【番外編】ティニーの独り言
本日2つめ
夜に更新すると言ったな、あれは嘘だ(・x・)
私はティニーと言います。
運命を司る女神をやっています。
一応、上級女神という事でたくさんの部下を抱えています。
仕事の内容に関しては機密事項なのでほとんど話せません。
様々な運命を管理しているのですからそこは許してくださいね。
あまりしつこく聞くようでしたら・・・皆さんの運命を変えちゃいますよ?
少し前の事です。
私の管理する運命部門でミスがありました。
下界の人間の運命を変えてしまうというものでした。
まず滅多に起こらないことなのでさすがに慌てましたよ。
ミスをしたのはソラールという下級女神でしたが、よくよく聞くと同僚のアイビーが原因でした。
まったく、あの子は・・・。
事態の鎮静化のため、私は運悪く犠牲になってしまった人間と会いました。
それが天地さんとの出会いです。
まぁ皆さん知っての通り、色々とドタバタ劇を起こしてくれて・・・。
あの時は本当に疲れました。フェアー様も困ったものです。まったく。
ただの人間を天界に住まわせるって事は本当に大変なのです。
皆さんが考えてる以上に大変なんですよ?分かります?
天地さんはフェアー様の後押しもあり、天界生活を始めます。
元々ただの人間ですからそのまま放置するわけにはいきません。
ミスの責任もあり、配置換えが決まっていたアイビーとソラールを監視に付けました。
本来、天界に住めるのは神々だけです。
例外として生前、神の加護を受けたものは生活を許されます。
ちなみに、加護を貰える人間は滅多にいません。
ひと昔前は鍛冶の神がよく与えていたようですが・・・。
現代の下界で加護を持っているのは・・・あぁ、ごめんなさい。機密事項でした。
とにかく、滅多にいないってことですね。
なので普通の人間だった天地さんに監視が付くのは仕方のないことなのです。
その監視をする者があの2人というのが不安ではありましたが。
天界管理部に文句を言われないようにするのも気を使いますね。
当の天地さんは楽しそうに生活してました。
そして自分の欲望を隠すこともせず、ハーレム宣言もしてました。
本当にあの人は・・・自由過ぎます。
まさか私まで口説こうとするとは思いませんでしたよ。
何よりビックリしたのは、やはりフェアー様との関わり方でしょうか。
あの方と積極的に関わろうとするなんて・・・。
フェアー様は死を司る上級女神です。そして思考を読む能力もあります。
上級女神の中でも最高位にいる一人ですし、神としての力も桁外れです。
同じ上級神でさえ、あの方を畏怖してやまないのです。
私?私はあの方に育てられたので他の神々のように恐れてはいません。
だから時々お茶にお呼ばれします。
フェアー様にしてみれば、私は天界の中で唯一気を許せる相手だと思います。
そんなフェアー様に対して、天地さんは普通に接していました。
私は本当に驚きましたよ。
だって今まであの方を口説こうとする者なんていませんでしたから。
しまいにはフェアー様の屋敷で働き始めるんですもの。
驚かないわけないです。
フェアー様自身驚かれてましたし。
私が最も驚いたこと。
それは天地さんがフェアー様の屋敷で働き始めてしばらくしてからのことでした。
何があったのかは詳しく知りません。教えてもくれないでしょうね。
天地さんといる時のフェアー様の表情がとても柔らかかったのです。
私はあんなお顔をしているフェアー様を見たことがありません。
まるで恋人と過ごしているような、まるで結婚したての夫婦のような・・・。
天地さんは一体どんな事をしたのでしょうね。
私にはまったく想像が出来ません。ちょっと悔しいです。
フェアー様にあんなお顔をさせる事が出来る天地さんに嫉妬です。
そうそう、つい先日も天地さん発案で食事会がありました。
元々はクロノとの約束のためだったみたいです。
あの人は本当によく食べるので、よくそんな約束をしたなと驚きましたね。
その食事会をするにあたって、天地さんが私のところに来たのです。
「ボッチのフェアーさんと食事してください」みたいな感じでした。
もうちょっと言い方があるとは思いますが・・・天地さんがやりたい事は理解できたので私も参加することにしました。
私としてもフェアー様を必要以上に恐れてほしくはありませんでしたし。
天地さんがフェアー様の事を大切に考えているのを知っていましたし。
無理くり予定を明けました。
最後の最後にクロノと天地さんが揉めていましたがそれはまぁ・・・。
フェアー様も楽しんでいたようですしね。
私達がお暇した後、天地さんと話すフェアー様はとても幸せそうだったらしいです。
裏方として手伝いをしていたアイビーとソラールがそれを見て驚いたようです。
ほとんどの神々から畏怖されるフェアー様。
そのフェアー様が心を許している天地さんは本当に凄い人です。
私ではもう勝てませんね。
育ててもらった私としては複雑な思いも少しはありますが・・・。
あの二人は今日も何処かに出掛けたようです。
天地さんがよく言ってるデートなんでしょうね。
今日も仕事の私としてはちょっと羨ましいです。ちょっと、ですよ?
天地さんは私もよく誘ってくださるので、また無理くり予定を明けてみようかな、と。
だって、あんなに楽しそうなフェアー様を見てると・・・ね。
私だってたまには楽しみたいですもの。
たまには・・・いいですよね?




