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Cycle1? Day5 9.5 金曜日 その2 やっぱりブラックフライデーだ

Cycle1? Day5 9.5 金曜日 その2 やっぱりブラックフライデーだ


僕は怪獣の夢を見た。


実際には、それは『ウルトラセブン』最終話に出てくるキングジョーではなく、ゴース星人もウルトラセブンも見えなかった。ただ、曇った日の午後に、それだけを見た。


家で遊んでいると、巨大なのに遠くから響く音が聞こえた。不思議に思って路地を駆け出すと、赤い怪獣が小山のように地平線から現れていた。僕たちのあの小さな、平均七メートルほどの低い家並みが、波のようにうねっている。だから僕はすぐに逃げ出した。両親は仕事に出ていて、たった一台の電動バイクに乗って行ってしまった。僕は怪獣から遠ざかるように、北へ向かって走った。


僕たちの東西に伸びるあの細い路地を抜け、南北に伸びる大きな路地の突き当たりまで走ったとき、母さんが自転車で帰ってくるのが見えた。僕たちは自転車に乗って急いで逃げた。キングジョーは短い鳴き声を上げながら、北へ向かって歩いてくる。僕は顔を振り返り、北の方を見た。そこにはウルトラセブンも、他の何もいなかった。


夢の中では、ほんの瞬きの間だった。僕たちは巨大な、見たことのないホテルの前にいた。それは少なくとも四十階建てで、氷山のように夢の中に突っ込んできた。青いガラスのカーテンウォールと、白い構造柱があった。僕たちはロビーに入り、そして気づいた——すべての人がここにいる。キングジョーは外に来ていた。僕たちはガラスの壁越しに、赤い巨大な影がゆっくりとビルの横を通り過ぎるのを見た。


次の日、外地の工事現場で働いているはずの父さんも帰ってきた。僕たちはホテルの前で抱き合った。キングジョーは去った。ただし、僕たちの区県を離れただけだ。


目を開けると、王天邦がベッドのそばに座って、ズボンを穿いているところだった。彼は言った。「おお、完璧なタイミングで起きたな。早く起きろよ、もうすぐ45分だぞ。」僕は彼に言った。「お前が俺のベッドに座ってるのに、どうやって起きろっていうんだ?」すると彼は僕の言葉を変な声で繰り返し、立ち上がってズボンを引き上げた。


僕は寮のベッドから起き上がった。青い、朝の光が戸口と窓から差し込んでいる。まるで曇った日の午後の光のように。


枕元の目覚まし時計は鳴ったが、自分で止めた。手に取って電源を切ろうとすると、今日は九月五日、朝五時四十一分と表示されている。電源を切り、布団を畳み、服を着て階下へ走る。昨日と一昨日の昼のことを考えながら、今日の昼を期待して、そして手すりに掴まって、一度に七、八段の階段を飛び降りた。三階、二階、一階と離れていく。僕は教育棟へ向かって走り出し、急ぎながら学年主任が遅刻チェックをしていないか観察する。


——————それが今朝の話だ。


僕は階段を上がる。つま先だけで段の端を踏む、そのほうが静かだから。片手は指だけで手すりを掴む。手のひら全体を置いてから持ち上げると、手汗と体温でステンレスの手すりが音を立てるから……


でも、もう必要ない。ここは木製の手すりであって、十八中のようなステンレスではないと、突然思い出した。


たぶん、僕はリラックスすべきなんだ。もっと落ち着いて、もっと余裕を持って、ゆっくりと、胸を張って、風のように軽やかに上がるべきなんだ。


廊下から走る音が聞こえる。小さな革靴が、とても焦って走ってくる。それはあまり品位があるようには聞こえない……でも明らかに、僕たち高校の生徒が小さな革靴を履くはずがない。


僕は本を開き、十八中の生徒のようにうつむいて本を読みながら、ゆっくりと階段を上がる。やっぱりブラックフライデーだな、と思う。


ここにあるありふれたすべては、僕には馴染まない。僕は手すりから離れ、壁の側に寄り、階段を上がるドンという音を立てる。その音は僕の前、つまり一つ上の階、四階から聞こえる。どうやら相手は五階かそれ以上へ急いでいるらしい——なぜエレベーターに乗らないのか?おそらく相手の出発点が四階だからだろう。なぜ僕がエレベーターに乗らないのか?その理由はおそらく言うまでもない。


僕は歩調を緩め、うつむいて壁に沿って少しずつ上へ蹭っていく。そうすれば相手はおそらく、僕が四階に上がる前に五階へ着くだろう。僕たちは会わずに、僕の一方的な默契を達成できる。同時に、相手に下の足音が同級生なのか先生なのか、それとも暇で仕方ない無名の十八中の生徒なのかを知られずに済むという前提を保ちながら。


タタッという音がだんだん近づいてくる。位置は思った通りだ。このままゆっくり歩き続ければ、僕の神秘性を保てる————


「あれ?姜来……?」


その感覚はまるで、オズボーンがグリーンゴブリンだと見破られた時のようだ。


——————


高速道路の標識が後ろへ流れていく。あとで本を読む時間はあるだろうか?と自問する。頭を後ろに預け、本革のシートヘッドレストに枕を当てる。目を閉じ、そっと息を吐く。ああ————


本当に疲れた。


夜更かししすぎた。いや、お茶を飲みすぎた。


細い眉がわずかにひそむ。少し休もう。エアコンの風が髪の毛を揺らし、それがひんやりと両側と額で揺れる。まるでマッサージのように。眉の下の筋肉が徐々にほぐれていくのを感じる。


近似解はどこまでやったっけ?


