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フェアーさんを知る①

感想・ブックマークよろしくお願いします。

「ぷ・・・あ、あなた・・・ぷ・・何やってるんですか・・・ぷぷ」


ロリ女神を何かに目覚めさせ、運命の女神様から少し冷たい視線を受けた。

そんな話をアイビーにしたら「うぷぷ」とか言いながら笑い転げてる。

笑うなよ。俺だって予想外だったんだ。


「まったく、アナタは私の腹筋を破壊させるつもりですか~?」

「お前は笑いすぎなんだよ。とりあえずさ、ご飯作って」

「はぁ?どんだけ厚かましいんですかね~・・・ったく、少し待ってください~」


何だかんだで作ってくれるアイビーはいい奴だな。時々イラっとするけど。

コイツの作ってくれるご飯は旨いし。でもやっぱりイラっとするけど。

いま付き合いのある女神の中だと一番気楽だなぁ。

フェアーさんとティニーさんは綺麗過ぎてちょっと緊張するし、ソラールさんは・・・うん、ほら。ね?彼女も負い目があって距離をとるから、イマイチ仲良くなりきれてない感じ。

ロリ女神は・・・何も言うまい。


あれ?あんまり知り合いの女神いないなぁ・・・

ハーレム生活のためにはもう少し出歩く範囲を広げて出会いを求めないとだね。

今のところハーレム要員0だもんなぁ・・・ロリ女神は数に入らないし。

ま、とりあえずご飯食べてからだ。


「いっただきま~す」

「はぁ・・・私は何でこんな事をしてるんでしょう~」

「ん?そりゃ・・・もぐ・・仕方ない・・もぐ・・でしょ」

「食べながら話さない~」


アイビー、お前は俺のメイドなのさ。広い意味で考えればハーレム要員か。

それを言ったら怒りそうだから言わないけどね。

ようし、今日はハーレム計画のために動こう。そうしよう。

って事で・・・

(フェアーさ~ん。綺麗で可愛いフェアーさ~~ん!)


遊びに行こうと思ったけど返事がない。朝弱いって言ってたっけ。

ウチからフェアーさんの家まで距離があるみたいだし、ご飯食べ終わって少しゆっくりしたら散歩がてら家に行ってみようかね。


「アイビー、フェアーさんの家って分かる?」

「ん?フェアー様?分かるけど・・・もしかして行くつもり?」

「あぁ。いつでも来ていいって言われてたけど、まだ行ったことないんだよね」

「ん~・・・まぁ私がどうこう言うのは違うし、まぁいっか~後で案内する~」



アイビーもそうだけど、他のみんなもフェアーさんに対して凄く気を使ってる。

そりゃ上級女神だから気を使うのは分かるんだけどね。

気の使い方が何となく違うというか・・・恐る恐る接してるって感じかなぁ?

俺が知らないだけで、とんでもなく偉い神様とか?もしくはとんでもなくおっかない神様?

ま、そのうち分かるだろう。










フェアーさんの家は遠かった。予想以上に遠かったよ。

やっと着いたと思ったら・・・想像以上に大きなお屋敷でした。


「えっと・・・マジ?」

「マジマジ。ここがフェアー様のお屋敷だよ~。じゃ、私はここでさらば~」


家の大きさに驚いてる俺を放って、アイビーはそそくさと帰ってしまった。

やっぱり気の使い方が違うように感じるなぁ・・・。

まぁいい、とりあえずフェアーさんに呼びかけてみるか。

(フェアーさ~ん綺麗な綺麗なフェアーさ~ん、可愛い可愛いフェアーさ~ん)


自分で言っておきながら何だけど、少し軽薄な感じだな俺って・・・。

もっと真面目にキリッと。それが本来の俺のはずさ。

よぉし、真面目にキリッと・・・(美しく可憐なフェアーさん、遊びに来ましたよ)

何か違~~う!

(愛しのフェアーさん、結婚しましょう)

もっと違~~う!!


「あらあら、呼ばれてたので来てみれば・・・またプロポーズされちゃいました」

「ふぁ!?」

「ワタルさんようこそいらっしゃいました。どうぞお入りください」

「あ、えと・・・はい、お邪魔します」


思考が暴走してる時を狙ってるのかフェアーさん!

もう羞恥プレイばかりで俺のHPがガリガリ削れてしまってるよ。

もう帰れないので今日は泊まりでいいですか?

って・・・すみません。調子に乗りすぎました。忘れてください。


「うふふ、ワタルさんは本当に面白い方ですね」

「い、いえ、何かすみません」

「あらあら、謝ることなんてありませんよ。思考が読めてしまうこともあって、私に対して積極的に会いに来てくれる方なんていないのです。だからワタルさんがこうやって気軽に会いに来てくれるのが本当に嬉しいんですよ」


そうか、アイビー達の微妙な空気感はそれが理由だったのか。

確かに普通に考えれば、自分の考えてる事が相手に分かってしまうのはきつい。

『本音と建て前』みたいなものは通用しないし、仮に相手に対して敵意・悪意があったらそれもフェアーさんには筒抜けだ。

何で俺は平気なのかって?

そりゃ生きてる時だったら嫌だと思っただろうね。でも、突然死んでしまって・・・それはミスが原因で・・・とかだったからね、何か吹っ切れたって感じなのよ。

終わったはずの人生。そこにロスタイムみたいなものを貰ったんだし、しかも天界で生活出来るんだよ?自分を誤魔化してしまうのはもったいないさ。


俺の野望は天界でハーレム生活!

その記念すべきハーレム要員第一号はフェアーさんなのだ!

今勝手に決めた!


「あらあら、何だか真面目に考えてたと思ったのにやっぱりそこに落ち着くんですね」

「えぇっと・・・やっぱり読んじゃいましたよね~」

「はい、ぜ~んぶ読んじゃいました。ワタルさんのハーレム要員第一号にされちゃいました」


かなり失礼な事も考えてたのに、ニコニコと笑ってくれるフェアーさんほんと天使だなぁ・・・


「いいえ、私は女神ですよ?」

「分かってます。比喩みたいなものです」



今日はゆっくりとフェアーさんの事を知ろうと思う。

でもその前に一言言いたい。


屋敷デカ過ぎ!門くぐってけっこう経つけど、まだ玄関に着かないよ!!

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