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26 八大神煌

26話です


荒れ果てた戦場で、ディリジェントはヴィオレットに向かっていった




「抵抗するならば君を危険分子と決定し、処分しなければならない。もし、おとなしくついてきてくれるのならば、審議の機会がある。」




「・・・私は今のあなたにやられるほど弱くないのだけれど?」




「わかっている。それでも、俺の立場がある。八大神煌は人々の英雄であり、希望、俺の私情で動いてはならない。すまないが、わかってくれ。」




「審議といったわよね?」




「ああ。」




「それって、私、高確率で処分されない?」




「審議は八大神煌のみで行う。それに、俺は君を弁護するつもりだ。だから、絶対に処分されるわけではない。」




「・・・わかったわ。貴方についていきましょう。」




「ありがとう。助かるよ。・・・レオ君、君にもついてきてもらうけど、いいかな?」




「はい。もちろんです。」




レオとヴィオレット、ディリジェント、そしてシェリルは王都へ向かうことになった




* * *




「なぜですか!私も行かせて下さい!」




「そうよ!理由すら説明してくれないなんておかしいわ!」




戦闘が集結した後、リリーとフィデリアはレオとヴィオレットが八大神煌とともに王都へ向かったことを知らされた




「そういわれましても・・・。」




その連絡を伝えた男は困り顔になっている




「しかも、何?戦いが終わった直後に連れていかれたのよね?まだレオだって疲弊してるはずなのに!」




「お願いです、せめて理由だけでも!」




「すみません。それはお答えできません。」




「へぇ~・・・仕方ないね。フィデリア。」




「そうね。リリー。」




「あの、ちょ、二人とも、え、いや、やめ、いやぁぁぁぁぁ!」




リリーとフィデリアは男をリンチした




「さて、行きましょう!」




「はい!」




二人は王都へ向かった




* * *




そのころ、レオ達は馬車で王都へ向かっていた




「・・・私を拘束しなくてよろしかったの?」




「君を拘束したところで意味がないからね。」




「それもそうね。」




なんだかんだ言って、ヴィオレットとディリジェントは結構話している


シェリルはというと




「アーサーに会える、アーサーに会える・・・あともう少し・・・待っててね。アーサー・・・♪♬♩~。」




何やら機嫌よさそうに鼻歌を歌っている




(・・・これからどうなっちゃうんだろう)




レオは一人で悩んでいた




(ディリジェント様が味方してくれるにしても、ほかの八大神煌はどうだろうか。アーサーさんはこちら側についてくれると信じたいが分からない。シェリルさんはアーサーさん次第だろう)




「何暗い顔してるの。ほら、元気出して。」




そう言いながら、ヴィオレットが豊満な胸をレオに押し付けた




「あ、え、ヴィ、ヴィオレットさん!?」




「ふふふ・・・照れちゃって、可愛いわね。」




「っ////」




「・・・仲のいいカップルだね。」




ディリジェントがにやにやしながら言った




「え、実はカップルじゃ・・・・」




「ほう・・・。」




ディリジェントの目が一瞬光った




(あ、やべ・・・)




「えーっと、ディリジェント様、あの、俺は、心に決めた人がいるので・・・。」




「ははは。安心しな。君を取って食うつもりはないよ。」




「そ、そうですか・・・はは・・・。」




その時、馬車が停止した




「ほら、着いたよ。ここが王都だ。」




レオが馬車から降りるとそこは大きな建物があり、多くに人々でにぎわった街が見えた


奥の方には王城らしき巨城が見える




「すげぇ・・・。」




「驚いたかい?王都は人口が百万人を超える大都市、ここには大抵のものがそろっているんだ。機会があれば二人で・・・。」




「結構です。」




「ひどいね・・・。」




すると、後ろから怒りのオーラをまといながらシェリルが言った




「二人とも何をしているの。早くいこう。」




「・・・そうだね。」




こうして、レオ達は審議の開催場所となる王城へ向かった




* * *




王城は豪華な装飾がされており、メイドや護衛であふれかえっていた


厨房の前を横切ると思わずよだれが垂れてくるほどおいしそうなにおいもした


そしてそこを通り過ぎ、レオ達が案内されたのは広いの部屋




そこには、五人の人がすでにいた




「来たみたいだね。」




「アーサーさん・・・お久しぶりです。」




その時、




「アーサー!」




シェリルがアーサーに飛びついた




「・・・会いたかった。」




「いい子にしてた?」




「うん。なんか強いやつも倒した。だから頭撫でて。」




「はいはい。」




アーサーがシェリルの頭をなでると、シェリルは嬉しそうに目を細めた




「さて、詳しく話を聞かせてもらってもよろしいかしら。ディリジェント。」




「了解。」




ディリジェントに話しかけたのは緑色のロングヘアの女


妖艶な雰囲気をまとっている




「貴方達は・・・?」




レオが困惑していると




「ああ。そうだったわね。貴方は私たちと初対面だし。それじゃ、自己紹介をしましょう。あなたが知っている八大神煌はアーサーとシェリル、ディリジェントだけよね?」




「はい。」




「わかったわ。まずは私から自己紹介しましょう。・・・私は風神、アレシア・コマンドレス。よろしくね。」




すると、横に座っている茶髪で短髪のガラの悪そうな男が言った




「俺は地神、ウォーモンガー・ソイルだ。」




更にピンク髪を後ろで結んだ、黄色の瞳の男が続けた




「僕は槍神、ランス・ペネトレイト。よろしく。」




そして、最後の一人である、青髪を三つ編みにした小柄な女が自己紹介した




「私は斧神、カルラ・ツィーアリッヒです。どうぞ、よろしくお願いします。」




その時、レオはこう感じた




(あれ?一人足りない気がするのだが・・・?)




八大神煌は8人


でも、今いるのは7人




「あの、もう一人の方は・・・?」




するとアレシアが頭を抱えて言った




「またあの子・・・ウォーモンガー、お願いできるかしら。」




「ああ。任せておけ。」




そう言ってウォーモンガーは退室した




「ごめんなさいね。すぐ来るから。」




「は、はぁ・・・。」




それから五分ほどたつと何やら叫び声が聞こえてきた




「ぴぎゃぁぁぁ!いやですっ、いぎたくない~。人前は、人前はいやぁぁ!」




「うるせぇ、さっさと行くぞ!引きこもり剣神!」




「ぎゃぁぁ!」




(あれ、八大神煌って・・・)




その時、レオの中で思い描いていた八大神煌像がぶっ壊れた



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