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Cycle1? Day3 9.3 水曜日 模擬試験其の一(2)

Cycle1? Day3 9.3 水曜日 模擬試験其の一(2)


実を言うと、包装を破いたその瞬間、蘇商辰はもう後悔していた。やはり自分は原理主義者だったらしい。


でも、前に食べた時は何も感じなかったのに……。彼女はパラソルの下に座って、青空を一目見る。一点の曇りもなく混じりけのない空が、はるか彼方まで無限に広がっている。仁光楼は中学全体で一番高い建物で、その屋上に立てば、澄み切って静かな雰囲気しか感じられない。それに比べると、マロンクリームをベースにラム酒とバニラの生クリームを合わせたモンブランは、やっぱり複雑すぎる。


それに、もう秋じゃないか。


ああ……やっぱり秋栗味が欲しかったなあ。彼女は悔しそうに考え、思わず目を伏せてしまい、全身から落胆の色が漂い出る。


朝のうちにちゃんと考えておくべきだった。いや、そもそも、これって詰まるところ窕窈たちがさっさと逃げ出したからじゃないか。あの二人は京都に行く約束をしていて、この模擬試験の間は授業がないのを利用して休みを取ってさっさと旅行に出かけちゃったし、静晩はまた図書館にこもりきりで……。


彼女は腹立たしげにキットカットの包装を完全に破り捨てた。もし四人が集まっていたら、モンブランのあの複合的な味わいも、賑やかさの中に包み込まれて、こんな風にはならなかったはずなのに……。蘇商辰は少し考えたが、やはりそれを食べる準備はできなかった。彼女は水筒を取り出し、中のお茶を注ぐ。うん、よし、これで準備万端だ!彼女はまた少し考えた。どうせ他に誰もいないんだし、わざわざ割ってから食べる必要なんてある――


あれ?ちょっと待って。


私……今朝……


お弁当、持ったっけ?!


彼女はチョコレートバーをくわえたまま小さなランドセルをひっくり返して探す。ない!それじゃあ、もう一つのバッグは?あのお弁当バッグに、その時ちゃんとお弁当を入れたのか、入れたのか……


入れたのか……


い…れ…た…の…か……?


チョコレートバーをくわえた蘇商辰は、その瞬間、ふと場違いな何かが視界の端に現れたのに気づいた。


学生だ。


ああ、同学年なら別にどうってことないな。


――十八中の生徒だ。


ああ、目の見えないふりをして挨拶しなければいいだけのことだ。


――一度だけ顔を合わせたことがある。


よし、逃げよう。


蘇商辰が呆然としている数秒の間に、相手はもう振り返ってしまっていた。


「あの……」


「うっ……」


彼女はそのキットカットをくわえたまま、生まれて初めて、父さんが母さんにタバコを吸っているのを見つかった時の気持ちを理解した。


「あ、あの……えっと、hello?」


その男子生徒は何かを持って、バツが悪そうな顔で挨拶した。


蘇商辰は思わず奥歯を噛み締める。


ガリッ。


そのモンブラン味のキットカットは、持ち主の意図せぬままに噛み切られ、地面に落ち、またカツンと音を立てた。


その瞬間、彼女はかなり冷静だった。


終わった。


「うん、hello hello。」


爆ぜろ、現実。


彼女は深く頭を垂れ、分厚い前髪が垂れ下がって彼女の顔の半分を覆い隠す。


深呼吸。


彼女は思わず手を上げて顔を覆おうとした。しかし、その動作があまりにもあからさまだったので、手を止める。けれども、手は空中で止まったままだ。それなら、ちょうどいい、あのキットカットを拾おうか。彼女はまた手を止めた。座ったまま拾う?腰をかがめて拾う?しゃがみこんで拾う?ティッシュで包んで拾う?立ち上がって、何食わぬ顔で二歩歩いて蹴飛ばす――


もう拾わない。


空中で止まっていた右手は、何の不自然さもなくティーカップを取り、唇へと運んでほんのひと口を含み、空中で止まっていた左手は、これまた何の不自然さもなく、あるはずのない乱れた髪を整えるべく、全く乱れのない長い髪へとそっと手をやり、その後優雅に、きちんと揃えた膝の上の、スカートを押さえる位置へと置いた。


素晴らしい。さすがは冷莘(レンシン)だ。


私の心と同じくらい冷たいんだから。


彼女はそっとまぶたを伏せ、ティーカップを置くと、バッグの中から長いこと行方不明だった木製の重箱を取り出し、それを丸ごと黒い鉄製の小さな丸テーブルの上に置き、一段を開けてテーブルに並べる。お箸が入った小さなケースも一緒に取り出されていた。


