なんと豪華な食事だろう……?
カタン
テーブルに料理が並べられる。
食器にはどこかしこに金で作られた模様があり、どれも高級なものであることが一目でわかるようなものばかりだった。
その上にある料理もどれも綺麗に彩られていて、どれも見た目だけでも楽しませてくれる。
こんな風景を見せてもらえば当然、
「それなりに覚悟はしてたが……。なぁ。ここはどこだ?」
「マヒちゃんの家のはず……」
とこうなるはずだ。
家を外から見て、こうなることは分かっていたと思うがそれでも信じられなかったのだろう。
「どうしたですかぁ? 皆さん顔が面白くなってますよぉ?」
「自覚が無いのか……?」
「絶対に無いわね~♪」
「? まぁいいですぅ。料理も揃ったところですし、いただくですぅ」
どうでもいいとばかりに食べ始めるお嬢様。
回りには専属であろうメイドが見守っている。
この空間ではさすがのカナも食べにくいようで、遠慮がちに料理を口に運ぶ。
「ん♪ これおいしぃ♪」
これでも遠慮がちである。
決してもう馴れたとかではないハズである。
そしてこれがカナである。
「当たり前ですぅ! うちのシェフが作る料理は一級品ですぅ!」
「この状況でよく食べられるなぁ……」
「あ。食べにくかったですかぁ?」
そう言うとマヒは回りにいる人たちをそとに出るように言った。
さすがマヒちゃん……。
なんだかこの家のお嬢様って感じ。
実際にそうだと思うけど。
「さて、カナちゃん。いろいろと聞きたいことがあるですぅ」
「え~♪ 話すのめんどいなぁ~♪」
「話せ。この俺を巻き込むんだからな」
「お♪ やっと観念したのね~♪」
「お前らが何も聞かないし、さすがにこの姿じゃ帰るに帰れねぇ。……元に戻ったら即潰すけどな」
最後の方は何言ってるか聞こえなかったけどとりあえず観念してくれたみたい♪
さんざんこの話に対して無視しまくったからなぁ~♪
「仕方ない♪ あなたたちは神様を信じる?」
「神だぁ?」
「いきなりなんの話ですぅ?」
「いいから答えて♪」
私は真剣に問う。
これは重要な事だからだ。
「答えてって……。まぁ……なんつうの? 俺はあんまり信じてねぇなぁ」
「私もですぅ。神様がいるのだったらなぜ助けてくれないですかぁ?」
やっぱり……。
他の村や町は信じていないんだ……。
それだけじゃない。
神様は苦しんでる人を助けるものと考えているんだ……。
違う。
神様は……直接的には助けれない存在なのに……。
今だっていろんな人の手助けをしている。
だったら……。
「あなたたちに神様を見せてあげる♪」
「はぁ?」
「どう言うことですぅ?」
「いいから黙って見てなさい♪」
私は手を胸にあて――
「ホント、ペチャp」
ガスッ
ドサッ……
力なく崩れるルーガ。
ちなみに今の音は……説明しなくてもいいだろう。
「雪の花……、時の花……、そして……命の花……。今……ここに芽吹け。儚き思い……」
私は詠う。
光は飛び散り、幻想の世界を作り出す。
マヒちゃんや意識を取り戻したルーガちゃんはその幻想的な世界に思わず見惚れる。
作り出された光は踊り、弾け、また作り出される。
何度かそれが繰り返されると、いつの間にいたのか、一人の少女がこちらを見て微笑んでいる。
「誰?」
「私のことかな?」
小首を傾げる幻想的な少女。
そのしぐさは五歳ぐらいの女の子そのものだ。
蒼色の髪の毛にそでから覗かせる綺麗な肌。
五歳ぐらいに見えるのになぜだか雰囲気がそうではないと物語っている少女だった。
「しゃべった!?」
「そりゃ人なんだから喋れるだろ」
「ふふん♪ その子は人じゃないわ♪」
「「はぁ?」」
口を開ける二人。
意味がわかっていなさそうだ。
「さっき言ったじゃない♪ 神様を見せてあげるって♪」
「「はい?」」
ダメだ。
二人とも全く分かっていない……。
しょうがないか……。
初めから信じていないんだもんね。
「彼女の名前はね♪ ヒスティマって言うの♪」
「ん? どこかで聞いたことがあるような……」
「聞いていて当たり前です。私は世界であって、世界は私なのです」
少女、ヒスティマは、あどけない声で確かにそう言った……。
世界……そう。
ヒスティマだと……。
カナさんについてる神様登場~。
ツッコんではいけません。
それが私、長谷川レンの小説ですw
ヒスティマが幼女なのは次で説明が出てくると思いますよ~。
誤字、脱字、修正点があれば指摘を。
感想や質問も待ってます。




