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4 無双とヤンデレと再会

新ヒロイン登場!

レオの無双劇もあります!

リリーがヤンデレになりつつあるとき、レオは魔術の鍛錬を続けていた


「はぁ・・・雷魔法を電子レベルまで分解できたまではいいけど、ここで電気を衝突させる実験なんてしたら、また爆発させちゃうな。」


今日、雷魔術を極めるのはここまでにしよう

でも、まだ夕方まで時間あるし、何しよう

 

ほかの魔術も練習してみるか


そして、俺が次に魅力を感じている、風魔法の鍛錬を行うことにした

風魔法は不可視の魔法だ


この魔法を剣に付与して、不可視の斬撃を飛ばせるようにしたい


実は、この世界は魔法と剣術は完全に別物とされており、魔剣のようなものはないのだ


俺が、新人講習の時、なぜ剣に魔法を付与しないか聞いてみると、中級魔法以上だと、剣が魔力に耐えきれずに壊れてしまい、逆に初級魔法だと火力不足になってしまうらしい


そこで俺は考えた

さっき、会得した雷魔法を原子レベルまで分解する技を風魔法でも行い、風魔法のもとである、魔素を圧縮することによって威力を高めれば、初級魔法でもそこそこの威力になるのではないか


「よし、やってみるか!」


俺は手ごろな岩の前に移動した


「汝に軟風の力を与えよ。ヴィントシュナイデ。」


魔法を発動と同時に分解し、圧縮

そして放つ


すると岩が静かにズズズ・・・と両断された

大成功だ


これなら、剣に付与してかっこよく決められる

剣を薙いだ後、時間差で敵が両断される展開・・・かっこいいよな!


それに、この技なら森を燃やすこともない


「そうと決まれば練習・・・。」


その時、森の奥から咆哮が聞こえた


* * *


「はぁはぁ・・・なんでこうなったのよ・・・・。」


黒髪ツインテールで赤い瞳の少女が息を切らしながら逃げている

追っているのはBランクモンスターのミノタウロスだ


Cランク冒険者である少女はホワイトウルフを討伐しに来たはずだった

しかし、途中で運悪くミノタウロスに遭遇してしまったのだ


最初は倒してやろうと思い、斬りかかったが、力の差は歴然だった

剣はおられ、体にはいくつもの生傷ができた


そして逃亡することになり、今に至る


だが、ミノタウロスの体力はすさまじく、少女はついに追い詰められてしまった

ミノタウロスが近づいてくる


「いや、いやよ!まだ、死にたくない。誰か、助けて・・・。」


少女が涙を流しながら懇願したとき、一人の男が現れた


男は顔を布で隠しており、素顔はわからない

だが、それでも、少女にとって彼は希望となった


「お願い・・・助けて!」


「いいだろう。」


男はそう答えた


* * *


うひょー!

これだよこれ!

こういう展開を期待してたんだよ


絶体絶命のピンチに陥った時に現れる謎の男・・・いいね

後は華麗にこいつを倒すだけだ


レオはミノタウロスに目を向けた


・・・でも、こいつ倒せるかな

なんか、普通にやったらミンチにされそう


いや、恐れるな

さっきの成果をここで発揮するんだ!


「ゔおおおおおおおお!」


ミノタウロスがレオに向かって殴りかかってきた


「ウィークフレイム」


魔術で目くらましをすることで自身を見えにくくして、それをかわした


これは賭けだけどやってみよう


レオは剣に風魔法を付与した

そして、ミノタウロスから3メートルほど離れた位置から剣を振った


「インヴィジブル・ウィンド・ブレイド」


そよ風程度の速さしかない不可視の斬撃にミノタウロスは気づけなかった

そして、再びレオに攻撃しようとしたとき、ミノタウロスは両断されていた


* * *


ありえない


少女は驚愕した


剣に魔術を付与した?

無理に決まってる

剣が耐えられない


初級魔法なら耐えられるがあの威力が初級魔法のはずがない

しかも、彼、短縮詠唱で火魔法を放ち、無詠唱で風魔法を剣に付与していたわよね


一体何者!?


少女は立ち去ろうとしている男に声をかけた


「待って! さっきはありがとう。私はフィデリア・アマンダ。あの技は何?」


「・・・お前が知る必要はない。」


そう言って、彼は立ち去ってしまった


* * *


リリーの家までの帰り道でレオは興奮していた


まさか、あそこまでかっこよく立ち回れるなんて!

あの女の子の反応も良かったし、このまま実力を隠して暗躍する主人公ムーブもいいかもしれない


風魔法の技名もよかったと思う


『インヴィジブル・ウィンド・ブレイド』


我ながらなかなかの命名センスだ


もはや思い残したことはないと言わんばかりの笑みで家に帰宅した


* * *


「ただいま。」


ああ、なんて今日はいい日だ

レオがそう思った時


「お帰りなさい!」


リリーが抱き着いてきた


リリーさん!?

ちょっ、童貞にはきついって


しかも顔真っ赤じゃん

息も荒いし


「り、リリーさん、は、離してください!」


顔を真っ赤にしてレオがそういうと


「今日の夕飯は何にしますか? ハンバーグ?シチュー?それとも・・・わ・・・わ、わ、わ、わ・た・し?」


ぐふっ!(悩殺)


(ちょっと、リリーさんキャラ変わってない!?何があったの?)


急いでリリーを引きはがし距離をとる


「リリーさん。今日のあなたは何かおかしいです!しばらく近づかないでください!」


「そ、そんなぁ・・・・。」


悩殺してレオを惚れさせようと計画していたリリーの作戦は最悪な結果となり、リリーは崩れ落ちた


* * *


翌朝


「昨日のリリーさんはやばかったな・・・。」


レオがため息をつく


あれからリリーさんはおとなしくなったけれど、明らかに出会った時と俺を見る目が違う

なんか、こう、危ない感じだ

しばらく気を付けよう


レオはそう思いながらギルドの扉を開ける


「最弱小僧のお出ましだぞぉ!」


「ひゃははは!昨日よりも辛気臭い顔してんな!」


もう、朝からいびるのやめてよ・・・


レオは端っこの椅子に座った


「おい、聞いたか。ジャックの話。」


「おうよ。あいつ、不能になって冒険者を引退したんだって?」


「ああ、誰にされたかあいつ、言わなかったけどこう言ってたぜ。『舐めてたら痛い目見るぞ』とな。」


「なんだそりゃ?・・・まぁ、よかったんじゃないか?これでリリーちゃんに俺たちは心置きなく声をかけれるし。」


「そうだな!今まであいつのせいで話しかけにくかったもんな。」


どうやら俺が股間を蹴った男は不能になってしまったらしい

ごめんよ

だけど、これでリリーさんの職場の雰囲気は改善されつつあるようだ

よかった


その時


「隣、いいかしら?」


昨日助けた少女、フィデリアが隣に座ってきた




「フィデリアと主人公はどうなるの!?」や「リリーちゃん、ついにやっちまったか」と思った方はブックマーク登録とページ下部にある☆☆☆☆☆の評価をお願いします!

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