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27 え?全会一致?

そろそろ2章も終わりです!

「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」




ウォーモンガーさんに引きずられ、剣神が登場した




黒髪のロングヘア


黒曜石のような瞳


整った顔立ちと抜群のスタイル




・・・凄いきれいな人なんだけど、うん


尊敬する気にもなれない




ズボラ、ナルシストに続き、今度は引きこもりか・・・


どうやら八大神煌は変人の集まりらしい




まぁ、普通じゃないからこそ高みにたどり着けたのだろうが




「ほら、自己紹介しなさい。」




アレシアさんが剣神にそう言った




「あ、ああああ、え、と、う、わ、わわわ、わた、し、は、けけけ、け、剣神、ヘルミーネ・ブリュンヒルト、で、す。」




ヘルミーネさんは極度の緊張で体を震わせながらそう言った




「さて、みんな集まったことだし、本題に入りましょう。」




アレシアさんがそう言った


どうやら、八大神煌の最古参は彼女らしい




* * *




審議が始まるとディリジェントは何があったのかをすべて話した




ジェネシスに魔人が襲来し、そのうちの二体が魔界十五公と呼ばれる強敵だったこと


自らが魔界十五公の一人に敗北したこと


そして、それにヴィオレットが圧勝したこと


そして、ヴィオレットさんも魔界十五公の一人であったこと




八大神煌の反応は驚きつつもディリジェントの言葉を信じた


皆、真面目に話を聞いていた・・・シェリルを除いて




「アーサー、私、その、魔界何とかに勝ったんだよ。もっと褒めて・・・。」




「もうなでなではしただろう?」




「もっとして・・・。」




するとアレシアがニコニコ顔でこう言った




「シェリルちゃん、少し黙ってもらえるかしら?」




声は柔らかいが、目が全く笑っていない




シェリルは身震いしながらアーサーにしがみつき、黙り込んだ




(怖すぎだろ)




レオも思わず震えてしまった




「ごめんなさいね。いつも私たちこんな感じで・・・。」




「そ、そうですか、ははは・・・。」




「じゃあ、あなたにも経緯を話してもらおうかしら。」




「・・・はい。」




それからレオはありのままに話した


森で血まみれで倒れていたから治療したこと


一緒に住んでいたこと




「ヴィオレットさんは悪い人ではありません。ヴィオレットさんは、人と魔人のハーフで、これは敵が言っていたことなのですが、魔界で蔑まれていて、だから、どうかお願いです。ヴィオレットさんはようやく居場所ができたんです。それを奪わないで上げてください!」




「・・・レオ・・・。」




それまで空気と化していたヴィオレットはレオが必死で話す様子に思わず顔を赤らめていた




「どうするよこれ?」




ウォーモンガーがそう言うと




「そうだね、メリットとしては戦力の増強になるといったところかな。魔界十五公は名のとおり15人いる。そしてヴィオレットとやられたものを除けばあと12人。我々八大神煌は8人。戦力としては喉から手が出るほど欲しい人材だ。」




とアーサーが言った




するとランスが口をはさんだ




「だが、もし裏切られたらどうする?ここで味方と決めれば後々主力とされるだろう。その時に裏切られれば僕たちはなすすべもなくやられるぞ。」




「まて、自らを蔑んでいた者たちの場所に彼女が戻ると思うのか?」




「なんだ、ディリジェント。助けられてからずいぶんとヴィオレットとやらに加担するようになったな。」




「なんだと?俺はあくまで義理を返しているだけだ。それとも君は命の恩人を見捨てるのかい?」




「そこまで。」




アレシアの鶴の一声で静まり返った




「それぞれ言い分はあるかもしれないけど、まだ私たちは本人から何も話を聞いていないわ。ねぇ?ヴィオレットさん。」




「・・・私の話を聞いても信じてくれるとは思えないのだけれど


?」




「私は信じるわ。」




「・・・そうね。何を話せばあなたたちに危険な存在ではないと知ってもらえるかわからないけれど、これは断言できるわ。私はレオの味方よ。」




「レオ君の?」




「ええ。レオは私を助けてくれた。私に、居場所を与えてくれた。私をすべて知ったうえで一人の女性として見てくれた。今の私はレオがすべてなの。レオが人間側なら人間側に尽くし、魔界側なら魔界につくわ。それだけよ。」




「結構面白いことを言うね。では、今は人間側につくと?」




「ええ。レオがそうならば。」




ランスの問いにヴィオレットはそう答えた




「…もうみんな答えは出たようね。」




アレシアが周りを見渡してそう言った




「もちろん、俺は彼女を味方と認めよう。」




ディリジェントはそう言った




「俺もだ。」




ウォーモンガーも同意した




「俺も、彼女を信じてみることにするよ。」




「アーサーがそうなら私も。」




アーサーとシェリルも賛成のようだ




「私もです。強い敵と戦うには多少のリスクがつきものですし。」




カルラはそう言った




「わ、私もですっ!」




ヘルミーネは声を振り絞っていった




「もちろん私も同意よ。・・・あなたはどうかしら、ランス?」




「彼女の言葉は信じるに値する。僕も認めよう。」




アレシアの問いにランスもそう言った




「皆さん、いいのですか?}




「もちろんよレオ君。みんな、ヴィオレットちゃんの熱ーい想いを聞いちゃったからね!」




「熱い想いって・・・ヴィオレットさん!?」




レオがヴィオレットを見ると顔を真っ赤にしている




「恥ずかしいわ。もういっそ殺して・・・。」




「ははは!・・・死なないためにこの審議に参加したのに死にたくなるとはな、ははは!」




ウォーモンガーが笑い飛ばした




(何はともあれよかった・・・)




レオが安心したとき扉の向こうで何やら争っている声がした




「なによ、早く通しなさい!」




「そういわれましても、今は審議中ですし・・。」




「レオ君はここにいるんですよね?」




「そうですが・・・。」




「よし、強行突破よ!」




「そうね、フィデリア!」




「ぎゃぁぁ!」




(あーこれまた面倒くさいことになりそうだ)




レオがそう思った瞬間、扉を破壊してリリーとフィデリアが新議会場に乱入してきた




「待たせたわね、レオ!」




「さぁ、家に帰りましょう、レオさん!」




「・・・この子たちは誰かしら?」




アレシアがレオに問うとレオは手で顔を覆い、顔を真っ赤にしながらこう言った




「うちの同居人です。すみません。二人とも脳筋なので、すみません・・・。」




どうやら、審議とは別の問題が発生したようだ



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