寝ぼすけ!!
よく晴れた天気の下で眠る少女。
正確にはかなりふかふかなベットで寝ている少女。
その付近に近づく小さな少女。
「カナ様。カナ様。もう朝なのです」
「ううん……。もうちょっとだけぇ……」
「ダメなのです。マヒ様が朝ごはんができたと言っていたのです。早くいかないと迷惑なのです」
幼さの残る少女の肩を一生懸命揺する少女は困惑した顔。
どうしても起きてくれない少女を起こすべく、揺する以外にもくすぐったり、頬をつねったりしてみたが起きない少女。
「もう少し……。むにゃむにゃ……」
「はぁ。仕方ないののです。こうなったら……」
少女は意を決し、起きない少女を仰向けにしてからベットから少し離れ、ベットに向かってちょっとダッシュし――、
「起きろなのです! この寝ぼすけ!!」
――思いっきり腹に肘入れタックルをかました。
「うぐッ!?」
苦痛に顔を歪め、お腹を抱えてプルプル震え始めた少女。
「き、今日のは……。か、かなり強め……なんだね……」
かなり良いところに入ったらしくなかなか震えが止まらない。
顔を見ると、きっと涙混じりの目になっているのだろう。
そんな中で、少女をやっと起こした少女は誇らしげに腰に手を当て、得意気にしている。
「ふふん♪ 今日は辺りどころが良かったのです。さぁカナ様。ご飯なのです。すぐに支度するのです」
「はぁい。……この起こしかた、どうにかならないかなぁ?」
「どうやっても起きないカナ様が悪いのです」
そうして寝起き少女、カナは部屋を出ていった少女、ティマが出ていくと、また再びベットにもぐ――
ガチャ――
「さ、さーて、着替えようかな♪」
致し方なく私は顔を洗って髪をとかし、着替えてから部屋を出て、朝食を食べるべく食堂に向かったのだった……。
ちなみに洗面器やらは全部部屋にありましたとさ。
もう屋敷じゃなくてホテルだよね?
知らないけど。
朝食はカラフルな料理が並ばれていて、その中でも、マイナーだが、スクランブルエッグが一番美味しかった。
口の中でとろけるような感触と、それに和をかけるようにして、ほんわりとする甘い味がしてとても美味しかった。
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