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ワタル、自慢する

最近飛ばし過ぎて・・・日曜だけど1本の可能性。

「ねぇねぇねぇねぇどういう事?ねぇねぇヤッちゃった?ねぇ?~」

「ちょ、ちょっとアイビー何言ってるの!」

「いいじゃない。ねぇねぇ~    !?!?あ゛だっ 」


アイビーがうるさいのでとりあえずデコピンしておいた。

最近、デコピンの威力が上がってきた気がするけど気のせいかな?

いずれは一発で意識まで刈り取りたいものだ。


お泊りの次の日、朝からアイビー&ソラールが来た。

監視組としては俺が行方知れずなのはマズい。上司であるティニーさんに相談したところ、そっちにはフェアーさんから連絡があったようだ。

「ウチに泊まります」この一言だけだったらしい。


何て言うか・・・うん、言葉が足りないよね。

「体調が悪そうだったので」くらい付けて欲しかった。

足りない言葉のツケは、結果として俺が払うんだから・・・。



「落ち着け。とりあえず君達が誤解してそうだから話しておこう。おとといの夜、俺は突然の目眩でふらついてしまった。先日の検査の件もあってフェアーさんが泊めてくれた。以上!」

「あぁ、そうだったんですね。ほらアイビー、ちゃんと理由あったじゃない」

「う゛~おでこ痛い。 ってゆ~か!何それ!ロマンスなしって・・・何それ!」



ロマンス?あったさ。この2人が想像してるのとは違うだろうけどね。

フェアーさんの寝顔は今思い出してもテンション上がる。

可愛かったなぁ・・・いい匂いだったなぁ・・・あ゛あ゛あ゛~



「・・・ソラール、これ絶対何かあったわよ~」

「うん。私もそう思う。天地さんが何かを思い出してだらしない顔に・・・」

「弱った振りをして押し倒したりとか?あ、風呂を覗いたのかも!」

「いくら天地さんでもそこまではしないと信じたい・・・」



この2人の中で俺は一体どんな男に見えてるのだろうか。

今度ゆっくりお話をしないといけないようだ。ゆっくりとね・・・ふふふ。

まぁ今日のところはデコピンで許しておいた。アイビー2発目。


フェアーさんにももっとちゃんと説明するように言っておかないとな。

これだから天然は怖い。平気な顔して爆弾を落とすんだもん。

あ、ティニーさんにも後でしっかり説明をしておかないとだね。



「あ、そういえばさ・・・俺の監視っていつまで続くの?」

「お゛て゛こ゛い゛た゛い゛~~。 私が知るか!」

「・・・痛いです。 私も聞いてません」

「2人だっていい加減、普通の仕事に戻りたいでしょ。やっぱり俺ってまだ天界の中で信用ないのかな?」

「天地さんの言いたいことは分かりますが、さすがに年単位は監視が付くかと」



年単位か~。 いや、この2人が嫌とかではないよ?

ソラールさんは可愛いし、からかうと面白い。アイビーはイラっとすることも多いけど、やっぱりからかうと面白い。

でも、もしフェアーさんと恋仲になってお泊りすることになったとしたら、この2人はそれを確実に知る。そして恐らく上司のティニーさんも。


お泊りするたびに知られるって・・・何そのプレイ。

プライベートを他人に知られて喜ぶような性癖は持ってないよ?俺は。

『いつでも文〇砲発射可能です!』状態は遠慮願いたいです。



「まぁアンタはまだまだ信用出来ない存在なんじゃない~?」

「ほぅ・・・貴重な意見をありがとう。お礼に君にはこれをあげよう」

「!?!? あ゛~う゛~~ 」


アイビー3発目。さすがにそろそろ可哀そうになってきたので止めておこうかな。

まぁ、買い置きのお菓子あげとけば問題ないか。

女神に対して慈悲を与える俺。うん、神を超えた存在になれそうだ。











アイビー&ソラールが帰ってしばらくすると、次のお客さんが来た。

「ご飯」という極めて短い手紙を残してくれたお腹ペコペコの女神様。

水を司るアルリーナ。またの名をペコ。

言葉の少ない、感情の起伏も少ない女神様。小柄だがロリではない。



「ペコいらっしゃい」

「ペコは拒否。アル。ルリ。リーナ。ネコリーナどれでも」

「もうこの呼び方で慣れちゃったんだよなぁ・・・」

「ん。お腹空いた」



もうこのやり取りは定番になってるね。

拒否と言いながらそこまで嫌そうじゃないんだもん仕方ない。

それに、この子はご飯をあげればご機嫌だから楽ではある。



「はいはい。じゃあちょっと待ってな」

「ん。ありがと。君、ちょっと聞きたい事がある」

「ん?何さ」

「君、今度ウチ泊まる。いつがいい?」

「・・・は?泊まるって?」

「ん。フェアー様の家泊まった。次はウチ。いつがいい?」



前言撤回。この子、楽じゃないや。


よ~く考えてみると、毎日のようにウチに来てるよねこの女神様。

俺がいればご飯をねだり、いなければ家の前で待つ。

うん、ちょっとしたストーカーなのかもしれないな。

そういや何故か俺のことを好きとか言ってたな・・・。


さて、この謎理論をどうやってかわそうか・・・。

アレか、俺がフェアーさんちに泊まったのを知って、だったらウチにも泊まるべきって謎理論を自己完結しちゃってるんだろうね。



「俺がフェアーさんの家に泊まったのは体調不良のせい。仕方ない事。だから元気な俺がペコの家に泊まるのはちょっとおかしいでしょ?」

「・・・ん。でも・・・ズルい」

「その分、ご飯作ってるんだから我慢しなさい」

「・・・ん。分かった。我慢する」



ご飯大好きペコリーナで助かったよ、ホント。

謎理論と言ったものの、この子はただ素直なだけなのかな。


好かれるのは嫌じゃない。むしろこんな可愛らしい子だから嬉しいさ。

ハーレム生活を目指してるんだから喜んで受け入れるべきだよね。

でもなぁ・・・俺って自分が思ってた以上に不器用みたいなんだよなぁ。


・・・はっ!これが嬉しい悲鳴ってヤツか!

うわ~下界の友人に教えたい。そして悔しがる姿を見たいぞ!




下界で元気に暮らしている友人諸君。

俺は天界で女神様に囲まれて幸せな日々を送っています。

どうだ、羨ましいだろう!

ブクマ・評価などありがとうございます。

とても励みになっています。


まだの人、してくれてもいいのよ?(・x・)

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