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ヒスティマ~ゼロ~  作者: 長谷川 レン
第二章 旅の始まりと最初の国
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奴隷解放

タグを初めてつけられた……。忙しいって嫌だね(;;


「えっと、どうしたの? その表情。ってうわぁ。やっぱりこっちにたくさん幻魔いたんだぁ♪ 私の方にまったく来なかったから心配で来ちゃった♪」


 私は何となくその空気が重たいなと思って明るく言ってみる。だけどもティマちゃんやルーちゃん。あまつさえマヒちゃんまで私に反応せずにその状態で固まっている。向いている方向に誰かいるのだろうか。

 そう思って手を額に当てて遠くを覗くようにしてみるも誰もいないと思われる。


「ねぇねぇ。私を無視して固まってるなんてよほどの事があったの?」

「い、いえ……。カナ様。今さっきまでここに白銀の少年が居て、その少年がここの幻魔を根絶やしにしたのですが……心当たりはあるのです?」


 白銀の少年? ……まさかね。


「あるはずが無いわ♪ だって村の外に出るのはティマちゃんだって知っている通り初よ?」

「それは……そうなのです」


 ティマちゃんが頷いてくれる。いくら世界といえど、力が戻っていなければ私の過去まで見えているわけではないらしい。

 それにしても、これだけ幻魔を殺して言ったのなら、どうして一言ぐらい私に挨拶をしてくれなかったのだろうか。


(絶対にあいつだ……。ここに来ていたんだ……ッ)


 ティマちゃんは私の考えを読んでいなかったのか、白銀の少年が消えたらしき方向へと視線を向けたままだ。


「それじゃあみんな♪ 奴隷さん達を解放しましょ♪」

「お、おう」

「そうですぅ。早く行ってさっさと国を解放するですぅ」


 やけにマヒちゃんがやる気だ。とは思ったが、おそらく元気付けてくれているのだろう。

 さて、私はクロちゃんを使ってさっさと奥へと進みましょうか♪

 ここに彼はもういなくなってしまったのだろうからもう用は無い。いないかどうか国中を探そうと考えていたがそんな事もする必要は無くなった。


 私はさっさと人の気配のする奥の扉をバッテンに斬る。だけど扉はまったくと言っていいほど動かなかった。私はその扉の中心をちょこんと押す。すると扉は三角形の形に奥へと倒れた。どうやら斬ったはいいが早すぎて扉が動く事もなくはまっていたみたいだ。パズルのように。


 その扉を通って行くと、中にはたくさんの男の人々が白い服上下に着たままでこちらに向いていた。中には幻魔もいるからさっさと殺す。


「〈ショット〉」


 手で銃の構えをして、それから魔法を放つ。すると指先から魔力の弾丸が現れ、それが幻魔たちの脳天を撃ち抜いて行った。

 ふぅ♪ と指先に息を吹きかけた後に、他に幻魔はいないかと確認する。何処にもいないからどうやらこれで全滅らしい。後は悪魔か……。

 そんなふうに考えていると、奴隷だった男たちが不安げに見上げてくる。どうやら幻魔が死んで頭の中で整理がついていないらしい。仕方ない、ここは私が一つ……。





「さて奴隷たちだったみんな♪ 幻魔から解放してあげるから今から私の奴隷よ♪」

「「「なんでだよ(ですぅ)(なのですか)!?」」」


 ルーちゃんが拳で、マヒちゃんが鞘付きの黒剣で、ティマちゃんがハリセンで私の頭を殴った。

誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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