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19 何が雷神だぁ。ただのナルシストじゃねぇかぁ!

カクヨムで日常のSS投稿してるのでぜひ見てください!(近況ノートに)

「それでは、また。」




「はい。アーサーさん、道中にお気をつけて。」




アーサーさんがジェネシスから王都に出発した


シェリルさんは『私もやっぱり行く』と言い出していたがアーサーさんが何やら耳打ちすると顔を赤くして『やっぱり行かない』といった




何を言ったんだろう?


気になったがシェリルさんが怖かったのでやめた




* * *




それから二日後、アーサーさんが言っていた、“雷神”様がこの町に来た




雷神は金髪で長身のイケメンだった


服もブランド物で魔法使いというより王子様が似合いそうな風貌だ




「これからこの町にしばらく滞在する、“雷神” ディリジェント・リライアブルです。以後お見知りおきを。」




ディリジェントがあいさつするとギルドの受付嬢や女性冒険者が頬を赤く染めながらキャーキャー叫んでいた




(うらやまし・・・くない!)




ディリジェントに向けられる熱い視線に軽く嫉妬しながらリリーさんの方を見ると




「フフフ・・・あの男が来たおかげでレオさんにたかる可能性のあるハエがかなり消えました。これで私がわざわざ殺虫しなくて済みます。」




発言が非常に物騒である


でも、リリーさんは容姿が整っているディリジェントよりも俺を選んでくれた


それだけで、俺の心は少し温かくなった




* * *




ディリジェントさんは八大神煌のひとり


ということで水神であるシェリルさんと顔合わせをするのは礼儀の一つなのだが




「久しぶりだね。シェリル。」




「なんでお前が来た。アーサーを出して。」




このざまである




アーサーさんが去り際にシェリルをよろしく頼むと言われたため、俺はこの二人を仲介しなければならない




「ほ、ほら、シェリルさん、アーサーさんもきっとすぐ帰ってくるので・・・。」




「下っ端は黙ってて。」




おい


ふざけるな




シェリルさんはアーサーさんの言うことしか聞かないやつだった


いや、アーサーさんも扱いに困っていたし、基本人の言うことを聞かないのだろう




俺がうろたえていると




「ほう、君がレオ君か。よろしく。」




そう言いながらディリジェント様が俺の顎を親指でくいっと上げた




(やめろおぉぉ!BL小説じゃないんだからよぉ!)




だが、ディリジェントの澄んだ瞳に魅入られつい凝視してしまう


多分、アニメだったらキラキラしたエフェクトがかかっているだろう




その時




「私のレオさんに何してるんですか?」




リリーさんが怒りに満ちた声でやってきた


その顔はかなり険しくなっている




「リリーさん、なぜここに・・・」




「レオさんの危機感知レーダーみたいなものが私にはついています。」




なんだそれ


てか怖い


どうやらリリーさんは性別問わず、俺に絡んでくる輩を敵対視しているようだ




「すまない。君たちがそう言う関係だとは。しかし、彼を許してやってくれ。俺には男女問わず魅入られてしまうのだから。」




こ、こいつ


ナルシストだ!




「は?レオさんは私以外に魅入られません。」




リリーさんが冷気を放つ




「いや、俺は例外だ。」




それに応じるかのようにディリジェント様も臨戦態勢に入る




(リリーさん、相手は八大神煌だよ!・・・あぁ・・・どうなってもしらないぞ・・・)




ヤンデレとナルシストのしょうもない戦い(本人たちからしたら大問題)が始まろうとしていた

続きが気になる方や少しでも面白いと思った方はページ下部にある星をお願いします!

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