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頑張る男は好きですか?

続・体調不良(・x・)

無理せず更新するので不定期になりがちです。すみません。

我が家の玄関から控え目なノックが聞こえ、

ドアに向かおうとしたらバーンという音をたててドアが開いた。


「アタシが来た!お邪魔するよお邪魔してるよ!」

「・・・えっと、い、いらっしゃい?」

「おう天地!元気かい?ちっさい家だねぇしかし!」


小さい我が家に大きな女神様が侵入してきた。

身長およそ2m、横にも大きいその女神様が入ると家が尚更小さく感じる。

俺が暴食の女神とこっそり呼んでいるこの人、実際は時の女神で結構偉い地位にいる。


「えっと・・・時の女神様ですよね?」

「あぁ、アタシの事はクロノって呼んでくれればいいさ。様付けなんていらないよ」

「クロノ・・さんですね、分かりました。それで突然どうしました?」

「どうしました?天地よ、アタシとの約束忘れたのかい!?」

「ご飯の件ですよね?覚えてますよ。でも・・・あれからまだデートしてません」

「はぁ?もう一回言うけど、はぁ!? まだデートしてないのかい!」


そんなに驚かなくても・・・。

こっちだって色々あったのよ。てか、そんなに驚くほど日にち経ってないでしょ。

どんだけ腹ペコなんだこの女神。


「それにしても、この小さい家で料理なんて出来るのかい?アンタは金持って無さそうだから何処かの店で食べるって感じじゃないし・・・アタシの食欲分かってんのかい?」

「あ、それならご安心を。知り合いというか・・・勤め先?の家の台所を借りる許可を貰ってますし、食材も分けてもらえるので」

「知り合い?あぁ、アンタはティニーのところの関係者だっけ。じゃあティニーの屋敷で作ってくれる感じなのかい?それなら問題ないか」

「あ、いえ、フェアーさんの屋敷ですよ」

「・・・・・・は?」



よく食べるだけあって大きい口だなぁ・・・。てか、驚き過ぎでしょ。

あぁ、ティニーさんと同格くらいって事はフェアーさんは格上なのか。

それにしたって驚き過ぎでしょ。


「・・・天地よ。アンタ・・・フェアー様のところで働いてるのかい?」

「えぇ、使用人として週5勤務です」

「そ、そうか・・・で、アタシの食事もそこで・・・って事かい」


クロノさんの顔色がすぐれない。

やっぱりフェアーさんって偉い神様なのね。

まぁあとは・・・フェアーさんの能力とかもあるんだろうなぁ。


普段から接している俺からすると、そんなに怖がったり緊張したりする理由がイマイチ分からないんだよなぁ・・・。

やっぱり神様の格とかって俺が考える以上に重要なのかね。


俺から見るフェアーさんは、とても綺麗でちょっと天然っぽくてそこがまた可愛い。

最近は表情なんかも柔らかく感じるようになったし。

だから周りのこういったリアクションは俺的には不満なんだよね。



「クロノさん、フェアーさんはとても優しい人だから大丈夫ですよ?ご飯の件だって二つ返事でOKしてくれましたし。食材も好きなだけ使っていいって言ってましたし」

「ん、あぁ。そうか・・・」

「神様の格については俺もよく分かりませんが、フェアーさんそんなの気にしてないみたいだし、能力についても慣れれば特に問題ないかと」

「天地、アンタは何というか・・・凄いな。フェアー様をそういった風に考えられるとは・・・さすがに鍛冶と戦をぶっ飛ばしただけのことはあるな、うん」


ぶっ飛ばしたって、おい。

どこでそんな話になってしまったんだろうか。風評被害もいいとこだ。

俺はただデコピンしただけだ。あ、戦神には別の事もしたけど・・・。

でも決してぶっ飛ばしてはいない。そんな怖い事は出来ません。人間だもの。











「それじゃ、用意する環境が整ったらまた連絡しますね」

「あぁ、何だか急かしたようで悪いね。どうもアタシはご飯のこととなると視野が狭くなってしまってね。分かってはいるんだが・・・こればっかりはね」

「あはは。プロみたいに美味しくないかもしれませんが頑張りますよ」


クロノさんとの約束は出来るだけ早めに頑張るって事で話がついた。

来た時はあんなに豪快に入ってきたのに、帰る時は普通だった。

俺としては「じゃあな!」って言いながらドアをバーンって閉めるのを予想していたのに。




それにしても、今日改めて感じたけどフェアーさんは怖がられ過ぎだ。

神様の格とか以前の問題のような気がする。

だってアイビー&ソラールは上司のティニーさんに対してそこまで怖がっていない。

格上として、上司として接しているけど怖がってはいない。


そりゃ司ってるものや、能力に対して畏怖するのは分かる。

でもみんなそればかりを気にしてフェアーさん自身を見てない気がするんだ。

フェアーさんぼっち。可哀そう。


ここはあれだな、この渡さんが架け橋にならないといけないね。

アイビーは料理を、ソラールさんは配膳を手伝わせるから来るのは確定として・・・。

やっぱりティニーさんも呼ばないとだね。あ、ついでだからロリ女神も召集だな。


男の神達は・・・どうでもいいか。

むさい奴等をフェアーさんの屋敷に入れるのはどうかと思うし。

うん、きっとフェアーさんも嫌だろう。俺も嫌だ。


って事は、フェアーさんも入れて4人か。

アイビー&ソラールの2人には倒れるまで働いてもらおう。頑張れ。

明日はみんなの予定を聞いて回って、都合のいい日を見つけないとだね。

デートのリベンジと順番が逆になるけど仕方ない。











「って事で、アイビーとソラールさんには裏方をお願いしたい」

「配膳ですか~。はい、分かりました」

「はぁ・・・私が手伝うの前提って何よ~。あと何で私だけ呼び捨て?納得出来ない!」

「ははは、そこは俺とアイビーの仲じゃないか」

「どんな仲よ!」

「はいはい、分かった分かった。んじゃ、当日はよろしくね~」

「むきーーー!!!」



忙しいティニーさんの予定を合わせるのが一番苦労した。

てか、予定がだいぶ先まで埋まってた。

そこを強引に口説きましたとも。この渡さんの魅力に掛かればイチコロでした。

うん、ごめん。嘘です。


ちょっと無理言って時間作ってもらいました。

主にフェアーさんに対するみんなの関わり方とかを理由にして無理言いました。

ロリ女神はいつも通りだったし、クロノさんは予定が入っててもキャンセルするから大丈夫って訳分かんないこと言ってた。いいのか?それで。


フェアーさんはいつものようにニコニコしてた。

予定より人がいっぱい集まるって聞いてちょっとビックリしてたけど。


さて、ちょっくら頑張りますかね。

いつも読んでくれてありがとう

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