私が……負けるなんて!
「マヒちゃん♪ お腹すいちゃった♪」
と元気いっぱいに言ったのに二人は、
「そういう問題じゃないでしょ!?」
「お前どういう神経してんだよ!? ホントにお前、化け物だろ!?」
なんか怒られた。
「はえ? 2人ともなんのこと?」
何か怒られるような事したっけ?
「私は普通に幻魔倒しただけだよ?」
「「そこよ(だよ)」」
「え? どこ?」
「「真顔で聞くなよ(かないでよ)!! 幻魔を倒したところに決まってるだろ(でしょ)!?」」
「え? 普通でしょ?」
「幻魔とか普通倒せないの!」
「だから幻魔を見たら即刻逃げんだよ!」
なぜ逃げるのだろう?
私の村は何度か幻魔や悪魔に襲撃されたけど、大人がすべて撃退した。
悪魔関連で死者は一度も出ていない。
てかすべて倒したからむしろ悪魔に恐れられてるんじゃないかな?
それとも怒ってるかもね♪
とりあえず私は2人に簡潔な言葉を使った。
「幻魔なんて簡単に倒せ――」
「いや、無理だからね!?」
ソッコーでマヒちゃんに無理って言われちゃった……。
「でもでも~♪ ちゃんと倒し――」
「だからおかしいって言ってんだよ!!」
またもやソッコーで言われた。
私の言葉切らないでよ~。
私、泣くよ?
泣かないけど。
「とりあえず私、お腹減ったからマヒちゃん家行かせてよ〜♪」
「「先に答える!!」」
さ、さすがに自称・天下無双のカナちゃんでも相手が2人だと押し負けちゃうな~……。
自称大事ね♪
自称。
だってホントにそんなのになったりしてもつまんなそうだもん♪
現実逃避はそれまでにして、ホントに答えないとつれていってくれなさそう……。
「カナちゃんはどこから来たの!?」
「なんで幻魔を倒せんだよ!!」
詰め寄る2人。
後ずさる私。
「わ、わかったって! ちゃんと答えるから落ち着いて!」
あぁ……。
私がこんな簡単に押し負けるなんて……。
私の降参を聞いて、マヒちゃんと元男の人(早く名前決めてあげなくちゃ)とりあえず離れて、私を睨むようにして見ている。
「さぁ話そうか」
「はぁ……。私の村では当たり前なのに……」
仕方なく私は自分の出身の村名と幻魔を倒せる秘密を言う。
っといっても秘密じゃないけどね。
「私の出身村は、スノウドロップ♪」
「スノウドロップ? 聞いたことが無いですぅ。あなたは?」
「俺も知らん。どこだ?」
聞き返す2人。
無理も無い。
スノウドロップは森の中にあって、人が簡単に近づけない所にある。
しかも、雪で一面が白銀に包まれているからとても景色が幻想的な世界だ。
だからこそ寒さで近づかない人もいる。
森で雪なんていったら森の中でも一番探検したくないとこだろう。
村の人はよく、遭難、凍死をしていた人を見つけていた。
「どこかな~? わかんない♪」
「はぁ!?」
「だって森の中を適当に歩いただけだもん♪」
「て、適当ってぇ……」
ホントに適当に歩いてきただけなのだ。
場所なんて、魔法を使わないと特定できない。
つまり魔法を使えばわかる。
使ってないからわからない。
まぁ村長さんにも教えるなって言われてるしね♪
必要な時以外は♪
誤字、脱字、修正点があれば指摘を。
感想や質問も待ってます。




