Cycle1? Day5 9.5 金曜日 その3 肝心な決断の時
Cycle1? Day5 9.5 金曜日 その3 肝心な決断の時
僕は背を向けて、主人公みたいに手すりに寄りかかり、両手を自然に両側に添えてみる。でもそうすると、視界に屋上の床と階段室が大きく入ってしまう。だから中途半端な姿勢で固まって、そのほうがもっと変に見えると気づいて、また元に戻った。
仕方なく、前を向くしかない。
実は、両手を手すりについて腰をかがめる形も試せる。これもなかなか主人公っぽい。あの憂鬱系の主人公、少し長めの乱れた髪で目を半分隠し、他人との軋轢で陰鬱に屋上へ来た——たぶんそんな姿勢だ。
やめとこう。
仕方なく、きちんと背筋を伸ばし、両手を手すりに添えて、野心的な若き将軍のふりをする。でも、高校生の服を着て高みに来た将軍なんて、これまで一人もいなかった。
だから僕の肩はまた落ちていく。僕はいつも、適切な姿勢が見つけられない。夜、寝るときもそうだ。寝返りばかり打って、窈窕淑女にも出会えず、君子でもなければ好逑でもない。唯一求めて得られないのは、たぶん総点が低すぎることだ。僕はいつもこうだ。
僕はいつも、腹の中に不満を溜めている。誰かに打ち明けたいのに、今、屋上の縁で白い雲が少しずつ空の果てから滑り落ちていくのを見ている。それは僕のすべてのネガティブな言葉が、少しずつ心から離れ、体の別の場所へと移っていくようだ。今は午後で、僕は何をすればいいのかわからない。深く息を吸うと、遠くの暗い雲が姿を見せ、また強い風に追い払われて、本来属していない空から離れていく。暗い雲は去っていく。北へ向かって、青い屋根の工場と、青い屋根の僕の家を通り過ぎ、ぬかるんだ道とひび割れたコンクリートの道に影を落とす。その色はいつも、水辺の石の地面に接した陰の面と調和している。それは重く呼吸し、不格好に、人をうんざりさせる呼吸音を立てる。僕と同じだ。そしてたぶん雨粒が落ちてくる。混み合った空気の中で、歓迎されない奴になり、石を濡らし、葉を濡らす。石の濡れた面がその陰の面と同じ色になるまで、葉の濡れた面が疲れたように垂れ下がるまで、天地が苛立つまで。
千里離れたここは、永遠に晴れだ。
そして僕は、ごくわずかな涙を目の端に均一に塗り広げる。僕はいつもこうだ。理由もなく、どうでもいいような感傷を漏らす。僕はただ、家にある黒い点のある床タイルと、床に落ちてインクが出なくなった新しいペン芯のことを考えている。
今日、僕は何もしていない。母さんに電話もしていない。
よくない。
タ、タ、タ。
これは本当にまずい。
タ、タ、タ。
僕は呼吸を整え、本を読み始める。
タ、タ、タ、タ。
トントン。
足音が止まった。どうやら、なぜか上ってきた誰かが来たらしい。どうかこの見知らぬ人が僕に話しかけませんように。
「……姜来?」
「……部長。」
僕はそう言う。小さな革靴の音が僕に近づき、僕の左側で止まる。
何を言えばいいんだ?なんで昼、屋上に来なかったのか聞くのか?ここで復習してるって言うのか?ちょっと見に来ただけだって言うのか?実はここでこっそり泣いてたって言うのか?クマのプーさんみたいに空き缶を抱えて蜂蜜を待ってるだけだって言うのか?ただここでこっそり寝たかっただけだって言うのか?実は自分は、平凡な生活と大して良くない運命に泣き言を言う怨婦なんだって言うのか?自分はまったく――
「え……姜来?どうしたの?」
僕は何でもない。ただ、そっちで僕の横顔を見ないでほしいだけだ。この中の下の顔、見ても仕方ないだろう。
「別に。ちょっと見に来ただけ。君は何しに?」
「あ、私?――私は……物を取りに。えっと――斉梓がノートをここに忘れてね、電話で取りに行くように言われて。」
「……ああ。」
「あ、ははは。」
……「取ってくるね?」と彼女が言う。
「うん。」
―――――――――
本当に高飛車だな。
何だお前は、後ろの席の窓際に座るクールキャラ設定かよ?
僕は心の中で悪態をつく。
しかもお前、別にかっこよくないし。
僕は彼の横顔を見る。目の周りに少し涙の跡がある。
……失恋したのか?
こんな性格でこんな顔の奴がよく彼女作れたな?相手は猟奇的な趣味か?