素晴らしい。見つかったじゃないの。


拾う拾う拾わない拾う拾う拾わない拾う拾わない拾う拾う拾わない拾う拾わない拾う拾わない拾う拾わない――


彼女はきっぱりと一枚のティッシュを抜き取ると、平静な顔色のまま、視線の端だけで様子を窺う。


拾うべき?拾うべき?拾うべき?拾うべき?拾うべき?拾うべき?拾うべき?拾うべき?――


優雅にそれで箸を拭く。


――まだ使ってなかったじゃない、私。


彼女は箸を置き、ティッシュを持って立ち上がった。


そう。ゴミを捨てに行くのよ。


途中で、折れたキットカットのそばを通りかかった時、彼女は淡々としゃがみ込み、空いている方の手でスカートを押さえ、もう片方の手でティッシュ越しにチョコレートバーをつまみ上げた。そして優美に立ち上がり、ゴミ箱へと歩み寄ると、それをそっと中へと落とした。


「――こっちに来て、一緒に座らない?」


蘇商辰は言った。


「ええ?……ああ、うん。」


本気で承諾した?!


その男子生徒はゆっくりとテーブルの反対側まで歩いてくると、提げていた物をそっとその上に置き、掛け紐を解いて中から弁当とミネラルウォーターを取り出した。彼は少し迷った後、水のペットボトルをテーブルの上に置いてビニール袋を押さえつけ、弁当箱を持ち上げて、蓋を開けるとその蓋をまた箱の下に敷いて持った。


深呼吸。


落ち着け、私、落ち着くのよ。


彼女はほんの少し息を吐き出し、ようやく心を落ち着けた。そして、できるだけ早く食べ終えて立ち去ろうと決める。彼女はしばし心の中で思案し、自分からは話題を振らないでおくことにした。


彼女はついに自分のお弁当に目を向ける。呉姨(ウー・イー)さんが、おにぎりを二つ用意してくれていた。彼女はクッキングシートの端をつまんでおにぎりを持ち上げ、その角を一口かじる。塩の粒がすぐに口の中で溶け、ゴマが噛み砕かれると香ばしさが流れ出る。塩おにぎりだ。


やっと、一つ良いことがあった。


彼女は嬉しそうに咀嚼しながら、今度はもう一つの角に、さっきよりも大きめにかぶりつく。それから、重箱の二段目から指二本分ほどの幅の海苔を取り出し、そっとおにぎりの欠けた部分を包む。これでもうクッキングシートとはおさらばだ。長いこと待っていた塩焼き鮭が、ついにお箸でつまみ上げられ、唇へと運ばれる。


うん。味はいつも通りだ。


よし、これでようやく、何かが正常に戻った。次は甘い厚焼き卵、ブロッコリーの小房を一つ、そして緑茶を一口。素晴らしい。いいわ。この調子でリズムを保って、急いで――


「……そっちの学校って、すごく広いんだな。」


男子生徒が感慨深げに言った。


何よ。あんたって、てっきりそういう、みんなから遠ざけられてる陰キャで、だから口もきけないたちなのかと思ってたのに。


「ああ――そんなに広いってわけでもないよ。ただ、デザインのせいでそう見えるだけかもね。そっちの学校はどうなの?聞いた話だと、川があるんだって?」


「ああ……あんまり広くはないかな。まだキャンパスをちゃんと全部回ったこともないし。その川ってのは、実際にはもうドブ川っていうか、汚水を流すだけの溝だよ。」


やっぱり陰キャだ。


「あはは――そうそう、わかってるわかってる。」


よし、さっさと食べ終えて逃げ出そう。


しかし、その男子生徒の弁当のにおいが漂ってきた。蘇商辰は別に普通の弁当が嫌いなわけではない。ただ、この強烈な炒め物のにおいが、元々薄味の自分のお弁当の風味を完全に覆い隠してしまい、彼女の味わおうという気持ちを削いでしまった。


