二首目 ぬばたまの
【短歌】
ぬばたまの 黒き窓辺で 髪をとく
落つる粉雪 わが袖濡らす
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【解説】
ぬばたまの、とは、「黒」や「闇」にかかる枕詞。
わが袖濡らす、とは、古典和歌でよく使われた表現で、
袖で涙を拭う、という悲しみを暗示しています。
つまり
冬の真っ暗な窓辺で、愛しい人の訪れを待ち、
一人、髪をといているのに、あの人は来ない。
悲しくて、白い粉雪が袖を濡らすように、
私は涙で、袖を濡らしています
と、読めます。
平安時代の通い婚を思わせる、雅な和歌ですね……
が、しかしっ! これは狂歌です。
下の注釈に目を通した後に、今一度、読んでみて下さい。
【注釈】
私は十代の頃、とても酷いフケ症に悩まされました。
毎日毎日、洗髪してもフケは治まらず、すぐに肩にビッシリと、白いフケが乗っかり、辛く悲しい思いをしました。
その頃を思い出し、詠みました。
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【狂歌】
ぬばたまの 黒き窓辺で 髪をとく
落つる粉雪 わが袖濡らす
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