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ワタル、リサーチする

本日2つめです。

フェアーさんとのデートは無事成功した。

うん、きっと成功だ。成功だといいな。多分成功しただろう。

だってあれからフェアーさんはとてもいい笑顔をするようになったし。

時々一緒にご飯も作ってるよ。

俺ってばリア充の仲間入り?ふはは・・・羨ましいだろう!


でもここで慢心なんてしません。

まずは最大の問題点をどうにかしないと。

って事で、俺は時間を見つけては街に出るようにした。

次のデートこそは何処かに出掛けたいしね。





そんなある日。





「パクパクパクパク・・・あ、おかわり~」


おぉぉぉ~

何あれ!某大食い女王が食べる量を遥かに超えてるよ・・・。

店員さんが料理を運び過ぎてフラフラしてるし。

あ、奥で料理人が倒れた。


「パクパクパク・・・え?おかわりもうないの?」

「申し訳ございません。材料も尽き、シェフもダウンしました」

「まだ腹3分目くらいなんだけどな。仕方ない、次の店行くか~」


おいおい、あんなに食べて腹3分目とかおかしいでしょ。

大食い番組出たら圧倒的な差で優勝だろうね。


「さぁて、次はどの店で食べようか」


あ、怖い。

食欲も怖いけど、この人サイズが大きい。身長2mはあるかな?うん、横にも大きいや。

おっきい女神様はっけ~ん!

これあれだ、暴食の女神様だきっと。あと2軒くらい食べつくすよきっと。



・・・まてよ?

あれだけ食べるって事は、色んな店の味を知ってるって事だよね?

お勧めの店を聞いてみるのもアリか~。


「あの~・・・ちょっといいですか?」

「うん?アタシ?何か用?」

「突然こんなことを聞いて失礼かと思いますが・・・もしよかったらお勧めのお店とか教えてもらうことできませんかね?」

「また突然だねぇ。教えるのはいいけどさ、見返りは?」


おっと、見返りを求めるか。

ご飯奢るのは自殺行為だからありえないし・・・あ、まてよ?


「教えてもらった店が美味しくてデートが成功したら、ご飯たくさん食べられるところを紹介します」

「へぇ~。アンタのデートなんて興味はないけど、アタシが変な店紹介するわけないじゃないか。つまりアタシは山ほど食べられるって事だ。それでも大丈夫なのかい?」

「もちろん。約束しますよ」

「はっ 面白いねぇ。いいじゃない教えてやるよ」



フェアーさんって偉いだけあって家に山ほど贈り物が来るんだよね。

その贈り物の中にはもちろん食材もあって、それを消費するのは不可能なんだ。

いつも処分に困ってたけど、この人に食べさせてしまえばいい。


俺とアイビーで作って、ソラールさんに運んでもらおう。

2人を使うのは俺の中で確定済み。頑張れ監視役。

あ、フェアーさんにキッチン使っていいか後で聞いてみようっと。


「そうだねぇ・・・デートで使うならこの先にある『らんらん亭』とか『アンドロメダ』辺りがお勧めだねぇ。あ、スイーツだったら『ぱんぷきん』のイチゴのタルトが美味しいね」


名前に関しては色々突っ込みたいが・・・。

『ぱんぷきん』って名前なのにイチゴのタルトかよっ!!

そこはせめてパンプキン系でいってほしかった。


「ありがとうございます。参考にさせてもらいます」

「あぁ、味は間違いないから安心しなよ。約束はしっかり守ってくれないと困るよ」

「もちろんです。あ、俺は天地渡といいます」

「知ってるさ。女神の居住区に住み着いてる元人間だろう?有名だからね」


やっぱりそうだよね。

顔より名前のほうが売れてるもんね。



暴食の女神と別れた後はお勧めの店に行ってみた。

名前からして期待してなかったけど、味はビックリするほどよかった。

疑ってごめんよ暴食の女神さん。









「・・・って事があったのよ」

「あぁ、あの方ですね。本当によく食べますよね~」

「でさ、勝手に暴食の女神って呼んでるんだけど、本当のところは?」

「暴食って・・・天地さん、それは・・・」


帰宅したらソラールさんがいたのでちょっと聞いてみることに。

てか、監視が目的とはいえ日替わりで美人の女神が家にいるって贅沢だよね。

ある意味ハーレム生活成功してるよね。


「天地さん、あの方は『時の女神』様です。暴食とか失礼過ぎますよ」

「ほほぉ時の女神様か~。ソラールさんの言い方だと、上級女神ってところかな?」

「はい。ティニー様クラスです。なので暴食とか絶対言っちゃダメですよ」

「へ~い。 それにしても、ティニーさんクラスか・・・あれ?もしかして思考読めたり?」

「それは大丈夫ですよ。もし読めてたら天地さんもうここにいないかも・・・」


セーフ!俺セーフ!!

時々、天界ってことを忘れちゃうからなぁ・・・。

会う人のほとんどが神様だってことをもう一度意識しておこう。


「ま、まぁそれはいいや。それよりソラールさん、天界でデートするなら何処がお勧め?」

「デート・・・ですか。 天地さんも実感してると思いますが、下界とあんまり変わらないでしょう?なのでもちろん水族館や動物園なんかもあります。まずはその辺りからどうかと」

「おぉ!やっぱりあるのか!場所は?ふむふむ。ほほ~、いやぁありがたい」


ソラールさん有能。料理以外はマジ有能。

見晴らしのいい丘とか夜景スポットとか色々教えてくれた。

よし、暴食もとい、時の女神様の情報とソラールさんの情報でデート数回出来る!


「ソラールさんありがとね!今度デートもしよう!」

「ででででデート!? そそそれは・・・フェアー様と行ってください」

「もちろんフェアーさんと行くけどさ、あ、デートって言い方が悪いね、色々教えてもらったお礼に何処か出掛けよう!どう?」

「そ、それもデートと変わらないような・・・」


ふふふ。俺が目指してるのはハーレム生活なのだよ。

仕事抜きで遊びに行き、親交を深めていくのは当然なのだよ。

ソラールさんは美人だけどちょっと真面目なクラスの委員長枠ってところだね。


さて、リサーチも出来たし明日からまた頑張りましょうかね。

暴食の女神改め時の女神様、ワタルのハーレム要員になるのかな・・・


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