そうだ♪
「あ! そうだ♪」
「「???」」
いきなり私が叫んだからか、二人は頭の上にハテナを浮かべる。
私は先ほどから悩んでいた、あの事を伝えることとする。
「そこのあなたの事なんだけどさ~♪」
「? 俺がどうかしたか?」
「名前、レイムちゃんでいいかな?」
「はぁ!? 何言ってんだよ! 俺の名前はちゃんとあるっつぅの!」
「だって教えてくれないしぃ、いつまでも名前がないとどう呼べばいいかわかんないしね♪」
「それは一理あるですぅ」
「お前もかよ!!」
頭を抱えてうなるレイムちゃん(もうカナの中では決まっている)。
それから何か決心したのか、顔をあげて、言い放った。
「あぁもう!! 俺の名は禅幣ルーガ! ってさっき喚んだ時にも言ってただろ!?」
「言ってた?」
「さぁ~? 少なくとも私は後のダサい呪文にツッコンでしまって聞いて無かったですぅ」
「悪かったな!!」
「まぁ呪文が選べないのは仕方ないですぅ」
「ねぇ、ところで呪文ってなに?」
「そ、そういえばさっきも言ってたですぅ……」
「テメェ嘘つくんじゃねぇよ! 呪文知ってなかったら俺の剣が簡単に折れるわけねぇだろ!?」
「魔法は使ったよ? だから折ったんだよ?」
ちなみにこんな会話をさせることにより幻魔を倒せる方法とやらを説明させないというたくらみである。
だって幻魔を倒せるって当り前のことすぎてなんで倒せるかなんてわかんないもん♪
「な!? そ、それはおかしいですぅ! だって呪文も唱えてなくて、魔法を使った形跡なんて見れなかったすぅ!」
「た、確かに魔法なんて……。どうやってんだよ。お前。ホント意味わかんねえ奴」
まぁどうでもいいとして……。
「後の話はマヒちゃんの家に行ったらね♪ 私ホントにおなかすいちゃって……」
お腹を押さえてアピールする私にマヒちゃんやルーガさんは、
「でもまだ5時ですぅ。夕食にはまだはやいですぅ」
「たしかにな。せいぜい7時まで待てよ」
「いや……7時はちょっと遅いですぅ」
「じゃあ何時だよ」
「6時ぐらいでしょうかぁ?」
「んじゃあそれまでにお前の家に着けばいいな」
「む~。だったらマヒちゃんの家でしゃべってもいいでしょ~♪」
私的には早くここから離れて
連戦をまぬがれた――。
『ココカ?』
『アア。コノ近辺デ、同士ガ一人ヤラレタ』
「「!?」」
「あ~……やっぱり来ちゃった……。ということで早く移動しよ♪ さすがの私でもずっと戦い続けるのは厳しいかな♪」
私が言った瞬間。
二人は森の外に向かって、走り始めた。
「……やっと街かな? ……立鮮……やっと街につきそうだよ……。今、どこにいるの?」
私はそうつぶやいた後、二人の後を追って、走り始めた。
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