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ヒスティマ~ゼロ~  作者: 長谷川 レン
第一章 白銀の少女
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幻魔とうばつ♪

『ニンゲン……ミツケタ! エモノ!』


う~ん。

どうやって倒そうか。

うろたえる2人を置いて、私は一人で考える。

みたまんまを言えばこの幻魔はおそらく下の下だ。

だから簡単に倒せる。

だから考える必要が無いのだか、私としてはどうやって倒すかを考えている。

ここはドカーンと全力?

この1択ね♪

他を考えるのはめんどくさいわ♪

ということで……。


「雪は白く、白銀の世界へ誘い込む……」


歌い始める。

幻魔の方は先ほどの言葉からなにもしゃべらず、こちらの状況など知りもしないといったふうに口を大きく開けて迫ってきた。


「白銀の世界は凍結した世界……。静かなる世界……。すべてを凍結させる世界は……やがて人をも凍らせる……」

『アガッ!?』


急に動きが停まる……というよりも静止する幻魔。

幻魔自身も訳が分からないといったふうな感じだ。

私としてはそのままでいて欲しい。

だってその方が楽に倒しやすいから。

この魔法は、混乱(・・)している生命の奴ほど長く利く。

いきなり意識(・・)と声(・)以外止(・)まれば誰だって混乱状態に陥(おちい)る。

幻魔は今現在その状態ということだ。

ちなみにこの歌(・)で死ぬ事はないので心配無用♪

普段から歌っても何の問題もないのです♪

魔力を流していなくても勝手に発動するけどね♪


迷惑この上ない魔法である。


う~ん。

なんか最近私に対するコメントが本編に書いてあるような……?

にしても後ろにいる2人も固まっちゃってるみたい。

ま、いっか♪

それより今は目の前にいる蛇さんだよね♪

あれでいっか♪

身体強化魔法を使う。

全力で――。

渾身の――。



「カナちゃんパーーーーンチ♪」



「「ええええぇぇぇぇぇぇぇ!?」」


ズガァン!!


『グァァァ』


見事くりーんひぃーっと♪

幻魔の体にそれはそれは大きな風穴を開けた。


「「うそだぁぁぁぁぁ!!??」」


絶叫するお二人さん。


『ワレガ……。タダノパンチデ……』


光の粒子となって消える幻魔。

うん♪

私頑張った♪

一息ついたので後ろを見ると、2人はとっくに魔法が解けているのにいまだに動く様子がない。

目を真ん丸に開けて、口を大きく開けたまま表情を固まらせている。

なにを驚くところがあったのだろうか?

私は首を傾げて、いろいろ考えてみたがどうでもよくなったのでとりあえず……。


「マヒちゃん♪ お腹すいちゃった♪」


と元気いっぱいに言ったのであった。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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