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ヒスティマ~ゼロ~  作者: 長谷川 レン
第一章 白銀の少女
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世界なのです!

「えっと……。もう一度お願いできないかな?」


マヒちゃんは再度求める。


「わかりましたです。私はヒスティマ。私は世界(ヒスティマ)であって、世界(ヒスティマ)は私なのです。ご理解頂けましたか?」


ヒスティマちゃんは確認するが、二人の反応は……、


「理解するも何も……。ク……クハハハハ!」

「面白い冗談ですぅ! こんな女の子が世界って……あはははは!」

「なぁ!? 私の事信じていないのですか!?」


全くもって信じていなかった。

そのことにヒスティマちゃんは腕を振り上げてキーと怒る。

だから私はヒスティマちゃんを抱き上げて、私の膝の上に乗っけ――


「カナ様!? あなたまで私を子供扱いするのですかぁ!?」

「だってこうしたいじゃない?」

「どんな理屈なのですか!?」


普通に母性を感じさせる彼女の容姿だから当然な理屈ね。

まぁ子供の姿は力を失ってるからみたいなんだけど。


「で、面白いジョークは終わりか?」

「ジョークじゃないのよ♪」

「はぁ……。だからこんなちんちくりんが世界とかジョークしかありえないだろ」

「む! 私はちんちくりんなんかじゃ無いです! ちゃんとヒスティマって名前があるです!」


ヒスティマが一生懸命抗議していたが、報われる事はなかった。

仕方ないので私は彼女を両手で持ち上げ――


「高い高いじゃないですよカナ様!! 子供じゃないです!!」


怒られちゃった。

喜ぶと思ったんだけどな♪


「誰が子供扱いされて喜ぶんですか!? 私をなんだと思ってるんですか!?」


よく私の考えがわかったわね……。

なんだと思ってるって?

そんなの……。


「妹癒し系♪」

「ちんちくりん」

「子供かなぁ」

「誰一人私を世界だって認識してないですか!? しかも聞いていない人まで!?」


世界とは認識してるよ~と言ってもよかったが面白くないので言わなかっただけである。

いや、「世界『とは』ってなんですか!?『とは』って!!」と返ってきたかもしれないがそれはまた別である。


「皆様がそんなこと言うならいいです! 世界の力を見せてやるですよ!」


ヒスティマちゃんが手を前へ出した。

何かするらしい彼女をみんなは黙って見守っている。

一名(カナ)は微笑ましく見守っている。


「見るです! これが世界です!」


ヒスティマちゃんが叫ぶと次の瞬間に、そこは空になっていた。

空……つまり……。

マヒちゃんとルーガちゃんは慌てた。


「!? お、おち……?」

「な、落ちねぇ!? どうなってんだ? まるで立ってるみてぇに……」

「当たり前です! これは管理魔法と言って世界を全体を見渡せる魔法なのです! 私しか使えないですよ!」


腰に手を当ててヒスティマちゃんはエッヘンとしていたので私は彼女を腕の中に抱き寄せた。

そして頭をなで――


「だから子供じゃないです!!」


怒られちゃった……。

ヒスティマは力を失っていると本編でも書いてあります。

力を取り戻すまではマスコットキャラかな……。


誤字、脱字、修正点があれば指摘を。

感想や質問も待ってます。

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