表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

139/217

潜伏場所

 外へ出ると、殿下達と合流した。門番の人に転移陣がうまく作動しなかったことを伝えると、私達は馬車に乗って教会を出た。


「うまく、誤魔化せたでしょうか?」


「……どうだろう?」


 二人の反応に首を傾げていると、殿下が言った。


「大広間を覗いていたら、バレてしまってね。トイレの場所を探していたと言ったら、深くは追及されなかったのだが……」


「怪しまれましたよね、確実に」


「レイラの方は、どうだったの?」


「直接会って話をしましたが、かなり不安に感じているようでした。明日の朝10時が生贄の時間だそうです」


「朝10時か……」


「殿下、どうなさったのです?」


「明日はミサの日だろう? 人が大勢集まるのに、そんな時間に生贄の儀式をやるのかなって……」


「確かに。でも、ひっそりと儀式を行うなら、逆に人が多い方がごまかせるのかもしれませんね」


「今日は覗いていることが、バレてしまったからね。明日も教会にいたら、さすがに怪しまれてしまうだろうから、私は近くの潜伏場所で待機しているよ」


「潜伏場所?」


 その時、馬車が停まった――教会を出て、一つ目の角を曲がった先にある小さな小屋の前に馬車が停まると、殿下はノックをして家の中へ入った。


「おかえりなさい」


 ドアを開けた先には、オリバ先生が立っていた。


「オリバ先生?! どうしてここに……」


「レイラ、この家は王家が教会を見張るために借りてるんだ」


「ということは、もしかして……」


「おかえりなさい、レイラ様」


「リトッシュ様まで……」


「立ち話もなんだし、見つかると不味いから中へ入ろうか」


 殿下の言葉を受けて、私達は小屋の中へ入ったのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