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これより我、修羅に入る

ブックマークお待ちしております。

感想もお待ちしております。

いつも読んでくれてありがとう(・x・)

「・・・・はぁ・・・・死にたい・・・」


「・・・・・・・はぁ・・・・一回死んでるけどもう一回死にたい・・・」


「・・・はぁ・・・もうダメ・・・」




鍛冶の神・戦神達の強制連行事件から一晩明けた。

強烈な二日酔いに襲われたものの、そんな些細な事はどうでもいい。

思い出すだけで目の前の泉に飛び込みたくなる。


昨日の俺は盛大に酔っていた。あれだけ飲まされたんだそれは仕方ないさ。

何故だか分からないけどフェアーさんが迎えに来てくれた。

あの地獄から救い出してくれたことに感謝してもしきれない。

そんなフェアーさんに・・・俺は・・・




『ワタルさんへ     無理矢理飲まされて相当酔っていましたので家まで送りました。起きた時、体調が悪くなると思いますのでお薬を置いておきます。飲んでください。  酔っぱらって甘えん坊さんになったワタルさんは可愛かったですよ』


フェアーさんが残してくれた置手紙がこれ。

あれだけ飲まされて酔ったんだ、記憶が飛んでて欲しかったよ。

まったく何やってんだろ・・・俺。






「あ、家の中にいないと思ったらこんなところにいたのね~」


泉に飛び込もうか考えていると、能天気そうなアイビーの事がした。

こいつはいいな・・・何も考えずに生きてるんだろうなぁ。

こいつみたいになりたいな・・・・・ん?あれ?・・・そもそもこいつが・・・


「アイビー、ちょっとこっちに」

「ん?どしたどした~?」

「俺の怒りと悲しみと羞恥を込めたアイアンクロ~~~~!!!!」

「ぐっ・・いだ、いだだだだだだ!?!?!?」


絶望の力を手にいれた俺の左手がアイビーの顔面をギリギリと締め付ける。

突然の痛みに悶えるアイビーのおでこに憤怒の力を手にいれた俺の右手がセットされる。


「アイビーよ、己の罪を償う時が来たのだ!くらえぃ!!!」

「ぎゃー!いだい~~」


ベコンッという音と共にアイビーのおでこが赤くなる。

もちろん1発で終わるはずはない。目標は100回だ。

ふふふ、アイビーよ覚悟しろ。俺の指が壊れるのが先か100回のデコピンが終わるのが先か。



結局32発目で俺の指に限界がきた。

10発目くらいまではアイビーもギャーギャー騒いでいたけど、それ以降は人形のようにダラっとなり、デコピンの衝撃を受けた時だけビクッと動いた。

アイアンクロウを放すと、そのまま地面に崩れ落ちるアイビー。

あまりの痛みに放心してるね。

あ、ちょっとパンツが見えてる。もうちょっと見たいのでスカートをピラっとな。

ふむ、面白みのない普通のデザインだ。ちなみに色は水色でした。







動かなくなったアイビーを家に入れて放置し、俺はさらなる復讐のために外出。

目指すはゴンザが働いている店だ。ふふふ・・・待ってろゴンザ。

今の俺は相手が神だろうと関係ない。復讐という名の八つ当たりをするだけだ。


「ど~もゴンザさん。天地渡でございます。おい、パイ食わねぇか?」

「・・・・は?」


・・・う~ん、天界じゃ「どうでしょう」ネタは通じないか。

まぁいい、お仕置きタイムだ。


「鍛冶の神ゴンザ!今日の俺は修羅だと思え!!」

「は?  あででででで!?!?    ぶふぁ!?ぐはぁ!?やめっ!?」


絶望の左手でガッチリ顔面を掴み、憤怒の右手で強烈なデコピンを放つ。

くそっ!アイビーの時のダメージが残ってるせいで17発しか撃てなかった!


「ゴンザよ、戦神は何処だい?正直に言えばこれで止めておこう。さもないと・・・」

「わわわわ、わ、分かった!言う言う! 戦神はこの先の酒場にいるはずだ!」

「その言葉に偽りはないな?もし偽りなら・・・」

「嘘じゃねぇって!! さっき本人が言いに来たんだからっ!!」

「分かった。 で、俺に言うことはあるかな?」


ゴンザの謝罪の言葉を耳にした後、俺は戦神が待つ酒場へと向かった。


「・・・ありゃぁ・・・鬼神だ・・・鬼神が復活したんだ・・・」





「ど~も戦神さん。天地渡でございます。おい、パイ食わねぇか?」

「・・・・はぁ?」


やっぱり通じないよね。何か恥ずかしくなったぞ俺。


「戦神!今日の俺は修羅だ!ゴンザのように苦痛に悶えて眠れ!」

「あぁ?何言ってんだだだだだぁ~~~   ぶっ!?ぐふっ!?あばぁ!?」


ちっ。ゴンザの時よりさらに減って12発でこっちの指がおしゃかになった。

戦神だけ痛みが少ないのは良くないので【もみあげワッショイ】をおみまいしてやった。

新井先生、偉大な武器をありがとう。(11話参照)


「ぐっ・・・てめぇ・・・何しやがる・・・」

「己の心に聞きなさい。分からないならもう一回かな」

「か、神に向かって・・・てめぇ・・・」

「神? ほぅ、それがどうした?今の俺には関係ない。ただ復讐するのみだ」


やることやって少し気持ちが落ち着いたので戦神を無視して帰ることにしたよ。

もちろん謝罪の言葉はいただいたさ。


「アイツは・・・鬼神の生まれ変わりなのか?まさか・・・そんな事が・・・」





ゴンザも戦神も人のことを鬼神とか言ってるけど見当違いもいいとこだ。

俺は心に傷を負った力のないただの人間さ。

このあとフェアーさんの屋敷に行って土下座するだけの、ただの人間なのさ。


ただ・・・この日以降、街に出ると避けられることが多くなった。

特に男の神達は視線すら合わせてくれなくなった。

「鬼神が来た」とか「鬼神様、どうかお静まりを」とか聞こえるけど気にしないぞ。


寂しくなんてないんだからっ!俺は女神達がいれば寂しくないもんっ!


体調不良のためしばらく更新が不定期になるかもしれません。

見捨てないでね(・x・)

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