それも悪くない。その方が早く食べ終えられる。


清茶をもう一口含むと、別のことが彼女の胸の中で湧き上がってくる。それは九月一日の午前に起きた出来事、月曜日、つまり一昨日のことだ。


「……ええと――あんた、学校の何組なの?」


「ああ、32組。」


「本当にそんなにたくさんクラスがあるんだね……ああ、あんたのクラスに、斉梓(チー・ズー)って子、いるでしょ?」


「――いるよ。」


あの子、本当に私に嘘をついてなかったんだ。と蘇商辰は考える。それは月曜の朝、彼女が謎のアジトに向かおうとしている時に出会ったあの女の子のことだ――――――――


「――ごめんください?」


突然、誰かが階段を上がろうとする蘇商辰に声をかけてきた。


「あの――この上って、あの[視界線外]の活動室ですか?」


ああ。


まさか、この名前が、あろうことか自分でつけたものだったなんて。


「ええ……そうよ。あなたは?」


「ああ、私は[~明日の手前~]です。[AAA水道修理電気溶接シャッター扉の厳(ラオ・イエン)]さんの紹介でこちらに――」


「はいはい、わかった。」


蘇商辰はため息をつき、階段を上がって行った。


「……下で何してるのよ。上がってらっしゃい、明日の手前。」


その女の子は、すぐにトントントンと階段を駆け上がってきた。


蘇商辰はこの女の子を観察する。ショートカットに黒い目。白くて大きな上着を着ているが、下半身はああいうジャージの制服のズボンで、色は青だ。


「ええと、斉梓っていいます。」


その女の子は少し緊張した面持ちで彼女を見る。蘇商辰は仕方なく髪をかきむしり、ソファの方を指さした。「蘇商辰よ。座って。厳叔父さん(ラオ・イエン)の紹介でここに来たの?」


「はい。」


斉梓はソファに座り、周囲を見回す。


「あなた、中学生?」蘇商辰はお茶を淹れ、彼女の前に置く。


「いえいえ、高三です。」


「あら――私と一緒――あの十八中の生徒でしょ?」


「はい……そちらは、景明の方ですよね?」


「え?」蘇商辰はお茶を注ぐ手を止めた。「なんでわかったの?景明ってここからすごく遠いと思うし、それにそんなに有名ってわけでもないのに。」


「実は、私、高一の時はあっちに通ってたんです。それで、十八中に転校してきたんです。」


「ああ……」


蘇商辰は得心が言って頷いた。「私のハンドルネーム、知ってる?厳叔父さんにメンバーのことは聞いてる?」


「はい、あなたは[熬夜決勝戦退役選手18号]です。」


ああ、そうだった。


「わかったわ。うん、十八中での生活ってどう?私が景明で聞いてる限りじゃ、まるで地獄みたいだけど……」


二人はしばらく話し込み、すぐに初対面とは思えぬ打ち解けようだった。蘇商辰は一方で斉梓の口から語られる生活に驚きつつも、彼女のために場所を片付けていた。


[視界線外]。これは天文愛好家のサークルだ。ただし実際には、たった四人だけの小さなサークルに過ぎない。[星野天]こそが正式な天文愛好家の組織で、それも国内最大級にして国際的にも有名な、非公式の天文愛好家組織なのだ。この四人はみな、その一員だった。一度の偶然がきっかけで交わりを持ち、そしてなんと同じ都市に住んでいることを発見し、そこからさらにこの小さなサークルを立ち上げたのだ。アジトは、この中で最も大人の、厳建華(イエン・ジエンフア)の倉庫である。


「[明日の手前]。」


「え?商辰姉さん、何の明日のま――


はい!」


こんなに力強い返事が聞こえてきて、蘇商辰は満足そうに頷く。「よく聞いて、小梓(シャオズー)」彼女は腰に手を当てる。「今や、お前は[視界線外]がどれほど重大な責務を背負っているか、わかったな!」


「わかりました!」


「よし!では!これに向かって」蘇商辰は部屋の隅の暗い青色のビニールシートをまくり上げ、中にあるそのコンピューターを指し示す。「啓天M4600、これに向かって、我々が負うべき責任を宣言するのだ!」


「はい!わ、私は宣誓します。[視界線外]の成員として、繭――繭を、を――つ――」


「[繭の部屋計画]の責任を担うことを!」


「[繭の部屋計画]の責任を担います!絶対に秘密を漏らさず、絶対に裏切らず、絶対に誰一人として見捨てず、必ずや計画を実現します!」


斉梓はそう声高らかに言い放つ。その目は潤み、今にも泣き出してしまいそうに見える。


どうやら本心からのようだ。


蘇商辰は満足してため息をついた。前回こんなに興奮したのは、まだはるか昔の中学時代、基地の設営を始めたばかりの、初二のあの年だった。


なんでそんな遠くまで遡るのかって?だって、そのすぐ後に、彼女は悟りの境地を開いてしまったからだ。


「あの、商辰姉さん?」


「ん?どうしたの?」


「あの――繭の部屋計画って、何ですか?」


「ああああ――そのことね」彼女はビニールシートをまたコンピューターの上に掛けると、「実はね、これ、新しいやつなの。昨日の晩に臨時で始まったばかりで、恒星の位置がおかしいって発見したのよ。」


「位置がおかしい?」


「そう。今日の朝、零時過ぎくらいのことよ。それで明け方の二時半まで討論してね、小周垣(シャオ・ジョウユエン)が学校があるからって中断したの。」


「――それで、何なんですか?」


「ええとね、つまり、あの星たちが予想よりもずっと大きく移動してるってこと。でも、大したことじゃないし、どうでもいいんだ。だって、その後で望遠鏡の調整が間違ってただけだってわかったんだから。」