いや……もうすぐ小テストだ。小テストがどこまで範囲かちゃんと考えないと……


ふぅ……


上着が快適に腕から滑り落ち、少し冷たい衣服が温かい肌を包む。車は時折軽く揺れ、タイヤが隙間を碾く軽く緩やかなゴトンという音を立てる。頭は車のフロントに置かれた小さな人形のように揺れる。


ああ……どうせ全部できるし……


近似。近似……崩して……崩して……


ふぅ……


すべてが静かになった。呉おばさんはバックミラーをちらりと見て、蘇商辰が目を閉じて、車の揺れに合わせて体を揺らしているのを見る。彼女は時間を確認する。お嬢様が言っていた四時半まではまだ時間がある。しかし今はまだ全体の三分の一しか進んでいない。


彼女はバックミラーの中の少女を少し胸痛む思いで見る。学校の近くに小さなマンションを借りてあげればいいのに。なのになぜか彼女は立沙区のあの小さな家に住むことにこだわる。ボルボXC90は穏やかに走り、余計な音を一切立てない。それが後部座席で眠る少女を起こさないか、彼女はさらに心配になる。


シルバーグレーの車はやがてガードレールの区間を抜け、二三メートルの高さのガードレールに遮られていた日差しが再び車体を照らす。光の点が前から後ろへ流れていく。実はこれくらいなら大丈夫で、少女をわずかに眉をひそめさせるだけで、目を覚まさせるには至らない。ただし橋に差し掛かるとお手上げだ。


……


ああ、気持ちいい。


蘇商辰はそう思った。


それから彼女はため息をつき、ドアを開け、呉おばさんに別れを告げた。彼女は急いで赤い建物へ向かって走り、ちょうど乗ろうとしていたエレベーターに間に合った。蘇商辰はほっとする。スマホを開いて時間を確認し、もう片方の手で探りながらエレベーターのドアを押す。


うーん——まだ前半章くらいだったっけ?試験範囲は前の一章とこの半分……


チン。


エレベーターが止まった。四時二十七分——!?


でも大丈夫、三分あれば確実に教室に入れる。


彼女はリュックを背負い直し、慣れた足取りでオープンな廊下の木製の手すりに沿って歩いていく。二つの曲がり角を曲がれば、窕窈たちのサークル活動室に着く……


サークル活動室……?


B3-26号教室じゃないの?


あ?


彼女はたちまちエレベーターの方へ走り出し、階段を下りたほうが速いと気づいてさらに速く走った。彼女の足音がトントントンと廊下に響く。彼女はもう品位や優雅さなど考える余裕はない——


——でも、私、本当に考えたことあった?


ああもう、そんな話は後で後で!とにかく三階に早く下りればいい!よしよし、もうすぐ——


「あれ?姜来……?」


「あ——部長。」


その男子生徒はそう私に言った。


でもそれよりも明らかに重要なのは彼ではない——もっと重要なのは、あと一分で試験が始まるということだ。


「あ!すみません、通してください!」


私は彼に言った。ごめんね、挨拶している時間がないの。今、本当に本当に大事な用事があるの!


私は大きく足を踏み出して階段を下りた。男の子の姿が消え、それから私は教室へ走った。


間に合う……はずだよね?


大丈夫だよね……?


大丈夫!絶対大丈夫!

【注釈】パンドン(庞顿)


『ウルトラセブン』第48話「史上最大の侵略 前編」、第49話「史上最大の侵略 後編」(1968年9月1日・8日放送)に登場する双頭怪獣。身長40メートル、体重1万5,000トン。ゴース星人が箱型の輸送船で地球に運んだ侵略怪獣であり、二つの頭の口からそれぞれ火を噴く。それ自体の実力は強くなく、ウルトラセブンがエネルギーを使い果たしていたために戦闘で優勢に立ったに過ぎない。グリーンゴブリン(绿魔)


マーベル・コミック刊行のアメリカン・コミックス『スパイダーマン』などに登場する架空の犯罪者(スーパーヴィラン)。初登場は『アメイジング・スパイダーマン』第14号(1964年7月)。初代グリーンゴブリンの正体は、巨大軍需企業「オズコープ(Oscorp)」の社長であるノーマン・オズボーン。

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