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俺だけが知っている

日曜日らしいです。

なので夜にもうひとつUPする予定です(・x・)

今、俺の目の前に2人の女神がうつ伏せで倒れている。

ひとりはアイビー、もうひとりはソラール。


「・・・アイビー」

倒れているアイビーにそっと近づき、スカートをめくる。

今日はピンクか。相変わらずデザインは普通だ。


「・・・ソラールさん」

アイビーのところから場所を変え、そっとスカートをめくる。

ほほぉ紫か。しかもTバックかよ・・・攻めてるねぇ。



俺はグッと拳を握りながら立ち上がる。



「・・・天地さん?もしかして今スカートめくりました?」

「・・・私もめくられた気がする・・・」

「ん?気のせいだろ?」


ふははは。

いくら疲れ切ったからといってそんなところで無防備に寝ているのが悪いのだよ。

おかげで俺のHPが3割ほど回復したようだ。眼福眼福。







何で2人が倒れてるかって?

そりゃ今日は朝からコキ使ったからね!仕方ないよね!


暴食の女神(時の女神)クロノさんを招いた食事会のために朝から頑張ってもらった。

ただでさえ大食いのクロノさんがいるのに、ティニーさんとロリ女神も呼んだんだ。

もう厨房は戦場そのものだったよ。


アイビーと俺は朝から仕込みをずっとしていた。

ソラールさんは色々と怖いので料理以外の雑用をお願いした。

何せ暴食の女神がいるんだ。仕込みの量は想像を遥かに超えたさ。


少しでも量を稼ぐために、カレー・シチュー・豚汁を大きな寸胴で2つずつ。

煮込みに出来る魚を数百匹捌いて、これまた大きな寸胴で2つ。

ブロック肉を適当な大きさに切って大きな寸胴で2つ。


ちなみに大きな寸胴とは業務用で使うサイズだと思ってほしい。

あ、ラーメン屋さんで使うヤツって言ったほうが分かりやすいかな?

まぁそんな感じで大きな寸胴をたくさん用意したのさ。


作った料理はもちろんこれだけじゃない。

複数のサラダ(巨大ボウルいっぱい)、から揚げやハンバーグなんかも作った。

他にも色んなモノをひたすら作って作って・・・アイビーは倒れた。


仮にもお客さんなので寸胴でそのまま出すわけにはいかない。

フェアーさん達には食べたいものを聞き適量を、クロノさんは大盛にして片っ端から。

それらをソラールさんにひたすら運んでもらった。

ついでに皿洗いもしてもらった。で、ソラールさんも倒れた。










普通の量を食べたフェアーさんティニーさんロリ女神は場所を変えて食後のティータイムへ。その場に残ったクロノさんはペースを落とさず食事続行。

あれだね、頑張って作ったものを食べてもらえるって嬉しいよね。

でもさ、それも限度があるよね。

ぶっちゃけ「まだ食べるの?勘弁してよ」って思っちゃったもん。



用意した全ての料理を食べ尽くされ、こちらが白旗をあげた。

さすがに満足したろ?って思うよ。で、聞いてみた。


「これで全ての料理を出しきりました。満足してもらえましたかね?」

「ん?あぁ、終わりか。そうだねぇ・・・腹六分目ってところかな。もう少し食べたいところだけどそれは家に帰ってから食べるさ」

「・・・六分目ですか・・・」

「ははは。量はもう少し欲しかったけど味はよかったよ。店でもないのにこれだけ作るのは大変だったろう?感謝するよ!」


俺は思ったね。改めて思ったね。

この人絶対に司るモノを間違えてるよ。

どう考えても暴食の女神だよ。100歩譲って食の女神だよ。


「天地よ、アンタいいねぇ。アタシは気に入った!また作ってもらおうかね」

「無理!もう無理!」

「あっはっは、そんなつれない事言わないでおくれよ。次はウチの屋敷でいいからさ」

「無理!もう無理!絶対無理!」

「ほぅ、アタシのお願いが聞けないのかい?アタシは時の女神様だよ?」

「時の女神?いいや、暴食の女神と名乗ってください!」

「なっ!?!?」


言っちゃったよ。

また作れとか、願いがきけないのかとか・・・さすがにイラっとしちゃって。

言った後、クロノさんの空気が変わった気がしたからダッシュで逃げたよ。

別室のフェアーさんに飛びついてプルプルと震えてしまったよ。


「!? あらあら、ワタルさんどうしました?」

「・・・・言っちゃった・・・」

「はい?何をですか?」

「クロノさんに・・・暴食の女神って・・・言っちゃった」

「あらあら」


俺がフェアーさんに飛びついて震えていると、クロノさんがやってきた。

大きなクロノさんが近づいてくるのはとても怖かった。

天界生活始まって以来の恐怖だったと言っておこう。


まぁ結果としてはフェアーさんに守られながら暴言を謝罪した感じ。

フェアーさんは最初に俺の暴言を注意し、その後クロノさんの強引な誘いを注意した。

さすがにクロノさんも強引過ぎたと自覚していたようで素直に謝っていた。

でも正直、次に会うのが怖いよ・・・。


最後にドタバタしたけど、食事会はそれなりに成功したと思う。

俺は準備で忙しくてあまり雰囲気を見れなかったけど、緊張感とかはなかったかな。

ティニーさんは元々大丈夫だったし、ロリ女神も屋敷に来た時は緊張してたけど食べ始めたら普通に会話してたしね。






フェアーさんもニコニコしてた。

他の人から見ればいつもと変わらない感じに見えただろうね。

でも俺は知っている。毎日のようにフェアーさんと会話してる俺だから分かる。

今日のメンバーの中で一番硬かったのはフェアーさんだ。


「フェアーさん、今日は無理言ってしまってごめんね」

「いえ、楽しかったですよ。ワタルさんのお料理も美味しかったですし」

「でも疲れたでしょう?人数も多かったし・・・フェアーさんの表情も少し硬かったしね」

「あらあら、ワタルさんは私の事をよく見てるんですねぇ」



そりゃそうさ。

仕事の日は朝から晩までフェアーさんの屋敷にいるんだよ?

ずっと一緒にいるわけじゃないけど、最近は柔らかい表情を見せてくれるようになったし、フェアーさんのほうから話しかけてくれる事も多くなったからね。

多分、天界で一番フェアーさんのことをよく見てると思うんだ。





いつものように「あらあら、口説かれちゃいました」って言ってるフェアーさんは2人の時に見せてくれる柔らかい表情をしていた。

俺だけが知っているフェアーさんの顔だ。

これがまた凄く可愛いんだから参っちゃうよ。


全ての片付けを終えて家に戻る頃にはもういい時間だった。

まだ倒れたままのアイビー&ソラールのスカートをもう一度めくっておいた。

さすがにバレてデコピン&ビンタされたよ。

いつも読んでくれてありがとう


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