21 最悪の敵
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因みに近況ノート(カクヨム)で限定SSを投稿しております。
ぜひ読んでみてください!
レオ達が会敵したころシェリルはやっぱり寝ていた
何やら寝言も言っているようだ
「う~ん・・・アーサー、大す・・・」
嬉しそうな顔で何か言いかけた時、部屋の窓が割られ、何者かが入ってきた
「誰?」
本能で起きたシェリルは臨戦態勢に入る
シェリルが相手を見据えると、侵入者は黄金の髪を持つ魔人だった
「私は魔界十五公が一人、“閃光の貴公子”ゴルト。水神殿とお見受けする。いざ尋常に勝負!」
ゴルトは純白の刀身に黄金の柄の件を構えた
するとシェリルは立ち上がり、心底嫌そうな顔で水色の魔力を放ちながら言った
「私、今ものすごく機嫌が悪いから、ろくな死に方できないよ?」
* * *
そのころ、リリーとフィデリアは苦戦を強いられていた
「っ・・・アイスレーゲン!」
リリーがブラオに向かって魔法を放つもブラオの姿が消える
「一体どこに・・・」
「リリー後ろよ!」
すると、リリーの影からブラオが出てきた
ブラオが拳をリリーに食らわせる
リリーは間一髪腕で受けるも数メートル飛ばされた
「リリー!」
「おや、人の心配とはずいぶん余裕があるね。」
ヘルブラウンがリリーに気を取られたフィデリアに攻撃する
「ベシュロイニグング。」
ヘルブラウンが魔法を発動した途端、加速し、カウンターしようとしたフィデリアの剣を回避し、強烈な蹴りを入れる
「がはっ・・・。」
壁にたたきつけられ、フィデリアは吐血する
(そういえば、さっきもあの魔法を唱えていた。あの魔法を唱えていくたびに速くなっている気が・・・まさか、魔法を発動すればするほど加速する魔法!?)
「あんたたち、もしかして、影を移動する魔法と加速の魔法が使えるのかしら?」
「ご名答、わかったところで無駄だが。」
ブラオはそう答えると、フィデリアに攻撃を仕掛けた
鮮血が、空に舞った
* * *
同時刻、レオとディリジェントはアントラツィートグラオと対峙していた
「魔界十五公?」
俺はアントラツィートグラオに尋ねた
「ああ。魔族最強の15人のことさ。僕らは歴代八大神煌を何人も倒しているのだけど・・・どうやら人間界には僕らの名は伝わっていないようだね。」
レオがディリジェントを見ると、彼も驚愕しているのが分かった
「ディリジェント様も知らないんですか?」
「ああ。聞いたことがない。おそらく、今まで負けなしの魔人たちなのだろう。」
するとアントラツィートグラオは感心したような顔で言った
「そうさ。よくわかっているじゃないか。僕だけで6人の八大神煌を殺しているが、取り逃がした八大神煌は一人もいない。もちろん負けたこともないよ。」
嘘だろ
八大神煌に負けたことがないだと?
体が無意識のうちに震えている
本能がこいつと戦ってはダメだと警告している
(怖い、逃げ出したい・・・でも)
ここで逃げればリリーさんたちが危ない
何を臆している
戦わなければ
俺はアントラツィートグラオに接近した
「止めろ、レオ!敵の能力がわからないまま・・・。」
ディリジェントが忠告したときには時すでに遅し
ドゴォォン
レオは地面に何かの力で押さえつけられていた
「ぐっ・・・つっ・・・」
(不可視の技・・・体がきしむ。これは、何かおもりをのせられているかのような・・・)
いや、違う
一瞬、俺が前に進もうとしたときに足が重くなり、そのまま地面にたたきつけられた
まさか、こいつの能力は・・・
「重力、か・・・。」
「ご名答。俺は重力を操る魔法を持っている。」
(まずい、概念を操ってくる敵はまずい)
俺の科学応用の魔法は重力なども考えて行っている
重力を変えられたら電磁砲は撃てないし、ほかの魔法も・・・
レオはアントラツィートグラオと相性が最悪なことを悟った
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