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俺だけ使える妖怪図鑑〜復讐の炎は燃え続ける〜  作者: 不知火 数多


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3/6

〜青森県編〜

アルファポリスでも投稿をしています。

俺は、一人、青森に来ていた。北海道で捕まえた妖怪はまだ数匹しかいない。

 まだ、復讐するのには足りない。もっともっと必要だ。

 前回の反省を活かして、事前に青森では、どんな妖怪が、有名かを調べておいた。

 水虎様、雪男、赤舌、布がらみなどなど、鬼などたくさんいる。

 青森で特に獲得していきたいのは、赤舌、雪男、鬼の三種類。鬼は、他の地域にもたくさんいるようだが、戦力になることこの上ない。

 まず、赤舌を手に入れるため、ダムの近くに来ていた。赤舌は、水を操る妖怪で、大規模な水害も起こせるんだとか。

 

 念じて妖怪図鑑から鈴を出す。リンリンという音が響く。

 しばらくたち、だんだんと空模様が怪しくなってきた。赤舌が来る兆候だろうか。

 赤舌は水を操る妖怪。つまり、弱点は、火であることは明白だ。

 そこで、俺はもってきたライターをカチッ、カチッとやり火をつけて待った。

 だが、そのライターの火はすぐ使えなくなってしまった。

 雷鳴が轟き始めて、少しずつ雨脚が強くなっていく。

 ゴロゴロと雷が鳴り、近くに落ちた。雷が酷いということは、雷系の妖怪である雷獣や、雷神も捕まえられるだろうか。

 ダムの水が、かさを増しているのがわかる。このままなにも現れなかったら、無駄足になってしまう。

 これ以上天候が荒れるようなら、引き返そうと考えていたとき、大きな音が聞こえた。

 視界一面が赤くなった。

 もしかして、と思って顔を上げると赤舌がこちらに迫ってきていた。赤舌の体長は、そこらへんのビルよりも大きいようにら感じた。

 その大きさに呆然としていたが、こうしている場合ではないと思い、妖怪図鑑を取り出した。

 俺が前、やられそうになった黒縄の能力は、相手を洗脳することができるというものだ。

 こいつを出せば、おそらくすぐに片が付くはずだ。

 黒縄を、召喚しようとする。だが、なかなか出ない。

 妖怪図鑑を確認すると、注意書きが書いてあった。妖力が足りませんと。

 人生思った通りにはいかないなと心の中で舌打ちしながら、戦略を考えた。赤舌は、火に弱い。ここには木がたくさんある。

 一つ戦略を思いついた。


 持っていたライターで木に火をつけていく。だが、雨の影響で、大体が消えてしまった。だが、雨の当たりにくい場所にも火をつけたので、そこから燃え広がっていく。

 赤舌は、やはり火に弱いようで、少し、火から遠ざかろうとする。白煙があたりを覆った。

 もとから用意しておいた暗視スコープをかけて、赤舌の姿を確認した。火をつけたのは、直接攻撃するためでなく、赤舌から、自分の姿を見えにくいようにするためだ。

 近くにあった木に登り、赤舌の後ろから攻撃を仕掛けた。剣の扱いには、慣れてきたので、妖刀村正を前回よりも上手く扱うことができるようになった。

 赤舌がわずかに悲鳴を、上げる。だが、まだ有効打とはいえない。

 あの、あの感覚を思い出せ。アッコロカムイを斬ったとき、暴走してしまったが、倒すことはできたあの感覚を。

 暴走を覚悟で、力を溜める。すると、体が羽のように軽くなり、赤舌に近づき、目に一突き、二突きと斬りつけていき、やはり、力を抑えきれず、赤舌は、水を操って攻撃してくるが、それを避けずにそのまま突っ込み斬りつけ続けた。

「ハハッ、アハハハ」

 赤舌を倒した後も力を抑えることができなかった。

 クソッ、斬りたい衝動が収まらない。

 雷神と雷獣が二体同時に現れた。

 俺は、構わず突っ込んでいく。だが、二体の攻撃が合わさり、俺は、感電して落下した。暴走した状態でも二体同時に相手にするのは厳しかったようである。

 地面に頭から落ちる瞬間に、アッコロカムイを召喚して、なんとか、重症は免れた。

 だが、雷撃の衝撃は強く、俺は、意識を失った。

 気がつくと、アッコロカムイの上に俺は、倒れ込んでいた。

 図鑑を見ると、なぜか、再び雷神と雷獣が図鑑に登録されている。


 この現象は、前回にもあった。だが、あれは、祖父の助けがあったからこそではなかったのか。

 俺は、見込み違いをしていたことがわかったが、なぜ、意識のない間に二体が登録されているのかはわからないままだった。

 俺は、三体の妖怪を手に入れられたことに満足して次の地に赴くことにした。


 

 

 

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