おい、泣くなら別の場所でやってくれよ。
僕だって泣きたいんだよ。
急いで走って試験に間に合わなくて、結局遅刻して叱られて、落ち込んで答案を書いて、愛想笑いで先生に提出して、ドアを出たらバカな斉梓から電話がかかってきて、また何階も階段を上って物を取りに来て、そしたら見ず知らずの奴がこっそり泣いてて、慰めないのは冷たいし、慰めたら余計なシグナルと誤解されるし、ごめんだけど私たち本当にそんなに親しくないし、本当にお前に絡まれたくないんだよ……
くそ、僕だって泣きたいんだよ。
ごめん、悪口を言うべきじゃなかった。だってお前、泣いてるんだから。
……え。待てよ。
まさか、僕のせいか?
……まさか、な。
まさか、僕が昼に屋上にいなかったから、空振りして泣いたとか?
お前、僕より二、三歳上だろ?成人してるだろ?
……まさか、な。
僕はノートを取る。間違いない、ピンクの背表紙に青い表紙、確かに斉梓のだ。忘れっぽいバカ。
「えっと……」僕は口を開いてみる。「君……僕、今日の昼は用事があって、学校に来なかった。それに僕は国際部で、ただ暇だからたまたま高考模擬を体験してるだけ——さっき小テストに急いでて、君に挨拶するの忘れてた。ごめんね。」
僕はついでに髪をいじる。これでいいか?これで僕とは関係ないだろ?
「あ……わかった。……実はさっきも挨拶したよね。」
よかった、わかってくれたんだ。
感動して泣きそうだ。見逃してくれてありがとう。ありがとう。本当にありがとう。
帰してくれ。僕はもう行く。
僕のせいじゃなくてよかった。君が泣いたのが僕のせいじゃなくて本当によかった。じゃあなんで泣いたんだ?
「……なんで泣いたの?」
「え?」
え?
言った?
え?
なんで聞いたんだ?
どうしてこの話を思い出したんだ?どうしてこんなにすらすらと言葉が出たんだ?どうしたんだ僕?
今日はどうしてこんなに内心の芝居が豊富なんだ?君は僕の何かの天敵か?どうして君に会うと僕はおかしくなるんだ?
頼む。
頼むから、これを何か重大な決定的な瞬間だと思って、僕たちの間に何か物語が生まれるなんて思わないでくれ。
本当に頼むよ、お兄さん。
――――――――――
「……なんで泣いたの?」
なんで泣いたんだろう。
泣いてないよ。ただ風が目に入っただけ。
そう伝えよう。
そう伝えよう。
それとも、あのことじゃないよ、心配しないで、ただちょっとプレッシャーが大きいだけって言おうか。
そう伝えるのか?
そう伝えるのか?
選べよ、姜来。
これは重大な決定的瞬間か?違う。これはただの彼女の単純な気遣いだ。最も基本的な社交マナー、君にはどうしても身につかないあれだ。
そうだ。
泣いてないよ。ただ風が目に入っただけだ。
「あのことじゃないよ。心配しないで。ただ僕、プレッシャーが大きすぎて。」
風が口に入ったって言えるか?
「……は?」彼女は少し驚いた。そうだよな、どんな人間がこんなこと言うんだ。
本当に言ってしまった。今から飛び降りたら間に合うか。
「あ……はは……」僕は乾いた笑いを漏らす。「えっと……大丈夫。僕たちみたいな高校はこうなんだよ……は、はは。」
「あ——わかるわかる、理解した——」
そして沈黙。
まだ行かないのか?
本当に僕が飛び降りるところを見たいのか?
……
今、二人は奇妙に沈黙し、気まずい空気が流れている。
「えっと、あの……」
茶色い瞳の少女は右のつま先で地面を軽く叩く。小さな革靴がトントンと音を立てる。「じゃあ……あなたたちは今、どこまで進んでるの?」
「え?」
「復習。高三ってみんなそうだと聞いたけど——そうか、あなたたちは模擬試験に来たんだ。」
少女は言う。そして自然に手すりに背を預け、髪も静かに風に乗って徐々に舞い上がる。
「あ——模擬試験はもうすぐ終わりです。」
「あ!——もうすぐ終わりなの?」
「うん。今日が最後の日で。あと歴史が一つ残ってるだけです。」
「そっか。えっと、何時から?」
「……ご、五時二十?」
「うん……今、五時過ぎだね。」
白い制服を着た男子生徒は、まるで恩赦を受けたかのように、簡単に別れを告げて階下へ走り去った。
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【注釈】
窈窕淑女:『詩経』の一節「窈窕淑女、君子好逑」から。美しく淑やかな女性、君子の良き伴侶を意味する。
クマのプーさん:A.A.ミルンの児童小説『クマのプーさん』の主人公。
国際部:景明中学の国際部。海外大学進学を目指すコース。蘇商辰はここに所属している。
高考模擬:中国の大学入試「高考」の模擬試験。景明と十八中の合同で実施された。
怨婦:中国語で、夫に捨てられた寂しい女性、あるいは不平不満ばかり言う女性を指す。




