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猫のポーズは大好物です

本日2つめ

※ここまでのあらすじ

女神にご飯をあげたら懐かれて好かれた。以上。




「ペコ、とりあえず今日は帰りなさい」

「ペコは拒否。アル。ルリ。リーナどれでも」

「お、おう。そこも譲らないのね」


ペコことアルリーナは水を司る女神だ。

そしてどうやら俺に懐いてしまったようだ。

可愛い子に懐かれるのは嬉しいさ。だって男の子だもん!


でもさ、その理由がご飯だよ?

そんな理由で懐いてくれるなんて・・・現代日本の寂しい男子諸君が今日から料理を始めてしまうと思うんだけど大丈夫かな?


「ペコリーナ、とりあえず今日は帰ろうか」

「また新しい・・・。でもそれも拒否する」

「ワタルさん、アルリーナは私が相手をしておきますので仕事のほうをお願いできますか?」

「あ、ごめん!仕事しないと!」



とりあえずペコはフェアーさんに任せて、仕事しちゃいましょうかね。

と言っても、今日は晩御飯の準備と明日の朝食の準備くらいしか仕事ない。

まぁ仕事がないから午後からなんだけどね。


普段仕事は何をやっているかって?

そりゃ部屋の掃除、水回りの掃除、庭の掃除などなど色々さ。

使用人の仕事なんて雑用がメインなんだよ。


ただし、部屋も水回りも庭も・・・いつでも綺麗なんだよね。

ぶっちゃけ掃除とかいらないと思うよ。

実際、俺が来るまでいらなかったワケだし。


俺の必要性がない?ははは。何を言ってるのか分からないよ。

・・・・あれ、何だか今日は目から汗が出てきそうだなぁ・・・。

変なこと聞くなよ!俺だって薄々気づいてるんだからさ!

フェアーさんの優しさに甘えて何が悪いのさ!泣くぞ?泣いちゃうぞ?



こほん。

ちょっと取り乱しましたね。申し訳ない。

まぁそんなワケで淡々と晩御飯の準備をしています。

時間の余裕があるので今日は煮込み系の料理をするつもりです。はい。






「で、だ。ペコさんや、君はフェアーさんとお話してるはずでは?」

「ん。終わり。ご飯?」

「これは晩御飯の準備だからまだまだ時間かかるよ」

「がーん。君、いじわる」

「いやいやいや、いじわるとかじゃないって」


そもそもこれはフェアーさんのためのご飯だ。

まぁ俺も一緒に食べるけども・・・。

てか、フェアーさんこの子の相手してくれるはずじゃ?フェアーさ~ん?


「ペコ、フェアーさんは?」

「ん。連絡きて忙しい」


何か仕事が入っちゃったのかな。

普段はのんびりお茶してるけど、たま~に忙しそうなんだよね。

仕事の内容については聞くつもりはないし、それ以前に俺には話せないだろう。


フェアーさんに限らず、みんな機密事項とかあるみたいだしね。

神様でもない俺が入っていい領域じゃないのさ。

下手に踏み込んで天界生活が不便になるのは勘弁だ!




「ペコ、料理は出来る?」

「ん。食べるだけ」

「出来ないか・・・でもどうせ晩御飯もここで食べるつもりだろう?」

「ん。もちろん」

「じゃあ手伝ってもらおうかな。教えるからさ」

「ん。了解」



意外と素直に手伝いをしてくれたなぁ・・・ごねるかと思った。

食べる専門なだけあって、料理の腕は壊滅的だ。

でもソラールさんと違って魔改造されないからまぁいいか。


「ペコ、左手は猫の手だよ。こう」

「猫。ニャン?」


ぐはっ!こいつ狙ってやってるのか?

俺に向かって猫の真似とか・・・ありがとうございます!

何だか明日からも元気に過ごせていけそうな気分だ。


「ほら、ネコリーナもっと丁寧に切って」

「ん。また新しい。それも・・・拒否?悩む」

「悩むんかい!」


・・・妄想ステータスに猫属性を足しておこう。うん。










「ご馳走様でした。今日も美味しかったですワタルさん」

「ん。ご馳走様」

「喜んでもらえて何よりです。片付けしちゃうのでお茶でも飲んでてください」

「いつもすみません」

「いえいえ、これが仕事ですから」

「ん。気にしない」

「ペコは片付け手伝え。タダ飯ダメ絶対」

「拒否・・・ニャン」



猫の真似して手伝いを逃れようとしたけど、それは許さなかったよ。

危うく許してしまいそうになったのは内緒だ。

ペコの猫真似を見てフェアーさんが「ニャン?」ってやった時は思わず崩れ落ちたけどね・・・あれは凶悪だった。勝てない。


片付けを終えてそろそろ帰る時間になったらペコは消えていた。

フェアーさんに聞いたらそっと帰っていったらしい。

まさに気まぐれな猫だ。

・・・家に帰ったらいるとかないよね?さすがにそれはないよね?



「アルリーナはワタルさんのハーレムの中に入りますか?」

「え!?いや・・・俺はフェアーさん一筋・・・」

「あらあら、ワタルさんがハーレム目指してるのは知ってますよ?」


デスヨネー。


「目指すというか・・・う~ん、みんなと恋仲になりたいとかじゃないんですよ?」

「あらあら、てっきり気に入った子全員とそうなるのかと思ってました」

「ははは。そこまで起用じゃないな~」


誤解のないように言っておきたい。

俺が普段から言っているハーレム生活はイコール恋人ってワケではない。

いつでも囲まれていたいってのはあるけどね!


みんなでワイワイと楽しく過ごしたい。

アイビーをからかって、それをフェアーさんやティニーさんが笑って、

ソラールさんをからかって、それをアイビーがいじってみんなで笑って、

ロリ女神をなでなでして癒されて、あぁ、ペコもかな?

暴食の女神をからかって、速攻で逃げてフェアーさんに抱き着いて、



あぁ、何だかんだですでにハーレム生活してるな俺。


いつも読んでくれてありがとうございます。

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