっていた。
心臓が激しく脈打つ。
まだだ。
ここで焦れば、これまでと同じように押し切られる。
呼吸を整えながら、鹿の動きを見た。
岩にぶつかった影響か、突進のあとに体勢を立て直すまで、わずかな時間が生まれている。
ならば、その一瞬を狙うしかない。
鹿が再び地面を蹴る。岩の正面へ回り込む。
迫る巨体。
角が迫る直前、俺は横へ飛んだ。鹿の突進が岩へと向かう。
今度は、角が岩の端にぶつかった。
大きく傾いた体が、地面を踏み外す。
俺はその隙に踏み込み、槍を突き出した。
穂先が鹿の体に食い込み、鹿が暴れた。
体勢を崩した鹿を地面へと倒し。
俺は槍を手放さないよう、深く槍を押し込む。
まだ動く。鹿は何度も立ち上がろうとした。
俺は警戒を解かず、ひたすら槍を押し込む。
やがて、鹿の脚から力が抜けた。
巨体が地面に崩れ落ちる。
しばらくしても、起き上がる気配はなかった。
俺は荒い息を吐きながら、ゆっくりと近づいた。
勝った。
だが、決して余裕のある戦いではなかった。
正面からぶつかっていれば、俺の方が倒れていたかもしれない。
岩がなければ、どうなっていたか分からない。
俺は槍を引き抜き、周囲を確認した。
鹿の体を覆っていたモヤが、少しずつ薄れていく。
そして、そばに浮かんでいた五つの暗い光が、鹿から離れた。
一つ、また一つ。
それぞれが別の方向へ動き出すかと思ったが、光はすぐには散らばらなかった。
互いに引き寄せられるように、少しずつ同じ方向へ進んでいく。
俺は、その動きをじっと見つめた。
光は木々の間を抜け、森の奥へと向かっていた。
やがて姿が見えなくなる。
俺はしばらく、その場所から動けなかった。
五つもの光が、一斉に同じ方向へ向かった。
今までとは違う。何かがある。
そう思ったが、今すぐ追いかけるわけにはいかなかった。
まずは、この鹿を村へ持ち帰らなければならない。
俺は鹿の体に縄をかけ、どうにか引きずれるように準備した。
重い。
これだけの大きさがある獲物を一人で運ぶのは骨が折れる。ジャイガさんが入れば____。そう思わずには居られない。
それでも、何度も休みながら、少しずつ村へ向かった。
___________________
村へ戻ると、俺は鹿をいつもの場所に置いた。
これで十日連続、獲物や食料を村へ届けることができた。
村の人たちが、これを見てどう思うのかは分からない。
それでも、少しでも食料の足しになればいい。
俺は家へ戻る前に、森を振り返った。
入口付近では、鳥の声が聞こえていた。
風が木々を揺らし、草木の匂いが漂ってくる。
五年前と同じ、穏やかな森の音。
けれど、その奥には、まだ知らない異変が潜んでいる。
ふと、木々の向こうで光が揺れた。禍々しい光の玉だった。
一つ、二つ。
それだけではない。
さらに奥から、別の光が姿を現す。
気づけば、複数の光が連なり、森の奥へ向かって飛んでいた。
まるで、何かに引き寄せられているかのように。
俺は、その動きを目で追った。
光が向かう先は、これまで調べてきた場所よりも、さらに深い森の奥だった。
その瞬間、ふと頭に浮かんだ。
________あそこに行けば、アイツがいる。
あの巨熊。
なぜそう思ったのか、自分でも分からなかった。
光の先に何があるのか、確かめたわけでもない。
それでも、その予感は妙にはっきりとしていた。
俺は槍を握り直し、森の奥を見つめた。
行ってみたい気持ちはあった。
だが、今日の鹿との戦いだけでも、十分に危険だった。
もし、あの巨熊がさらに奥にいるのなら。
今の自分に、あれと再び戦えるだけの力があるのか。
答えは出なかった。
俺は森から目を離した。
焦る必要はない。
今は、分かることを一つずつ確かめていけばいい。
そう自分に言い聞かせ、俺は大人しく村へ引き返した。




