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土の章 第3話 言霊の産声

(……やばい。 本当に怖い。



……ねえ、誰か。 誰でもいいから、

助けてよ。 痛いのはもう嫌。

寒いのも、お腹が空くのも、

もう限界。 私の知性? 復讐?



そんなの、今この瞬間、

パンのひとかけらにもならないんだけど。


あー……もぉ……。


なんで、私なんだろ。

前世で何か、

そんなに取り返しのつかない罪でも犯したわけ?

ただ普通に、誰にも邪魔されずに、

静かに生きたかっただけなのに。


なんでこんな、暗くて冷たい場所で、

ひとりぼっちで震えてなきゃいけないの。


こわいよ。 暗闇から伸びてくる誰かの手が、


私の細い首を簡単にへし折る未来しか見えない。

私の存在なんて、この世界の誰にとっても、

ただの石ころ以下なんだ。

消えても、誰も気づかない。


明日には、私の体の上に雪が降って、

そのまま誰にも思い出されることなく、

冷たい土に還るだけ。


……いやだ。 消えたくない。

でも、もう、足が動かない。

脳みそが、思考を拒否してる……。


こんなの、無理だよ。


最初から、勝てるわけなかったんだ。

このゲーム、難易度設定ミスってるよ……。


……神様。

もしいるなら、

今すぐデバッグしてよ。


私を、ここから連れ出して。

もう……疲れちゃった……。)

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