蘇商辰は肩をすくめる。「小周が厨二病を発揮してね、俺たちは未曾有の時空システムに遭遇したんだって思い込んじゃって、それでこんな名前をつけたってわけ。」


斉梓は何かを考え込むように頷いた――――――――


蘇商辰は何かを考え込むように頷いた。


「どうしたの?」


「ん?別に。彼女のこと、知ってるの?」


「うん、だって――同じクラスだしね。でもただ知ってるだけだよ。そっちは彼女と友達なの?」


「ああ、私たち、同じサークルなんだ。」


「……同じサークル?」男子生徒の声は困惑を帯び、その視線は彼女の襟元に付いている、小さな望遠鏡の徽章に集中していた。「……それって、天文関係なのか?」


「ええ。私たち、オフラインの趣味のサークルなの。彼女、一昨日入ったばかりよ。」


「ああ……」男子生徒は短く応じる。そうだ、彼と彼女の間には確かに、話題になるようなものがほとんどない。唯一話ができるのは、斉梓というこの女の子のことくらいだった。しかし、あいにくにも彼と斉梓はただのクラスメートの関係に過ぎないのだ。


会話が終わろうとしている。蘇商辰は思った。


二人はしばしの沈黙に落ち込み、蘇商辰はこの沈黙を利用して素早く戦闘を終結させる。お弁当を片付けて、立ち上がる。


「ごめんなさいね、私、もう先に行くわ。じゃあね。」


「あの――あの天文サークルに、僕も入れますか?」


「は?」


「だから……だからそのサークルに――」


「いいわよ。もちろん構わないけど。でも、あんた天文の方面って詳しいの?」


「僕は……」


男子生徒がためらいがちに言うと、蘇商辰は腕時計を一目見た。「ちょっと時間が押してるわね。戻ってからまたにしましょう。斉梓に聞いてみるといいわ。あんたたち、同じクラスなんでしょ?」


彼女はこう言い終えると、くるりと向きを変えて階段を降りていった。明日は絶対に、屋上に食べになんか来ない。彼女は心の中で思った。


明日は、絶対にもう来ない。


あの男子生徒が戻った後、どうするかは彼の問題であり、彼女には全く関係ない。彼らの関係は、この三日間、顔を合わせれば挨拶をする程度のものだけに限られる。ここまでだ。


蘇商辰は従容として屋上を後にし、自分のリズムの中へと戻っていく。これからすぐ、数学に備えなきゃいけないし、それに昼寝もしておかなくちゃ……


どうせ、もう関係はきっぱり断ったのだ。

十八中の時間割


朝5:45 教室到着(必須)。朝読書開始。


6:45 朝食開始。


7:00 二回目の朝読書開始。


7:50 朝読書終了。


(朝読書=集団で暗記するための時間。中国の学生は音読によって記憶する方法をよく使い、学校側もこの方法を推奨している。そのため、中国の学校ではクラス間で朝読書の声の大きさを競い合うこともしばしばある。)


8:00 一限目開始。


8:40 一限目終了。8:40〜8:50は休憩時間。


8:50 二限目開始。9:30 二限目終了。体操時間へ。


(体操=授業の合間に行う身体を鍛える体操。生徒は非常に長時間にわたって座り続けて勉強するため、体操は極めて重視されている。ただし、試験のプレッシャーによって体操の時間が中止されることも多い。)


9:30〜10:10 体操。


10:20 三限目開始。


11:00 三限目終了。10分休憩。


11:20 四限目開始。12:00 四限目終了。


12:00 同時に昼食時間開始。12:15 食事時間終了。教室に戻り、昼の自習。


12:40 昼の自習終了。宿舍に戻り、昼休み。


13:50 五限目開始。


14:35 五限目終了。休憩。


14:45 六限目開始。


15:25 六限目終了。目の体操開始(5分)。終了後、休憩。


15:40 七限目開始。


16:25 七限目終了。休憩。


16:35 一回目の自習開始(正規の授業に変更されることが多い)。


17:20 一回目の自習終了。休憩。


17:30 二回目の自習開始。


18:10 夕食時間開始。


18:25 八限目開始。


19:10 八限目終了。休憩。


19:20 九限目開始。


20:00 九限目終了。休憩。


20:10 夜の一回目の自習開始。


20:50 夜の一回目の自習終了。休憩。


21:00 夜の二回目の自習開始。


22:00 夜の二回目の自習終了。宿舍に戻る。


22:15 宿舍の強制就寝時間。この時間以降、明かりをつけること、会話、歩き回ること、トイレに行くことなどは禁止。許されるのは寝ること、またはベッドに横になることだけ。

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